「 阿美族民俗中心 」
9月9日
羅東駅から台湾鉄道・特急自強號に乗り、太平洋沿いの風光明媚な東台湾地方を南に進むこと3時間。
台東駅までやって来た。
さらに台東駅からマイクロバスに乗り替え1時間。
着いたところが阿美族民俗中心だ。
ここは台湾の原住民族の中で最大人数を誇る阿美族のカルチュアルセンターなのである。伝統家屋が並び、円形場の奥のステージで阿美族の伝統楽器の演奏が14時から観られると言うので民族研究室室長・ナオキーズ!は楽しみにやって来たのである。
が、見たところお客さんが皆無なのだ。まぁ、敷地が広いしショーの始まる時間までまだあと1時間半あるしそのうちお客さんも増えてくるのだろう。
1時間半も時間を潰せない気がしてきた・・・・
今日はお休みなんじゃないかとも思ったがそうではないとのこと。職員もちらほらいるようだしお客もちらほらはいる。しかしみんな自家用車で来園し、遊客中心っていう展示館みたいなのをひと通り観て帰ってるようなんだが・・・・?
阿美族のショーは10人以上いないと中止になるという情報を得てるのだが絶対にそんなにお客さんいない! どうしてもショーを観たいぞって奴は俺しかいないって気が思いっきりする!!
帰りのバスの時間は13時40分と15時40分。このまま中止で観れないのなら13時40分のバスに乗って台東駅まで戻り、今日の予定を変更して台東駅から大麻里駅まで南下。そこにはパイワン族の村の集落があると言うのでそこへ行くのものアリなのではないか?と頭によぎる。だが行動できる時間はぎりぎりだ。
とりあえず遊客中心の展示館に入るが、民族関係の展示ではなく美術館的なイベントホールだった。
ここの職員も今日ショーは行われると言っている
調整中につきご使用になれません的アトラクションしかなくツマラン
途方に暮れるシャドー・ザ・ナオキーズ!
台湾は至る所に水&湯の給水器が置いてあるので飲み物代がかからない
と言っても自販機もあり20元(70円)で購入可
こういうのが観たいだけなのだが
せめて写真でも思い出に残せたらなって・・・・
民族ってば人気ねぇのかな。。。
あれっ!? おまっ!!!
結局、今日はショーをやるというスタッフさんの言葉を信じてこのまま居残り14時からの阿美族のショーを観る事にした。なんたってせっかくここまで来たんだし、お客さえ集まれば観れるんだからな。
なのでそろそろ時間15分前なので会場へ向かうことにしよう。
ショーは1時間もやるんかい タノシミダナァ
阿美族の竹製の祝砲
ステージ立派やん!
14時になりワレひとり・・・・
阿美族の人達もショーやるよって割りに14時になっても始まる様子がないし俺一人でもやってるくれるつもりで言ってるのか、もうちょっと待って人数が集まったら始めるのか分からないままずっと待ってたんだけども、黄色い観光バスが停まりそこからワラワラと中国人ツアー客が降りてきてすべてを悟ったよ。
なるほど。この人達を待ってたのね。生まれて初めて中国人ツアー客に好感を持った瞬間だった。
阿美族の竹製の打楽器はKakeng(カックン)という名前で、太さと大きさを合わせてひとつの楽器を作り、それぞれが高音から低音までカバーしてる万能打楽器だ。他にも鼻笛や口琴、横笛にパンパイプ、シャカシャカとかジェンベも加えて歌ありの曲や、リズムのみの演奏もあり本当にショーを観ることが出来て良かった。
さらにうれしいことに中国人の何人かと俺(外国人はひとりだけ)がステージに呼ばれてカックン演奏に参加させてくれたのだ。俺は一番低音の大(ター)カックンというバスドラみたいな役割の打楽器。貴重な体験に感無量で御座いましたです。
結果良ければすべて良し
阿美族民俗中心、なんといってもショーが観れただけでなく参加までさせてもらい良い思い出となりましたな。すごく満足したので残ってて良かったしここまで来て阿美族の文化に少しでも触れられて本当に良かった。あと、阿美族のオネーチャンたちが美人揃いっていう事実も判明してテンションも上がってます。
本日は台東駅周辺の民泊ドミトリーに宿泊なのだが、新市街なので周辺に夜市が無い。なのでバスで30分ほどの旧市街へ出向き、台東観光夜市で腹ごしらえだ。
驚愕の事実発覚 夜市が廃れていた・・・・
夜市の通りの端っこに40年の老舗の屋台発見 そして大当たり
米糕(ミーガオ)というカップ蒸しおこわと薬燉排骨湯という薬膳肉スープ
優しいお味の鶏肉飯と鶏だしスープ まさかの米&湯の連チャンディナー
台湾2日目も民族ショーと美味い台湾飯にありつけたので大満足だ。そして東台湾の海沿いの景色はのどかで穏やかでとても良い風景が続いてる。
電車からもバスからもそんな景色がずっと観ることが出来たので飽きることがなかった。
台湾の東海岸の旅は断然おススメで御座います!(民族巡り抜きでもサイコ-w)
Taitung,Eastern Taiwan 09/sep/2019 From Naokys!
2019年・ナオキーズ!旅日記第4弾!!
『 台湾韓国周遊見聞録 』
16日間もあれば、近場のお手軽海外旅行で台湾と韓国の2か国それぞれ1周できるんじゃあないの?ってな具合で計画したら思ったよりタイトなスケジュールに追われるハメに・・・・
怒涛の『台湾韓国周遊見聞録』の旅。
2ヶ国をぐるっと周った観光スポット巡りをどーぞお楽しみあれ!!
胸躍る最新放浪旅日記を配信中!
胸躍る最新放浪旅日記を配信中!