「 第72番札所~第81番札所 」
2018年ゴールデンウィーク企画2日目。
前回のブログは4/29の朝から午後いちまでの伊豆88遍路の旅路の記録、第59番札所から第71番札所まで13寺を前編としてお伝えしました。
今回はその続き、第72番札所から陽が沈むまでに駆け巡った第81番札所までの巡礼エピソードとなります。
それでは、メタクソがんばった2日目後編いざスタートです。
『 2018GW 4月29日後編 』
これまで来た巡礼路は下田市、南伊豆町と伊豆半島の南側を中心に周ってきた。
そして午後を迎え徐々に北上、南伊豆町を抜け、断崖絶壁の山肌をぬいぬい松崎町へと進路を進めた。
巡礼ナンバーも70番を越え、ついに伊豆88遍路にも終わりが見えかけてきたが、ここから先は1寺1寺の距離が長くなっていく。当初1時間に2寺計算で考えていたが、1時間に1寺辿り着けるかどうか、という程の長距離アタックが終わりまで続いていくのだ。
でもそれはまだこの松崎町を越えてからの話で、まずはこの街で寺数を稼がねばならぬ。
『 第72番札所 禅宗院 』
14:15着寺
雲見温泉の先から富士山がお出迎え 雪、減ったなぁ・・・・
石部温泉の集落内にある
ちゃんとしたお寺の表札もどきがなかったから、山号と御朱印自撮りでの証拠写真となったが探せばどっかにあったのだろうか・・・・?
『 第73番札所 常在寺 』
15:00着寺
めっさ田舎の風景に出会えた 空気うま
なんかサッシ造りの本堂も珍しくなくなってきたなぁ
住職三種の神器 ゴーン・チーン・ポク
この人たまに見るんだけど寺ではポピュラーなの?あと駕籠も
御朱印はセルフサービスだった
『 第75番札所 天然寺 』
15:10着寺
伊豆地域最古の小学校校舎のある『岩科学校』に隣接してる「天然寺」。
近隣の畑一帯に白やらピンクやら青やらの色とりどりのカワイイ花が咲き乱れてて、おっさんでもメルヘンな気持ちに誘われた素敵な場所だ。
デケー椰子の木となまこ壁の蔵が伊豆の南国の表現方法
住職の一番弟子・トラばあちゃんが御朱印くれた
『 第74番札所 永禅寺 』
15:20着寺
なにやら入り口が厳重で入れんのだが・・・・?
猪かぁ 頻繁に攻め込まれてんだろなぁ
え~~~ 養蜂家の民度・・・・
境内も本堂も中は御立派
御朱印セルフスタンドも御立派
やっぱサッシより木戸だよな、寺は。
セルフ押しは良い
『 寄り道 伊那下神社・伊那上神社 』
逸れた田舎道から松崎町のメインストリートに戻ってきたら、たいそう立派な神社発見。
ここだけの話だが寺より神社の方が好きなナオキーズ!(御朱印に関しては神社より断然寺派)
朝からかれこれ昼メシも車中メシしか喰っておらず7時間も寺三昧してきたからつい、ふらっと神社に癒されてきたよ。
伊那下神社 思いのほか珍神社、珍社だった
原始の頃から崇められてた牛原山が御神体
2ショットで長寿になれるとのこと
社殿に入ると石造りのお宮があって壮大だ
普段あまり見ることのない神様側からの目線
それはそれはありがとうございます
謎の木彫りオブジェが所狭しと置いてある小規模な奇怪遺産
ここが伊那下神社ならばどこかに伊那上神社もあるのかい?と思って探したらちょっと離れたとこで発見。しかし、至ってシンプル、普通の神社で期待小だわさ。
下の華やかさの真逆をいく質素な伊那上神社さん
夫婦の和とは立ちバックらしい(罰が当たるので謝罪します)
喫煙所には先客がいた
『 第76番札所 浄泉寺 』
16:10着寺
再び寺巡りに戻る 気持ちはまだ珍神社
浄泉寺は伊那下神社のすぐとなり
『 第77番札所 円通寺 』
16:30着寺
もう無人寺に出くわしてもまた~?てならなくなった
お次で頂いてきます
横道4番
仰せの通り78番で両方頂いてきました
『 第78番札所 禅海寺 』
16:40着寺
な、なんだこの異空間は…!?
もう境内に入る前からなにか他とは違う様相を呈していた「禅海寺」。
きれいに精査された境内の庭園はその樹木によって支配されており、どれも特徴のある刈り込み方で騒然とのっぽだ。
確か他のお寺さんでも同じ木は見たことがあるはず。しかし多くの樹木のひとつとしてちょっとだけ主張してるだけでここまでの衝撃は受けたことがない。
芯のまっすぐと伸びた中心木からうねるように飛び出す枝の妙技。植木職人の手によりまぁるく刈り込まれた枝葉はぽこんとしてるから愛嬌満載であるのだ。
1歩その境内へ足を踏み入れた瞬間に太古の巨大植物のような不思議な木に見下ろされ、日常から突如、他の惑星にでもトリップしたのではないか!?と思わせるワクワクした参拝となった。
このおもしろ樹木の正体は「ビャクスギ」 ビャクシンと杉のハイブリット樹木だ
忘れるとこだったが御朱印もいただいたよ~
『 第79番札所 建久寺 』
17:10着寺
寺役だろうな 誰もいないのはひと目見て明らかだ
近くの「建久寺酒店」のおばあちゃんがレジでくれた
『 第80番札所 帰一寺 』
17:35着寺
参道はゆるやかな昇り階段
広くて大きな本堂に歴史を感じる
境内もひろい 寺の子供たちが遊んでた
ゆるキャラのような坊さんがキュート
『 第81番札所 宝蔵院 』
18:00着寺
本日最後の寺参りは山の奥だった。地図で見る限りかなり標高の高い山奥まで上がるだろうから、2日目のラストになるとみて、参拝したら早々に下山しようと決めてた。
すれ違いも困難なヘアピン山道をぐんぐんと上がっていく。川沿いの山道はガードレールもなくなり急峻な谷底の脇道へと変化していく。当然街灯なんかもなく暗くなる前に下山しないとえらいこっちゃでぇ、これは。とそれでもまだぐんぐんと上がっていく。
こんな山奥にどんなお寺があるんだろう、なんて想像しながら進んでいくとなにやら山頂のような場所に到着。普通に国立公園みたいな山の上で車の進入はここまで。
この先から登山コースなんじゃねーの?ってくらい山深い感じだ。
その昔、弘法大師・空海がこの「富貴野山」に分け入り修行を積んだという場所こそがここ「富貴野山 21世紀の森」なんだと。
思ったより整備はされているので歩きやすいが俺は着物。こんな山の中とは早くおさらばしたいし、ちゃんと歩くならちゃんと山男の様相で歩き回りたい。
雪駄でこんなとこ歩くもんじゃない!
道中、トイレも完備
石仏群の参道がお目見え
現れた「宝蔵院」の本堂 クマンバチがいっぱいいた
人なんかいるはずもなく当然寺役だ 山麓の集落へ行けとのこと
しかしもういまさら下山して御朱印頂きに行く時間もなし
車中泊するための準備は出来てるし幸い誰もおらん
この東屋を今晩のレストランとする
標高550mの「富貴野山」山頂。
広い駐車場があり昼間晴れてりゃ眺望も良し。山あいから駿河湾を望めることができて、今の時間は西伊豆名物・日本の夕陽鑑賞まで堪能出来る素晴らしいスポットだ。
こんな日暮れから下山しても道中は真っ暗だから、途中で谷底に落っこちるのが関の山。それならもう今晩はここで1泊してしまおうということに決定だ。何かしらの食料も積んであるから飢えることはないが、温泉に行けないのがちと残念だったな。
さっきから森の斜面に鹿だろうか動物の気配が絶え間ないから石投げ込んで「俺はここにいるよ!」アピールも万全だ。
本日4/29は2神社+23寺参拝したぞ。これは巡礼旅のスタートを切った1月からの中で1日で参拝した最多数の寺数だ。
・・・・人間やれば出来るのである。
と、いうことで。。。
2018年ゴールデンウィーク企画2日目これにて終了とさせていただきます。
お疲れちゃ~~~ん
Izu,Japan 29/apr/2018 From Naokys!
あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』
2018最新作は『 伊豆88遍路 』2018/1/13からヒマをみて伊豆半島を車でお遍路。
地元を舞台に御朱印集め、ジオ、B級グルメ、温泉とゆっくりぶらっと旅りたい。
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