「 第59番札所~第71番札所 」
2018年ゴールデンウイーク企画2日目。
結論から言ってしまうが、4/29の2日目は全部で23寺も参拝出来てしまったのである。
ここで巡礼した23寺を一気にご紹介していこうかと思ったのですが、なにせ長い。
なにせ長すぎるのだ。(読むにも、書くにもな・・・・)
ブログを書いてるヤツのセリフとは思えないがとても面倒くさいのである。
なので、急遽4/29の2日目だけは前編・後編にブログを分けることになりました。
それでは、メタクソがんばった2日目前編のスタートです。
『 2018GW 4月29日前編 』
2日目の朝は「下賀茂温泉 湯の花」という名の伊豆半島最南端の道の駅で車中泊した。
昨日の反省をいかし早寝早起きを心掛けたのでこの日の朝はまるでキッスで目覚めるお姫さまのごとくぱっちりと朝7時に起床することができた。
南伊豆近郊を周る巡礼道はぐるりと周回出来るようなルートではなく行ったり来たりの超絶面倒くさい道順なため、順番通りにお寺さんを周ると無駄が多すぎてしまう。
なので、取りこぼしの無いように地図とにらめっこしながら最適なルートを組んでいく必要がある。
本日の巡礼ルートを大まかに決めたら、あとは巡礼のための禊を済ませ、早々にスタートを切った。
『 第64番札所 慈雲寺 』
8:30着寺
朝8時半から快適なスベリ出しを見せた本日の巡礼1寺目「慈雲寺」には、昔話で『ガマの袈裟』という話が伝わっているそうな。
寺の裏池に住んでいた人気者のガマガエルが川の氾濫で流されて行方不明。和尚は毎日無事でいますようにとお祈り。ある日、和尚が法事の帰りにひとりの男と出会い、たいそう立派な袈裟を寺の宝にしてねともらう。以降、これを『ガマの袈裟』と呼んだそうな。
ガマ推しのお寺さん
横道27番札所
ガマ寺の御朱印
『 第65番札所 最福寺 』
9:00着寺
境内もキレイで朝の寺は心地よい
手入れが行き届いてるのに無人寺だとは
和風な境内とはウラハラ 振り向くとジャングル
第53番札所寶徳院でのちにゲット
『 第66番札所 岩殿寺 』
9:10着寺
あきらかに無人だろ・・・・
寺役(住職不在で地域で管理)なので連絡してみたが繋がらず…
ご住職がいなくて地域の御朱印管理してる住民とも連絡がつかず、他のお寺でも御朱印を頂けない場合、どうすれば良いのか。
実はこういった御朱印ピンチのお寺さんってのは結構あって、でも自力でもどうしようもない時は、このお寺に来ましたよ~っていう証拠の写真や伊豆霊場振興会が管理してるデジタル御朱印をGPS使って取得しておく。
そして後ほど伊豆88遍路の運営事務所である0番札所へ行くと、まとめて足りない札所の御朱印を頂けるというシステムとなっているのだ。
取りこぼし無くて便利だけど、やっぱり俺は自分の力でご住職さんに頂きたいから、不在なら時間ずらして再び出向くし、寺役で連絡先が書いてあればすぐ連絡してお邪魔してる。
こちら「岩殿寺」さんお御朱印は結願後、0番札所で頂いたものとなった。
『 第68番札所 東林寺 』
9:25着寺
長い階段を登った先には・・・・
またもや寺役で無人とな!?
そしてまた0番札所 南伊豆には頑張ってもらいたい
『 第67番札所 安楽寺 』
9:35着寺
え!?また無人!?
と、思ったら自分で押すスタイル
本堂の漆喰の壁のヤツデの装飾がかわいくてにんまり
この箱の中身は御朱印セット 戦前の学校みたいな雰囲気に初夏が合う
名前のごとく気持ちが安楽した本堂内 夏休みに一泊したい
『 第63番札所 保春寺 』
10:15着寺
つつじ参道からの入門
なんかビシッとしとるね
庭園の見本ような境内
がっつり着床してる南国の寄生植物カッコイイ
久々の手押し朱印
『 第62番札所 法伝寺 』
10:30着寺
軽自動車で良かったと思える道ばっかりの伊豆88遍路
本堂だけど憩いの場感が拭えない モチ無人寺
実は昨日ラストの58番正眼寺で頂いていた御朱印さま
『 第59番札所 海蔵寺 』
11:00着寺
思ったより境内が広かった入間にあるお寺さん
見たことない女が大量発生
本堂の山号が掲げられてる場所に天狗!?何コレ?
法事の為、お留守でした・・・・ 南無
入間の港を眺めながらしばし呆然。。。
第60番札所善福寺にて無事にいただき候
『 第61番札所 法泉寺 』
11:30着寺
誰もおらなんだ…(無人寺多いなぁ…)
でも僕らには0番札所が強い味方だ
『 第60番札所 善福寺 』
12:00着寺
お寺に着くと、ちょうど法事の最中で女性僧侶がひとりで忙しそうじゃねーかよ!?
こりゃ、邪魔したら悪いなぁと思いつつも、隙を見て御朱印のおねだりをすると快く承諾してくれた女性僧侶さん、その節は本当にありがとうございました。
しかも、七福神と横道の御朱印もお願いしちゃったのに忙しい最中ちゃんと対応してくれました。
ここ「善福寺」さんはれっきとした真言宗のお寺。八十八ヶ所巡りって当然空海と巡礼するだけに真言宗っていうのがまぁひとつのしばりでもあるんだけど、伊豆88遍路のお寺さんは元々真言宗だったけど歴史に翻弄されやすいお国柄(伊豆国)だけに、ほとんどが鎌倉時代近辺に改宗してるんだよね。
だからある意味、真言宗のままのお寺さんに来ると本懐を遂げた気がするぞ。
ゆるキャラ「こうやくん」もお出迎えだ
そんな真言宗であり伊豆88遍路のひとつにも名を連ねているだけあって、本場四国88遍路の過去の御朱印なんかが本堂内の四方にぐるりと飾られておる。それはそれは見応えのある代物で、俺もいつかは四国88遍路の旅に行きたいなぁなんて思わされるのである。
そんな旅路を想い描いていたら、本堂の畳の間に四国88遍路で集めてきたという砂がガラスショーケースに納められてて、なんとその上を歩き、プチ巡礼が出来たのである。本場巡礼終了だな。
踏んでも割れない強化ガラス設計でお遍路開始だ!
福禄寿と横道31番
大日如来・ザ・真言
『 第70番札所 金泉寺 』
12:15着寺
無人・ザ・金泉
0番・ザ・御朱印
『 第69番札所 常石寺 』
12:45着寺
山越えをして辿り着いた くねくねだった
御朱印はこうやって頂いてる(撮影許可承諾済み)
気さくな住職がこれを叩けと、何度も叩かされた平成の鐘
雑草のように生え固まるサボテンちゃん メキシコだ
69番はロックだった
『 第71番札所 普照寺 』
13:20着寺
波勝崎モンキービーチが近いため、野生のサルが集落を駆け巡ってて割と怖い。車だからいいけど歩いてたら因縁つけられそうな勢いのサルたちだ。
中国のお寺のような造りで赤が南国にマッチする
そしてドラゴン
そしてサルの木彫りもご当地感
このお寺「普照寺」さんは、これまで70寺ほど訪れた中でも屈指の展望を誇った。
海の見えるお寺は数見てきたが、ここから眺める景色はまさに絶景!!境内からも本堂からも毎日この景色が見れるなら、俺はこのお寺の住職に転職しても構わないとさえ思った。悟らないでもいいから毎日眺めて暮らしたい。
まさに景勝地と呼ぶにふさわしい
夏とか海近いし最高じゃん!
寿老人と横道33番
ご住職がちょいと留守だったため、帰ってくるまで少しの間待ってたんだげど、しばらくここからの景色が見てられたので全然待てた。むしろ、すぐ御朱印頂いてすぐ出発しなくて良かったくらいだ。
これだけ一気にお寺参りすると、どこも同じように見えてくるし印象もよっぽどのことが無ければ残らない。
でも、たまにこういった景色だけでもびっくりするようなお寺にも来れるし、また住職の人柄に触れたり、目を見張るような境内の庭景色だったりに出会えるので、飽きてくるなんてことがなくなってくるのだ。
よ~し、次はどんな寺が待ってるのかい!?なんて期待しながら巡礼は続いていくのだ。
2018GW 4/29前編の巡礼旅はひとまず午後に入ったところで一旦終了。
しかし、まだまだこの日は旅路が続く。
それは来週までのお楽しみ、後編を待て。。。
Izu,Japan 29/apr/2018 From Naokys!
あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』
2018最新作は『 伊豆88遍路 』2018/1/13からヒマをみて伊豆半島を車でお遍路。
地元を舞台に御朱印集め、ジオ、B級グルメ、温泉とゆっくりぶらっと旅りたい。
胸躍る最新blog配信中❗❗