ぶらっと、旅る。 

   人生の半分を夏休みに捧げたいアラフォーバックパッカー・ナオキーズ!(The naokys!)  過去に辿った一人旅を焼き増ししたり、これから行くであろう冒険浪漫な旅路をドドドッと書き綴る狂い咲き旅日記

          ~  The naokys! presents  俺旅  ~

同行二人

『 伊豆88遍路 ~豆州八十八ケ所霊場巡り~14 』


 「 第82番札所~第88番札所 」

 さあ、いよいよ2018年ゴールデンウィーク企画3日目。

 4月30日、ラストデーで見事伊豆88遍路の結願なるか!?

 残り8寺に加え、別格寺と修善寺の奥の院。合わせて10寺参拝じゃーーーー!

 いまだ山奥の「富貴野山」山頂にいるナオキーズ!

 ここから西伊豆へ突入し沼津方面へ車を走らせゴールの修善寺へと、いざ出陣じゃーーーー!


 『 富貴野山 門野集落からの宝蔵院御朱印 』

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 朝7時。

 山頂で迎える気持ちの良い朝。空気は澄み、鳥は唄い、風はそよぐ山頂の朝。

 東屋のある展望台からの眺めは、きらきら光る駿河湾をバックに眼下に広がる青々とした山々。

 気持ちは穏やかに昨日訪れた「宝蔵院」までちょいと散歩と洒落込んだ。

 展望台へ戻りひとり静かにコーヒーを飲みながらゆっくりと大自然に身を置くと、俺はまさに空海と一心同体となり同行二人?いやさ、もはや俺が空海そのものとなり「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前!」と言葉を発した。

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 いつかこの全景を見に舞い戻るぞ

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マイホームのような親しみが沸いた「俺の」東屋

 さて、そろそろ下山開始だ。昨日上がってきた山道をそのまま下り、門野集落を目指す。

 御朱印を管理しているおうちに連絡をすると、集落の公民館まで降りてきたらすぐ分かるとのことで朝っぱらからすまないねぇと、お邪魔した。

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 なんでこんなところに人が住んでるのか不思議なくらい少数家屋の集落

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 目的地の公民館に到着したよ

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 横道7番と甘夏いただいた 

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 獲れたばかりの甘夏もらえてやさしさに感謝


 『 第83番札所 東福寺 』

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 9:15着寺

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 「東福寺」の別名は「五百羅漢寺」そうこのお寺の本堂内には漆喰で造られた「五百羅漢像」が天上からの壁一面に彩られているのだ! 

 一体一体表情も違いそりゃもう圧巻。上向きすぎて首が痛くなるほどだった。

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 天上の龍の周りにいるわいるわ

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 正面の御本尊さまより羅漢に目がいく

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 基本、ドラゴンはかっこいい

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 まるで飛び出す絵本のようにせり出してくる羅漢様御一行

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 全方向四隅で天女が舞い踊る

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 釈迦もおわす 

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 羅漢像を奉納した檀家さんのお父さん、お母さんもおわす

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 別室には不動明王もにらみを利かせてた

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 珍しい鴉天狗の木彫り像 かわいいポーズだ

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 シェーのポーズでキメるカラス天狗さん

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 博物館のようだった「東福寺」、いやさここもう「五百羅漢寺」に改名でいいだろう

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 通常、山号が掲げてある入口には表札のような「東福寺」のさりげない主張

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 御朱印は貼るタイプ たまにある配布用のご朱印だ


 『 第82番札所 慈眼寺 』

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 9:50着寺

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 誰もおらんけど1寺前の東福寺で御朱印頂き済み

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 横道6番(貼るタイプ)

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 豆国88番(貼るタイプ)


 『 第84番札所 法眼寺 』

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 10:20着寺

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 ビャクスギがお出迎えしてくれとる

 仁科港のかたわらに位置する「法眼寺」。敷地内には「天王神社」も併設されててなにやら町指定無形民俗文化財に指定されてる100mもあるしめ縄を張る「御注連あげ」なる行事があるらしい。

 100mってすごくね?

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 天王神社 下から参拝

 近くには沢田公園露天風呂っていうめっちゃ眺めのよい露天風呂がある場所があって、昨日から温泉入れてない俺は朝風呂に入って行こうかい、なんて思ってたんだけど、なんかもう朝から巡礼旅してる割に11時前になってるし、1回行ったことあるから泣く泣くスルーしたよ。。。

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 思えば遠くへ来たもんだ


 『 第85番札所 大聖寺 』

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 11:00着寺

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 庭園みたくなってて本堂ドコ?ってなったけどこの上

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 え?神社!?ってなった

 西伊豆のメイン観光スポット堂ヶ島恋人岬のちょうど中間くらいにある「安良利漁港」「大聖寺」

 港から集落に入った小さい山全体が敷地になってるようなお寺さん。無人寺なだけに大自然の緑に埋め尽くされてるのが、良く言えば自然豊か、悪く言えば廃寺寸前ってなもんだが、癒しスポットみたいで俺は好き。

 修験道とか現役でやってそうな境内には不動明王像がいっぱいいた。あとどう見ても神社の風格を醸し出してて、もしかしたら神仏習合の名残りが色濃く残ってるんではないのかい?と。

 昔はこういう感じで一緒くただったんかねぇ。

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 遺跡っぽさのある石仏の配置が良い

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 参道脇に控える不動明王 デビルマン読みたくなった

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 狛犬って… もう神社じゃん

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 仏様からの目線

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 無人寺の御朱印は0番札所でいただき候


 『 寄り道 土肥達磨寺 』

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 西伊豆は恋人岬を越えて過ぎ、ちょいとすると富士山の眺望素晴らしき場所に辿り着く。

 土肥の港へ至る手前、海からせり出した高台のような場所に「土肥達磨寺」は鎮座する。

 そこには日本一大きなダルマ像が祀られている。そのダルマとは想像して一番最初に思いつく真っ赤な顔だけのヒゲ面の丸い玉ではなく、達磨大師のデッカイやつだ。

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 観光スポットとしても機能しているだるま寺

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 山門を入るとだるま寺のガイドさんがひとり付き、境内にあるダルマ・アトラクションの説明をしてくれる。そして入場料を支払い本堂へ。本堂内はひとりで隈なく見て回れるが、出口を出るとお土産屋さんに繋がり先ほどのガイドさんがまたぞろ引っ付いてくる

 東南アジアの観光スポットの自称ガイドみたいにあとから金の請求をされるんじゃねーかと気構えてたんだけど、全然しつこくなくて普通に説明してくれただけだった。そうなると、嫌よ嫌よと言いながらも東南アジアのしつこさを思い出し懐かしんでいただけに、ちょっとさみしい気持ちにもなった

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 日本一の達磨大師像 光の加減で金ピカに

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 達磨大師って南インドのカーンチープラム出身って知ってビックリ

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 色とりどりのダルマにはそれぞれ意味があるそうな

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 本堂内では延々と達磨の説明が繰り返される

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 御朱印もなかなか良い感じ

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 「土肥達磨寺」自体は境内、本堂含めてこじんまりしてるんだけど、達磨大師についての情報量がいっぱいあるので、興味ある人(何にw)はすごく面白いと思う。かくゆうナオキーズ!も最初はなんだよ、ただの残念スポットじゃんなんて思ってたけど、四方壁一面の達磨大師の生涯を読み進んでいくうちにダルマってただの赤玉じゃないんだねってまたひとつ雑学知識が増えて喜んでたよ。


 『 続・寄り道 清雲寺 』

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 「土肥達磨寺」に着いたのが11:20で、参拝しすぎて出発が12:30。

 そこから土肥の港を目指し北上。土肥金山をすっ飛ばし港から土肥温泉はどこぞ?と探してるいると見つけたのがここ「清雲寺」

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 気が付くと13:00になってるけども、日蓮宗のお寺さんで本堂内にはなんと『日蓮聖人一代記』なる板絵(1畳程の大きさ)が90枚も飾ってあるってーから時間あろうがなかろうが寄り道決行したよ。

 当然よね。

 こいつは伊豆市指定有形文化財になってて1番から順番に観て周ると日蓮大聖人の一生の絵巻物語になっている超アナログなドキュメント映画

 さっきの達磨大師の一生といい、今回の日蓮大聖人の一生といい、人生はどいつもこいつもドラマチック&波乱に満ちている。そして両者ともに同じ場所に全然いない流浪の旅人だ。布教の全国ツアーやワールドツアーだ。

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 こんな感じでズラリだ

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 伊東沖の俎板岩に流罪に処された日蓮のピンチやいかに!

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 伊東の漁師に助けられギリギリセーフだった時の日蓮

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 文永二年に大彗星がやってきて一同ビックリ

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 そして大往生 寝釈迦とおんなじ構図

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 御朱印は5種類もあってうれしカワイイ


 『 第86番札所 安楽寺 』

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 13:50着寺

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 ものすげーデカいクスの木に守られてる寺の入り口

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 天上天下唯我独尊が少し大人びてる

 「清雲寺」のすぐ近くに「安楽寺」はあった。ようやく伊豆88遍路の巡礼寺に戻り、ラストに向けて一気に参拝かと思われたが、この「安楽寺」にも見逃せない面白スポットがあってまたぞろ時間喰っちまったぜ。

 それは「鉱湯(まぶゆ)」なる土肥温泉の源泉だ。

 昔々、寺の裏山が金鉱山の可能性が出てきて掘ってみた。するとそこから金の代わりに病を治す源泉が湧き出してきた。こりゃ金鉱どころじゃないぞ、温泉だ温泉だと盛り上がり今の土肥温泉の発展に繋がったとか繋がらなかったとか・・・・

 そんな源泉が見学出来るってーからには一度拝見しなきゃ次には進めないよな、となればさっそく鉱脈探検とあいなった。

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 金が出るか湯が出るか 伊豆半島のギャンブルの本質

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 まぶゆ・アトラクションのエントランス

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 入場からいきなり現れたお風呂

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 しかし先はまだ続く

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 どんつきに源泉が!?

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 流れ出るというよりぽたぽた落ちてくる熱い水

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 コウモリが飛んできてビビる

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 超絶ジメジメしてるし雪駄がスベる 転んでケガしたら湯に直行だ

 入るとすぐに壁からお湯が流れ出してて浴槽に流れ込んでた。その先の道のりは短いけど、鉱脈っぽさ全開、湿気500%、微妙に暗くて雰囲気良し、飛び出るコウモリのおまけつきで束の間の洞窟探検家気分に浸れる。一番奥の源泉には薬師如来が待っててゴール。

 結局、最初の風呂みたいなのがまぶ湯のメインだったんか・・・・?

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 なかなか楽しかった86番札所


 『 第87番札所 大行寺 』

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 14:30着寺

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 さて急げ、いざ行かん。と、次の目的地へ北上を開始する。土肥温泉から向かうは伊豆半島北西部にあたる沼津市戸田(へた)だ。

 そこを目指すには断崖絶壁の海岸線を回避した山道くねくねルートを走破していくのだが、運の悪いことに観光バスが目の前をずっと、抜け道なんてないもんだからそりゃもうずぅーーっと目の前を走ってる。

 コイツがドリフトかましながらガンガン急カーブに突っ込んでいくならまだしも、幾多もある急カーブでものすごく減速する(あたりまえ)。道も狭く視界が悪いので追い抜こうだなんて怖くて出来ない。

 こういう時アジアの方々の運転だとびっくりするくらいのタイミングで反対車線に突っ込んで追い抜き追い越されを繰り返していくんだけども、あちらの世界は非常識の中の常識だから日本みたいな常識の中の常識世界では確実に事故る。反対車線からしょっちゅう車が走ってくるなんて想像もしないでしょ?だからひたすら観光バスのうしろを交通ルールを守ってゆるゆる北上となったよ。


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 戸田の港町を川沿いに行くとようやくお寺

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 なんか色々と名のある史跡を持つ大行寺

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 色々な割りに質素でこじんまりとしたお寺さん

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 ラス前 御朱印頂くのもあと少し


 『 別格旧8番札所 航浦院 』

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 15:10着寺

 戸田からさらに山道くねくねルートを北上、ついに伊豆半島の左上を曲がり沼津市街地方面へ車を走らせる。小さな西浦江梨の集落まできたら旧8番札所の「航浦院」に到着だ。

 あれ?次は88番で最後じゃないの?って感じでしょうけど、実はラスト88番の修善寺へ行く前に、旧8番と別格正覚院の2寺が待ち構えていたのれ~す。

 そう簡単にラスボスまで到達出来るなんて伊豆88遍路は甘くないのさ。

 ところで、その昔は伊豆88遍路の8番札所だったお寺が時代の変化で8番札所じゃなくなるという切ない結果になったが、アットホームな雰囲気の良いお寺だった。生後3ヵ月くらいの子猫が可愛かったしな。

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 本堂に拡声スピーカーは初見でごわす

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 「旧」なんて刻まない負けない心

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 御朱印にも「旧」はいらない強い心


 『 別格修善寺奥の院 正覚院 』

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 16:10着寺

 海岸線ルートで行こうか、達磨山山麓ルートで行くか迷った。どちらも到着時間は変わらない。せっかく伊豆半島をぐるりと巡ってきたので海岸沿いを考えたが、そろそろ山の景色も見たいし、達磨寺も行ったことだしここはダルマ繋がりを取って山麓ルートで行こう。

 さすがに眺望は良いが時間的にも果たして間に合うかどうかの瀬戸際まで来ている。金冠山から達磨山を抜け、修善寺方面へ車を走らせなんとか修善寺界隈まで下りてきた。

 このままゴールの修善寺へ行きたいところだがお楽しみは取っておいて、18歳の弘法大師が修行していたという「奥の院・正覚院」へやってきた。

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 ゆるやかな棚田の脇道を急ぐ

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修善寺から奥の院までは「いろは」の標識が目印

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 昔ながらのもある「ゑ」

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 時間切れで寺務所が閉まっとる

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整備されたのか全体的にキレイで新しめな奥の院

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 御朱印はラストでいただいた


 『 第88番札所 修善寺 』

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 16:40着寺

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 手水舎がお湯というレアさは修善寺温泉の成せるわざ

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 感動の修善寺 感謝の空海 感激の結願

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 完全にゴールだ

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 大日如来の御朱印でシメ


 2018年ゴールデンウィーク3日目、これにて完遂

 3日間で伊豆88遍路の後半全46寺終了。


 『伊豆88遍路 豆州八十八ヶ所霊場巡り』 

 1月から始まった巡礼旅、全88寺終了。


 やったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

 ついにゴールの修善寺到着でっす!!

 伊豆88遍路の結願、叶いましたぜーーーーーい!!!

 思えば1月13日から始まった伊豆のお遍路さん。週末を使ってちょっとづつ区切り打ちで巡礼を続け、4月1日に約3ヵ月間かけて半分の44寺を周った。そして残り半分をこの3日間でぶっちぎるという偉業を成し遂げ、本日4月30日、無事88寺巡礼を終えました。というか、別格合わせて全91寺な。

 ついでに、伊豆88遍路中は全日程を通して和装でキメる。という「きものしばり」を勝手に設けそれも完遂。いつの間にやらちょちょいときものが着れるようにまでなってたさ。

 人間やれば出来る。

 コツコツ続けてりゃ必ず目標は達成出来るのだということを身をもって体験したぜ。

 空海さんと同行二人。長いようで短い旅路に付き合ってくれてサンキューな

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 ゴールの修善寺で歓喜の雄叫び


 『 番外編 〆の0番札所 』

 伊豆88遍路を結願したナオキーズ! コーフン冷めやらぬ間に誰かにこの喜びを伝えたい!

 そう思い、伊豆88遍路の総合案内所とでも言うべき0番札所へ。そこへ行けば無人寺で頂けなかった御朱印もすべて揃い、ちゃんと88ヶ所周りましたね、オメデト!っていう結願証も貰えちゃうんです。

 心晴れやかに車を0番札所へ走らせた。

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 スタート地点でもある0番札所

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 ・・・・え? オーマイ・クーカイ

 な、な、なんと。。。 誰もいないとな? そういえば今日は月曜日とな?

 しばらく、いましばらく俺の歓喜の心はお預けな・・・・

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 まさかのラストで残念賞



 ・・・・後日談

 それから4日後。


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 ふたたび訪れた0番札所。

 全御朱印出揃っての御朱印オールコンプリート。結願の証の証明書。

 ひとまず伊豆88遍路は終わったが、いつの日か本家・四国八十八ヶ所巡りも巡礼してみたいもんだ。。。


 伊豆88遍路の旅ブログを読んでくれていた皆様方。

 長いようで短い旅路に付き合ってくれてサンキューな



 Izu,Japan 30/apr/2018  From Naokys!


 あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』
 2018最新作は『 伊豆88遍路 』2018/1/13からヒマをみて伊豆半島を車でお遍路。
 地元を舞台に御朱印集め、ジオ、B級グルメ、温泉とゆっくりぶらっと旅りたい。

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『 伊豆88遍路 ~豆州八十八ケ所霊場巡り~13 』


 「 第72番札所~第81番札所 」


 2018年ゴールデンウィーク企画2日目。

 前回のブログは4/29の朝から午後いちまでの伊豆88遍路の旅路の記録、第59番札所から第71番札所まで13寺を前編としてお伝えしました。

 今回はその続き、第72番札所から陽が沈むまでに駆け巡った第81番札所までの巡礼エピソードとなります。 

 それでは、メタクソがんばった2日目後編いざスタートです。


 『 2018GW 4月29日後編 』

 これまで来た巡礼路は下田市、南伊豆町と伊豆半島の南側を中心に周ってきた。

 そして午後を迎え徐々に北上、南伊豆町を抜け、断崖絶壁の山肌をぬいぬい松崎町へと進路を進めた。

 巡礼ナンバーも70番を越え、ついに伊豆88遍路にも終わりが見えかけてきたが、ここから先は1寺1寺の距離が長くなっていく。当初1時間に2寺計算で考えていたが、1時間に1寺辿り着けるかどうか、という程の長距離アタックが終わりまで続いていくのだ。

 でもそれはまだこの松崎町を越えてからの話で、まずはこの街で寺数を稼がねばならぬ。 

 『 第72番札所 禅宗院 』

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14:15着寺

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 雲見温泉の先から富士山がお出迎え 雪、減ったなぁ・・・・

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石部温泉の集落内にある 

 ちゃんとしたお寺の表札もどきがなかったから、山号と御朱印自撮りでの証拠写真となったが探せばどっかにあったのだろうか・・・・?


 『 第73番札所 常在寺 』

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 15:00着寺

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 めっさ田舎の風景に出会えた 空気うま

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 なんかサッシ造りの本堂も珍しくなくなってきたなぁ

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 住職三種の神器 ゴーン・チーン・ポク

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 この人たまに見るんだけど寺ではポピュラーなの?あと駕籠も

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 御朱印はセルフサービスだった


 『 第75番札所 天然寺 』

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 15:10着寺

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 伊豆地域最古の小学校校舎のある『岩科学校』に隣接してる「天然寺」

 近隣の畑一帯に白やらピンクやら青やらの色とりどりのカワイイ花が咲き乱れてて、おっさんでもメルヘンな気持ちに誘われた素敵な場所だ。

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 デケー椰子の木となまこ壁の蔵が伊豆の南国の表現方法

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 住職の一番弟子・トラばあちゃんが御朱印くれた


 『 第74番札所 永禅寺 』

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 15:20着寺

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 なにやら入り口が厳重で入れんのだが・・・・?

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 猪かぁ 頻繁に攻め込まれてんだろなぁ

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 え~~~ 養蜂家の民度・・・・

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 境内も本堂も中は御立派

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 御朱印セルフスタンドも御立派

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 やっぱサッシより木戸だよな、寺は。

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 セルフ押しは良い


 『 寄り道 伊那下神社・伊那上神社 』

 逸れた田舎道から松崎町のメインストリートに戻ってきたら、たいそう立派な神社発見。

 ここだけの話だが寺より神社の方が好きなナオキーズ!(御朱印に関しては神社より断然寺派)

 朝からかれこれ昼メシも車中メシしか喰っておらず7時間も寺三昧してきたからつい、ふらっと神社に癒されてきたよ。

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 伊那下神社 思いのほか珍神社、珍社だった

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 原始の頃から崇められてた牛原山が御神体

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 2ショットで長寿になれるとのこと

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 社殿に入ると石造りのお宮があって壮大だ 

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 普段あまり見ることのない神様側からの目線

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 それはそれはありがとうございます

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 謎の木彫りオブジェが所狭しと置いてある小規模な奇怪遺産

 ここが伊那下神社ならばどこかに伊那上神社もあるのかい?と思って探したらちょっと離れたとこで発見。しかし、至ってシンプル、普通の神社で期待小だわさ。

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 下の華やかさの真逆をいく質素な伊那上神社さん

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 夫婦の和とは立ちバックらしい(罰が当たるので謝罪します)

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 喫煙所には先客がいた


 『 第76番札所 浄泉寺 』

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 16:10着寺

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 再び寺巡りに戻る 気持ちはまだ珍神社

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 浄泉寺は伊那下神社のすぐとなり


 『 第77番札所 円通寺 』

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 16:30着寺

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 もう無人寺に出くわしてもまた~?てならなくなった

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 お次で頂いてきます

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 横道4番 

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 仰せの通り78番で両方頂いてきました


 『 第78番札所 禅海寺 』

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 16:40着寺

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 な、なんだこの異空間は…!?

 もう境内に入る前からなにか他とは違う様相を呈していた「禅海寺」

 きれいに精査された境内の庭園はその樹木によって支配されており、どれも特徴のある刈り込み方で騒然とのっぽだ。

 確か他のお寺さんでも同じ木は見たことがあるはず。しかし多くの樹木のひとつとしてちょっとだけ主張してるだけでここまでの衝撃は受けたことがない。

 芯のまっすぐと伸びた中心木からうねるように飛び出す枝の妙技。植木職人の手によりまぁるく刈り込まれた枝葉はぽこんとしてるから愛嬌満載であるのだ。

 1歩その境内へ足を踏み入れた瞬間に太古の巨大植物のような不思議な木に見下ろされ、日常から突如、他の惑星にでもトリップしたのではないか!?と思わせるワクワクした参拝となった。


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 このおもしろ樹木の正体は「ビャクスギ」 ビャクシンと杉のハイブリット樹木だ

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 忘れるとこだったが御朱印もいただいたよ~


 『 第79番札所 建久寺 』

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 17:10着寺

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 寺役だろうな 誰もいないのはひと目見て明らかだ

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 近くの「建久寺酒店」のおばあちゃんがレジでくれた


 『 第80番札所 帰一寺 』

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 17:35着寺

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 参道はゆるやかな昇り階段

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 広くて大きな本堂に歴史を感じる

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 境内もひろい 寺の子供たちが遊んでた

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 ゆるキャラのような坊さんがキュート


 『 第81番札所 宝蔵院 』

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 18:00着寺

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 本日最後の寺参りは山の奥だった。地図で見る限りかなり標高の高い山奥まで上がるだろうから、2日目のラストになるとみて、参拝したら早々に下山しようと決めてた。

 すれ違いも困難なヘアピン山道をぐんぐんと上がっていく。川沿いの山道はガードレールもなくなり急峻な谷底の脇道へと変化していく。当然街灯なんかもなく暗くなる前に下山しないとえらいこっちゃでぇ、これは。とそれでもまだぐんぐんと上がっていく

 こんな山奥にどんなお寺があるんだろう、なんて想像しながら進んでいくとなにやら山頂のような場所に到着。普通に国立公園みたいな山の上で車の進入はここまで

 この先から登山コースなんじゃねーの?ってくらい山深い感じだ。

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 その昔、弘法大師・空海がこの「富貴野山」に分け入り修行を積んだという場所こそがここ「富貴野山 21世紀の森」なんだと。

 思ったより整備はされているので歩きやすいが俺は着物。こんな山の中とは早くおさらばしたいし、ちゃんと歩くならちゃんと山男の様相で歩き回りたい。

 雪駄でこんなとこ歩くもんじゃない!

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 道中、トイレも完備

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 石仏群の参道がお目見え

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 現れた「宝蔵院」の本堂 クマンバチがいっぱいいた

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 人なんかいるはずもなく当然寺役だ 山麓の集落へ行けとのこと

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 しかしもういまさら下山して御朱印頂きに行く時間もなし

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 車中泊するための準備は出来てるし幸い誰もおらん

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 この東屋を今晩のレストランとする

 標高550mの「富貴野山」山頂。

 広い駐車場があり昼間晴れてりゃ眺望も良し。山あいから駿河湾を望めることができて、今の時間は西伊豆名物・日本の夕陽鑑賞まで堪能出来る素晴らしいスポットだ。

 こんな日暮れから下山しても道中は真っ暗だから、途中で谷底に落っこちるのが関の山。それならもう今晩はここで1泊してしまおうということに決定だ。何かしらの食料も積んであるから飢えることはないが、温泉に行けないのがちと残念だったな。

 さっきから森の斜面に鹿だろうか動物の気配が絶え間ないから石投げ込んで「俺はここにいるよ!」アピールも万全だ


 本日4/29は2神社+23寺参拝したぞ。これは巡礼旅のスタートを切った1月からの中で1日で参拝した最多数の寺数だ

 ・・・・人間やれば出来るのである。

 と、いうことで。。。 
 
 2018年ゴールデンウィーク企画2日目これにて終了
とさせていただきます。

 お疲れちゃ~~~ん

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 Izu,Japan 29/apr/2018  From Naokys!


 あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』
 2018最新作は『 伊豆88遍路 』2018/1/13からヒマをみて伊豆半島を車でお遍路。
 地元を舞台に御朱印集め、ジオ、B級グルメ、温泉とゆっくりぶらっと旅りたい。

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『 伊豆88遍路 ~豆州八十八ケ所霊場巡り~11 』


 「 第45番札所~第58番札所 」

 今日も今日とて 巡礼の旅

 同行二人と どこまでも

 千里の道も一路平安

 やらなきゃならぬ 時がある

 行かなきゃならぬ 道がある

 やり遂げなければ 漢が廃ると胸に秘め

 爆走邁進ナオキーズ!


 2018年ゴールデンウイーク前半戦、4/28・4/29・4/30の3日間をフルに活用し、伊豆88遍路の残り44寺を3日で、たったの3日間で巡礼しきってやろうーじゃねーかよ!と心に誓ったのであった。

 たとえ残りの44寺が下田から松崎、西伊豆経由で北上し沼津方面から修善寺までのほぼ伊豆半島半周、左半分(西側)網羅とか言う長い道のりでもよ!やったるぞ!!と心に誓ったのであった。

 平均すりゃあよ、1日15寺も周れば終わるのよ。1時間に2寺周れば7時間半あれば終わるのよ。お昼休憩に1時間費やしたとしても朝8時から始めれば夕方4時半には終了。そっから温泉浸かってご当地グルメ喰って早目に寝れば疲れも取れるし、3日間もあれば余裕だろって計画さ。


 だが、しかし・・・・


 そんな計画通りに上手くいかないのが人生の常。

 机上の空論と思い知るのは案外早い段階であった・・・・


 『 下田リベンジ 下田八幡神社&愛染堂 』

 ゴールデンウイークで道路が混むなら前日の夜中にウチを出発して下田へ向かい、道の駅で寝てれば朝いちから行動出来てラクじゃん。俺、頭イイ~!なんてさっそく「道の駅・開国下田みなと」へ到着して、キャンピングカーに改良したマイカーで眠りについてたらあーた、快適すぎて目が覚めたら朝の8時半。。。

 ・・・・朝寝坊により早くも予定が押している。しかしまだ実感もないし全然ヨユーだろってなもんだ。

 だから前回、下田界隈を巡礼したはいいけど御朱印頂けなかった「下田八幡神社」と、ロープウェイで登ったところにある寝姿山の「愛染堂」の御朱印を景気づけに頂いちゃおうって魂胆で、伊豆88遍路の巡礼旅のスタートを切ったのは朝起きてから2時間も経過したあとだったとさ・・・・

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 キャンピングカーというか、なんか部屋だな… 部屋カーだな

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 コーヒー沸かしてる場合じゃなかったが朝メシは大事

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 簡易的なテーブルは思いのほか役に立つ

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 今日は社務所が開いてる ラッキー

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 神社の御朱印はシンプルでそれが良い

 天気が抜群に良かったからロープウェイに乗って寝姿山の山頂から下界を見下ろしたり、遠く伊豆七島を眺めたり、愛染堂参拝&散策などしようと思ったら、ロープウェイ乗り場の入り口で御朱印頂けるってー話。

 そ、そりゃね? ちゃんとお参りしてからの御朱印だしスタンプラリーじゃないんだから御朱印帳埋めれば良いって話でもないよ?

 で、でもさ、時間押してんじゃん?

 いつの間にかもう10時過ぎてんじゃん?

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 …絶対、観光しにまた来ます。。。


 『 第45番札所 向陽院 』

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 1寺目スタート

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 山門がステキ

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 『 第46番札所 米山寺 』

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 なんとここ米山寺は日本三大薬師のうちのひとつだという名刹。

 しかし、本堂は378mも登ったところにある山頂。おまけに寺役(住職なし近隣住民の共同管理)のため、ちょいと離れた町の人のおうちに御朱印を頂きに行かないとならないわけ。

 臨機応変って大事だよね。なんせ3日間の制限つきでの急ぎ旅だもんね!


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 すぐそこに見えるお堂にお参りでOK

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 山頂の本堂には思いを馳せてお参りでOK

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 御朱印も頂きに馳せ参じオールOK


 『 第47番札所 龍門院 』

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 住職不在のお寺さん。誰もいないなら先へ急げ、だ。

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 第52番札所曹洞院で、のちに頂いた朱印


 『 第49番札所 太梅寺 』

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 ちょいと順番がずれるが、いかに効率良く巡礼道を周るかがカギ。ルート選択は重要だ。

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 この時期、新緑が和風な境内の庭に生命の息吹を感じさせるお寺さんが大多数。この緑の時期に巡礼出来るのもなかなか見応えのあることだが、四季折々でその姿を変えるならオールシーズン八十八ヶ所巡るのも楽しいだろうね。

 俺は一度でいいけどな。一期一会こそ胸に響くのさ~~

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 『 第48番札所 報本寺 』

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 『 寄り道 達磨大師堂&向陽寺&上原仏像美術館 』

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 お昼になりここまで一気に、神社・お堂+5寺も周れちゃったもんだから余裕じゃね?って思って寄り道を敢行した。

 なぜなら仏像大好きナオキーズ!にはかかせない仏像美術館があるからなのよ。隣接して下田達磨大師とか寺もあるしな。

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 達磨大師堂と御朱印 面壁九年の嵩山少林寺を模したものらしい 

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 少林寺拳法の使い手がお堂を守る

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 綺麗な本堂を四方から取り囲む地蔵衆 見られてる感がハンパない

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 上原仏像美術館 ひろくてきれい
 
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 上原ご夫妻とその眷属ども

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 有名な外人(美術知識0)の描いた絵画を展示の美術館も併設

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 上原仏教美術館は最近リニューアルしたばかりで新築のようだ。仏像はどれも目新しいものばかりだが、如来・菩薩・明王・天部と全種類の仏様が集合しており圧巻。ちょっとした仏像紹介コレクションだ。

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 推しの千手観音とその仲間たち

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 鉄アレイで筋トレもかかさない

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 ハードコアパンクスはいつだってオーディエンスを威嚇する

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 あれ? この人、、、ジャッキーの映画で見たことある!

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 あまりの快適空間にコーヒー(フリー)飲んでシエスタ開始

 余裕ぶっこいてたら14時でんがな・・・・

 少し寄り道を楽しみ過ぎてしまったがこれはこれで良し。有意義な時間だったし明日がんばればイイのさ。

 と、いうわけで下田の名物ラーメンを喰いに行こう。

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 金目鯛と海老の詰まったプリプリのワンタンが入った天然塩チャーシューメン

 美味いに決まってる。ワンタンの歯ごたえとチャーシューの厚みにさっぱりとしたスープがからみ、胃袋は第2の器になり、お腹がいっぱいになっても腹の中でまたこの一品が完成している。思わず反芻して何度も何度もこの味わいを繰り返したいラーメンだった。幸せのかたち。


 『 第50番札所 玄通寺 』

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 ついに南伊豆町のひとつめのお寺さんに突入。しかしもうすぐ15時になろうとしている。

 予定では1日の終了時刻は16時半くらいかな、なんて考えてたけどノルマ15寺まであと10寺もあるじゃん・・・・ とてもじゃねーが、あと1時間半でそんなに周れん。「どうでしょう軍団」だってそれは無理だろ。

 幸いもう4月も終わりでだいぶ陽が伸びてるんだから、これはもう暗くなる寸前まで、こっからは猛ダッシュで行こうじゃないの!

 時間との闘いが始まる。が、仏のように落ち着いた心で駆け抜けよう。

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 むっ! 入り口閉まっとるやん!?

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 無人寺だったから勝手に開けて入って参拝

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 第63番札所保春寺で頂けた御朱印


 『 第51番札所 龍雲寺 』

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 15:15着寺

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 迷うほどめっちゃ山の中だった  

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 ねじり鎌マジ卍

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 またもや無人の為…

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 『 第52番札所 曹洞院 』

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 15:30着寺

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 俺のメインの巡礼道はモチのロンで伊豆八十八ヶ所霊場巡り。そして御朱印集めが昔からの趣味のひとつなのでそのお寺に数種の御朱印が存在するならば伊豆88遍路以外の御朱印も極力頂いてきた。

 この辺り下田・南伊豆のお寺は、伊豆88遍路以外にも同寺内に七福神やら伊豆横道三十三観音霊場とカブっているお寺が仰山あるのじゃ。

 ここ「曹洞院」さんもそのひとつで横道25番霊場も兼ねている。

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 横道25番 十一面観音

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 52番は大日如来だ


 『 第53番札所 寶徳院 』

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 16:20着寺

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 裏山には十六羅漢の石仏があるというが… 行かない

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 のびしろアリで数十年後に期待したい

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 『 第54番札所 長谷寺 』

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 16:45着寺

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 公民館ではなくれっきとした本堂

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 『 第55番札所 修福寺 』

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 17:00着寺

 ようやく下田の弓ヶ浜周辺巡礼地域に到達。しかし夕方5時とは・・・・

 ま、まだまだイケるよ……な!

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 「修福寺」にも横道の御朱印あり。それにしても「飯盛山」とはわんぱくな山号だ。

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 横道26番いただき

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 豆国55番もね!


 『 第56番札所 正善寺 』

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 17:35着寺

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 山門もなにもないもんだから「寺の名前のところで自撮りしばり」が突然出来なくなるというハプニング

 全然違うお寺さんに来たんじゃねーの!?って思ってたけどなんだか大丈夫そうだった。

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 本堂内で「伊豆88遍路のぼり」見つけたからな


 『 第57番札所 青龍寺 』

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 17:50着寺

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 参道両脇を固めるのはウメの森 ウメ推しの寺だった

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 『 第58番札所 正眼寺 』

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 18:10着寺

 ついに伊豆半島最南端の巡礼寺「正眼寺」に到着だーーー!!

 ここから南の先はもう石廊崎だよ。で、もうダメな・・・・ 夕陽が海に沈んでいこうとしてるし暗くなり始めてるのな・・・・

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 本堂に灯りも灯っちゃったよ

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 横道29番ゲット

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 本日(4/28)、シメの御朱印は58番札所となりました。

 朝寝坊から始まり余裕ぶってお昼頃から寄り道してたわりには、午後の爆走でなんとか取り戻せたって感じだ。

 第45番札所から第58番札所まで14寺参拝。

 でも伊豆88遍路の寺を1日15寺は周らないと間に合わない計算なので1寺足りなかったな。

 そんでもなんとなく感じはつかめたので明日はちゃんと朝から晩までガッツリ同行二人、全寺周りきるつもりで挑みたいね。

 がんばれナオキーズ! 今日がんばれたから明日も出来るぞナオキーズ!(誰か励まして)

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 ひとまずは下賀茂温泉で湯治に専念な

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  Izu,Japan 28/apr/2018  From Naokys!


 あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』
 2018最新作は『 伊豆88遍路 』2018/1/13からヒマをみて伊豆半島を車でお遍路。
 地元を舞台に御朱印集め、ジオ、B級グルメ、温泉とゆっくりぶらっと旅りたい。

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『 伊豆88遍路 ~豆州八十八ケ所霊場巡り~10 』


 「 第41番札所~第44番札所 」

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 ペリーー
 
 「 朝いち 恵比須島探訪 」

 今回の旅路は下田の街中を徒歩で散策しつつの巡礼の旅路なんだけど、その前に今まで行きたくて心に秘めてたジオサイトの島『恵比須島』へ朝いちから散歩してみた。

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 伊豆半島はジオサイト満載の半島として売りに出してたのが実り、2018年4月についにユネスコから世界ジオパーク認定されましたぁ パチパチパチィ

 ここ下田は須崎の恵比須島は伊豆半島ジオパークのなかでもトップクラスに地球の鼓動の痕が垣間見れる希少な島。海底を流れた土石流の痕と海底に降り積もった火山灰の層や波に削られた浅瀬が見事に隆起して海上に飛び出して出来た島なのだ。一度はおいで、見においで。

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 ゴツゴツしてバカッと割れる

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 奇妙奇天烈な岩もここではノーマル

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 千畳敷は磯遊びスポット

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 太平洋沿いに広がり釣り場としても優秀だ

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 江戸の人達に切り取られた石切り場の跡がいくつも残る

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 コンクリで固めた訳ではない 

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 カッパドキアを彷彿させる形状だ

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 遊歩道を歩く1周が楽しすぎる恵比須島

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 島の頂上には歴史ある灯台と恵比須神社


 伊豆半島のジオサイト巡りは病みつきになるほど面白いのでよく行くのだが、なかでもこの『恵比須島』お気に入りのジオスポットとなりました。ユネスコも自慢の世界ジオパークとしての伊豆半島は今後も盛り上がること間違いなしだぜ、はぁ~こりゃこりゃ。


 「 第42番札所 長楽寺 」

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 ここ長楽寺は伊豆八十八ヶ所巡礼寺伊豆横道三十三観音伊豆国七福神の3つの種類の御朱印が頂けるお得なお寺さん。ご住職が言うには、日本全国にまだご当地七福神がそれほど数なかった時代に、下田と南伊豆の観光推進のため七福神にゆかりのある各寺院に声掛けをして立ち上げた、とのこと。

 それはもう七福神巡りの老舗のようなお寺だ。

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 歴史深い話もあり、今から約160年くらい前の幕末期、このお寺で日露和親条約が締結されたり、日米和親条約の批准(ひじゅん)書が交換なされたという。江戸の終焉を垣間見てた寺院ですな。

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 そう、下田はあったかい観光地という他に開国間近の幕末期には重要な日本の要所だったのである。そんな幕末感満載の下田の街をこれから寺院中心に(あくまで伊豆88遍路)お伝えしようと思う。

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 「 下田探訪① 了仙寺 」

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 さて、下田の繁華街を港の方へ歩いて行くとそこにはもう昔ながらの下田界隈の古い町並み。坂本龍馬が走っていたり、吉田松陰が歩いていたり、黒船艦隊が停泊していたり、ペリー提督がステーキ喰っていたりと、あっという間に幕末妄想ワールド全開だ。

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 懐かしき町を下田公園方面へと歩く。

 古い民家やなまこ壁が並び、古民家をそのままお洒落カフェやらオシャレ雑貨屋やらおしゃれ居酒屋やらに改装したお洒落スポットが出てきたらそこはもうペリーロード
 かつてペリーさんが黒船から了仙寺のお寺まで毎日歩いて通った小道こそがペリーロード
 
 ここを抜ければもう了仙寺だ。

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 この寺の境内にペリーたちがいた面影はいまはない・・・・

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 寺の真裏に南伊豆特有の洞窟古墳が!?

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 えーーーーー!? だ、大事にしようよ。歴史も屁ったくれもねぇ

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 またもや駕籠が!伊豆は駕籠が異常に流行ってたのか…?

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 唐人お吉の乗ってた駕籠だった 有名人のだった

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 当然買うよね。でも御朱印をミュージアムで頂くのはどうかと・・・・

 「下田に来たらまずは了仙寺へ行け」という言葉があるかどうかは知らないが寺社マニアが下田を訪れたらここ了仙寺は『行かなきゃダメな寺3選』のうちのトップ1だろ。
 なんでって国指定史跡の寺だって言うし、由緒ある和風な境内にこんな近代的な黒船ミュージアムまで併設されちゃってんだからな・・・・

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 歴史に思いを馳せてても振り向くと急に現実に引き戻される造形

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 館内インスタ映えコーナー

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 見本より断然カッコ良かった


 「 下田探訪② ペリーロード~下田開国博物館 」
 
 ペリーロードの起点でもあるペリー上陸の地まで一旦戻った。そこから了仙寺に向かう道とは別のルートで下田開国博物館へとぶらっと散歩。
 小さな散策通りなんだけど見るもの多くて全然飽きずに楽しい。これでおなごの2、3人連れ回して御朱印デートでもすりゃもっと楽しいんだけどな。だが、いかんせん趣味がおじいちゃん

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 この馬頭観音、赤子抱いててヤベーくらいレア

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 かつての欠乏所も今じゃリストランテ

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 吉田が密出国失敗して投獄されてた思い出の独房跡

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 下田開国博物館到着 1号館と2号館がある

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 館内は男衆の熱気で溢れかえってたよ。。。


 「 第43番札所 大安寺 」

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 薩摩から将軍に献上する御用材の木材を乗せた船が台風に遭遇して、積み荷の御用材の木材を海に投げ捨て船と船員は助かったものの、そのあと超怒られてみんな切腹させられたっていうありえんパワハラな逸話の残るお寺なんだが、それよりも衝撃的だったのがいままで見たことの無い新旧織り交ざった建築物のご本堂。

 パッと見、古そうなお寺かなぁと思うが、窓枠も本堂入り口もすべてサッシで開け閉め快適な感じだった。

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 絶対、冷暖房完備

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 「 下田探訪③ 下田八幡神社&宝福寺 」

 下田の町中のマイマイ通りはメインストリートと呼べるちょっとだけ大きな通りでこの道の西側には6つの寺院と1つの神社が並ぶ神様ストリートだ。全部の御朱印を頂きたいところだが欲張っても時間が削られるだけなので4ヵ所のみ参拝となった。
 そのうちの2寺院は伊豆88遍路の「大安寺」と「海善寺」なので別に紹介。。。

 ということで、まずは「下田八幡神社」から。

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 神をお迎えするから松だって頭を下げる 土下松

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 鎌倉時代創建の歴史ある下田の社だがどうみても新築

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 山門にお控えなすってる仁王像のお二人はオリジナルティの権化

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 そしておみくじの売り方がとても斬新だ

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 残念なお知らせ↑ なお17:00頃に出向いてもこのままだった

 お次は「宝福寺」
 
 ここは幕末悲劇のヒロイン・唐人お吉の菩提寺となっている。さらには、土佐藩主・山内容堂と坂本龍馬をお供に連れた勝海舟が龍馬の脱藩を許してくれぬかと直談判した場所としても有名だ。

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 直談判の時、龍馬は近くの遊郭で待機してただけなのにすごいイチオシ

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 お吉の物語はわりと創作の部分が多いようだ

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 お吉は国際的な芸者となったが落ちぶれたハリウッドスターのような転落人生

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 こういうのだいたい銅像とかなのに珍しく木彫りの「日本の夜明けぜよ」さん 


 「 第41番札所 海善寺 」

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 下田の有名寺ばかり目立ち日陰がちな伊豆88遍路のいち巡礼寺「海善寺」

 うん、確かに見所なんもなかった!

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 「 第44番札所 廣台寺 」

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 下田の町中散策巡りも終え、ここ「広台寺」は下田からひと駅離れた蓮台寺という地にある。

 蓮台寺っていう地名だからそんな寺でもあるのかと思ってたら昔はあったみたいなんだけど、今じゃその寺があるにはあったがどこにあったのか全く分からないという伝説の寺だとか。ただ、蓮台寺温泉という温泉地であり、吉田松陰が皮膚病を治しに連日湯治に通ってた有名なお湯処。

 広台寺は・・・・ 普通の静かなお寺さんだったな。。。

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 真っ白いシャクナゲが綺麗かった

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 むらさきのモクレンも綺麗かった

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 2朱印ゲットの目印に心は湧いて財布は泣いた

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 「 下田探訪④ 昭和の湯と中華八龍 」

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 恒例となりつつある巡礼旅のシメの温泉めぐり。本日訪れた湯屋は下田天然温泉の昔ながらの銭湯「昭和湯」。熱い湯の小さいながらも関東スタイルの銭湯だ。
 ナオキーズ!地元の伊東もそうだが伊豆半島の銭湯ってのは温泉で満たされているので大好き。この温泉使い放題も伊豆半島がジオパークとして火山で成り立っている半島だからこその使い放題だ。

 熱い湯で疲れをこそぎ落としたあとはご当地グルメの出番だろ。

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 黒船ラーメンこそ売り切れてたが、チンジャオロースをチャーハンの上に乗せた「ルース―チャーハン」と「金目鯛のギョーザ」の珍品コンボ

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 美味くないわけがない 腹ペコも大満足の絶品中華でした

 
 ・・・・ついに、伊豆八十八ヶ所霊場巡りも44寺周りきり、半分のお寺さんを制覇しました。

 2018年1月13日から巡礼旅を始めて約3か月間。最初こそ巡礼者気分で周り始めていたもののだんだんと脇道、寄り道に逸れていき、ここ最近は伊豆88遍路の霊場よりも『その他の寺社寺院』を巡る比率のが多くなるという本末転倒な巡礼旅になってきたが、なにが起こるか分からないそれがナオキーズ!の旅スタイルなので致し方ないのですな。

 今後、ゴールデンウイークに入ったり梅雨シーズン到来したり夏休みになっていくんだけども、こういった行楽シーズンってのは伊豆半島に定住している者にとっては激混みの道路事情となり日常生活にも支障が出るほどであって、あまり近場にはお出掛けしたくなくなる季節でもあるのだ。
 だからあと半分の巡礼旅もしばらくお休みに入ろうかとも考えてた。

 しかしだ。

 期間が空いてしまうとモチべの低下にも繋がるし、生き急いでる人生なのでなにかとても無茶な企画をこれから考えて今後の伊豆88遍路を巡礼していきたいとも考えている。

 なにが起こるか、どうなることやらまだ分からんが面白いことになるのは間違いないだろう。

 乞うご期待してて下さいませ。。。

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  Izu,Japan 1/apr/2018  From Naokys!


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『 伊豆88遍路 ~豆州八十八ケ所霊場巡り~6 』



  「 第24番札所~第31番札所 」


 三連休最後の日の伊豆88遍路の旅は、いよいよ地元の熱海・伊東・東伊豆を駆け巡った。

 なんとこれまでの最多寺巡礼で8寺

 というのも、この辺りの面白スポットはすでにたいてい遊び尽くしており、心惹かれるままに寄り道してしまうという行為を極力抑えたからだ。

 そして海岸線の国道135号線がメイン街道のここ東伊豆は、渋滞してしまうとまったく動かなくなり脇道を逸れ抜け道に入っても、すぐ国道135号線に戻されてしまうというオチが待っているので連休帰りの観光渋滞を避けるべく午前中10時には出発したから時間に余裕があったのだ。

 それでもチェックアウトが9時、10時の観光地。早くも帰省する車の量は多かった。


 「 第24番札所 般若院 」

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 『伊豆88遍路 ~豆州八十八ケ所霊場巡り~5』のブログでも語ったように前日の夕方、ここには訪れていた。本日はその反省も生かし同行二人のお気持ちでお大師様と共に熱海にやってきた。

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 前日2/11の夕方撮影。TAKE1

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 本日2/12の11時頃撮影。TAKE2

 弘法大師霊場の門柱に絶好の巡礼日和で空も青い。もちろん境内から眺める熱海の海も青く、まさに清々しい青い景色の空海だ。

 だが、境内に入り散策するも誰もおらんのよ。ここで第23番札所・東光寺と第24番札所・般若院の御朱印を頂けるはずなのだが誰もおらんのよ。
 本堂の前にスタンプはあったが御朱印ではない。ここはひとまずスタンプラリーと洒落込んだ。 

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  さすがにこの面にスタンプを押す勇気はなかった…


 「 第25番札所 興禅寺 」

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   気持ちは嬉しいが語呂は悪い 字余り

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  眺めも良くって晴れてると本当に気持ちよく広くて落ち着く興禅寺

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  お不動さんもカッコ良しだ

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 御朱印も問題なく頂けてしばらく休憩したくなるような居心地の良さだったがまだ2寺目。

 先を急がねばだ。。。


 「 寄り道 日本山妙法寺 」

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  金色夜叉の主人公・寛一お宮の像と近代建築の熱海城

 先を急がねばだ。。。だが、熱海にはずっと前から気になってた行ってみたい寺ポイントがあった。それが日本山妙法寺
 さらにそこへ行く前に寄ろうと思ってたのが「熱海城」と日本有数のエロスポット「熱海秘宝館」だった。

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 ここを右へ曲がれば大人のテーマパーク熱海秘宝館なのだが、誰もが大好きなエロの館はあいにくの大人気で駐車場すら入れなく泣く泣く諦めることに・・・・ まぁ、ここは平日にゆっくりと再訪することにしようと思う。 

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  で、左に曲がると日本山妙法寺

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 日本山妙法寺とはなんぞや!?という方のために簡単に説明すると、藤井日達上人が作った日蓮系の宗教団体で、世界7ヵ国にこのような白い仏舎利塔を平和運動の一環として建立してるのだ。

 俺はかつてインドの仏教8大聖地を聖地巡礼したことがある。その折、各所で初めて遭遇し、北インドの赤茶けた荒涼とした大地とだだっ広い青い空の下に建つこの真っ白な仏舎利塔にえらく関心してしまった覚えがあった。
 それがいつも通る国道から熱海の山の上に白く映えるこの仏舎利塔を見つけ、いつか行ってみたいもんだねぇと常々思っていたものである。

 タイミングというのは逃すと次はなかなか来ないもんだから、これを機に辿り着いた次第であります。

 見所は仏舎利の四方に据えられた4大仏陀の像。

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 ブッダが誕生した時に「天上天下唯我独尊」って言い放った瞬間

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 菩提樹の下でブッダが「あっ、コレだ」って悟った瞬間

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 ブッダが「良いこと教えてあげる」って初説法をしてる瞬間

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 ブッダが「心臓とお腹が痛い」つってニルヴァーナ(入滅)した瞬間


 山の上にあるからことのほか眺めも良く、境内には遺跡っぽさ抜群の壁画があちこちに散らばってる。そういうの本当にグッとくるからシャッター切りまくりの日本山妙法寺観光となったよ。


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 スマホの壁紙にしたくなるし、庭に無造作に置いておきたいな


 「 第26番札所 長谷寺 」

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 熱海から伊東方面へ国道135号線を下っていくと網代に出るのだが、その道中に「長谷観音」という看板があって、ここも前から気になっていたところだった。運が良い事に伊豆88遍路の札所として「長谷観音長谷寺」が組み込まれていたのでガッツポーズだぜ。


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  何故か結界が張られていた 境内は神聖な地でごわす

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  竹林に囲まれたまさに禅寺って趣きだね

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  本堂の御本尊をお参りするが木魚の方が気になる一品

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 「 第27番札所 東林寺 」

 熱海市が終わり国道135号線の山道を下るといよいよ伊東市だ。それまで海に沿った崖っぷちの道路から海抜0mの海沿いの道路に変わる。
 ここまで来ると「あぁ、南国情緒のステキな街っていつも思う。特に宇佐美海岸から伊東オレンジビーチへの道はカルフォルニアですか!?てな景色。

 だが、俺が毎日のようにパトロールしているMEGAドンキがあったりするから、「なんだ、ただの田舎で観光地か」と我に返る。

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 毎朝この道を車で出勤してるかと思うと、奇跡としか思えない日常だ。この太平洋の先にはもう南米大陸しか陸地がないし、真冬は蜃気楼なんかも見えて、晴れてりゃ三浦半島から房総半島の先っちょまで眺められる。
 ちなみに4ヶ月ほど前にナオキーズ!が車に撥ねられたのもこの道だ・・・・

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 海岸線の国道から市街地へ抜けしばらく行くともう近い。第27番札所・東林寺。

 このお寺さんは伊東祐親という武将の菩提寺で『曽我兄弟の仇討ち』という物語の主人公である祐親の子・河津三郎祐泰、祐泰の子・曽我兄弟のお墓が境内に隣接した丘の上に残っているよ。


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 御朱印押してもらってる間に墓参りだ

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 だいぶ雪駄じゃ登りにくい 昔の人ってスゲーのな

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 丘の上に3人の伊東の有名人(知ってる人絶対少ない)の墓地

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 こういった昭和なベンチも伊東ならでは

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 さらに衝撃の手水舎の発見に田舎の怖さを感じた

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 蛇口になんか水がおいしくなるみたいなヤツ付き

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 忘れちゃいけない 東林寺は伊東七福神の布袋のナワバリ

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 「 第28番札所 大江院 」

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 伊東市と言ったら大室山。1年に1度この山全部燃やすというダイナミックな山焼き行事もある。蛇足だがナオキーズ!がよく出店しているフリーマーケットはこの山の下に拡がるさくらの里だ。

 次の目的地、第28番札所・大江院はこの近くにある八幡宮来宮神社に隣接しているのだが、この八幡宮来宮神社日本有数のパワースポットではないかと俺は信じている。境内に一歩踏み入れればそこはもう八百万の神様たちがうようよしてるのを肌で感じる事が出来るのだ。あまりにも神様パワーが物静かに炸裂しており写真に撮っても撮っても臨調感が伝わらないので、社叢の説明文しか載せれない。

 
伊東に来たならばハトヤよりもこの八幡宮来宮神社がおススメだ。

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 さて、この大江院。伊豆88遍路にまつわる重大な発見のあった重要なお寺。

 なにを隠そう、ここ大江院での明治時代の『伊豆八十八ヶ所巡礼御納経帳』の発見によって、現代我々が生きている平成の世にかつての伊豆遍路の巡礼地が蘇り、伊豆88遍路復活のきっかけとなったお寺さんなのである。頭が高い

 そんなものがあるならお宝ハンター・ナオキーズ!だって見てみたい。お寺の人にお尋ね申すと、「今持ってくるから待っててね」と言われ、思いがけずの拝観となった運びでございます。


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 全ページ見せてもらったがコピーして欲しいくらい貴重な宝物 ありがたや  

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 左が押したてホヤホヤの御朱印 右が明治45年物の御朱印 ありがたや

 御納経帳の中の1ページに何故だか伊豆88遍路には組み込まれていない三島大社の御朱印もあり、つい先日、俺も三島大社へ寄り道して御朱印を頂いたもんだから、なんだか浅香のトミちゃんと心が通じ合った気がしてほっこりだったや。


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 いつもなら夕方の4時にもなれば巡礼を終わらせ帰るところだが、切りの良いところまで周りたくて伊東市からさらに南下、東伊豆町の熱川界隈まで足を延ばすことにした。

 ここからは国道135号線を海岸線沿いに下る温泉街道

 大川温泉・北川温泉・熱川温泉・片瀬温泉・白田温泉と小さな温泉集落のどこに帰りに立ち寄ろうかと吟味しつつ、この間に待ち受ける3つの札所で本日はフィニッシュを決めるのだ。

 時間もないし早く温泉に浸かりたいという思いに気が急かされ、「水曜どうでしょう」の大泉さんばりの遍路スピード旅で残り3寺の巡礼をかっ飛ばした。なので、たいした紹介は出来ないのね。。。


 「 第29番札所 龍豊院 」

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 山門には樹齢400年という天然記念物の枝垂れ桜がドドンとお目見えだが、花咲く時期でないために、ただひたすらに枝が垂れ下がっているだけの老木だった。

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 「 第30番札所 自性院 」

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 東伊豆は地形的に「東に海・西に山」が絶対だから空は明るくても陽はすぐに暮れる。そんな中、オレンジ色のみかんのだだ漏れ具合が薄暗い緑に異彩を放っていた。あと超寒くなってきた。。。

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 「 第31番札所 東泉院 」

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 伊豆88遍路とは別に東伊豆町では「御朱印さんぽ」なるものがあるらしい。こういったご当地御朱印巡りが各地で開催されているので、御朱印集めに一旦手を出すとほんと休まるヒマがない。コンプリート癖のあるナオキーズ!は一生モノの趣味を手に入れた。


 「 帰宅の途 飯と風呂 」

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 東伊豆のB級グルメと言ったら「肉チャーハン」。チャーハンにあんかけ肉野菜炒めが乗っかってるニクイやつ。中華ふるさとの肉チャーハンは発祥の店ではないが有名店。ここまで来て喰わなきゃ『熱烈雑食集団・ジャンクフード』の名は語れない。

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 長い1日の疲れを取るには温泉が一番とは日本人なら誰もが思う。さらに海に面した露天風呂ならそれはもう優勝。付け加えて混浴ならば天国行きだ。

 北川温泉にある黒根岩風呂はちょっと前まで混浴だったはず・・・・ 以前、混浴と聞いて勇んで来たときは改装工事中で入れなかった。その時の邪心を満たすためにウキウキしながら立ち寄ったのだが、新しく生まれ変わった黒根岩風呂は完全に男女別の露天風呂になっていた・・・・

 だがしかし。 

 天国へは行けなかったが優勝はした

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  おっぱい見たかった・・・・


  Izu,Japan 12/feb/2018  From Naokys!


 あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』
 2018最新作は『 伊豆88遍路 』2018/1/13からヒマをみて伊豆半島を車でお遍路。
 地元を舞台に御朱印集め、ジオ、B級グルメ、温泉とゆっくりぶらっと旅りたい。

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プロフィール

ナオキーズ!

はじめまして!             
 旅好き、アジア好き、遺跡好き、神社仏閣好き、大道芸好き、パフォーマンス好き、民族音楽好き、倍音好き。

 人生どうにかなりそう!アジア人を見てそう思い、楽観的・わがままになってゆる~い人生、テンションあげて生きてます。

 あぁ、もう残り半分。 旅に出ねば。 

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