「 ばいばいクルンテープ、さよならフアランポーン 1日目 」
成田国際空港の出国ゲートでパスポートに出国スタンプを押され抜けた先はもう日本のようで日本じゃない場所。
その時点でもう日本は出国済みってことなので、そこが成田国際空港第2ターミナル・サテライトという極めて日本を感じさせる名前だとしても、その建物内で喰らう食事と言うのは海外旅行での1食目ということになるのだろう。機内食も然り。
到着した先の現地で摂る食事からが1食目だ、と言った方が良いのだろうが、実際のところこんな「1食目とは?」的前口上なんかがそもそもどーでも良くって、要は日本出国後のサテライト内にある「吉野家」は日本国内よりもちょっとだけ値段が高くって、国内には無いメニューで構成されてるし珍しいからそこで喰ったよってーな話に続く。
さて「吉野家サテライト店」だが牛&チキン南蛮定食にするか牛&トンカツ定食にするか最終的にこの両者で悩んだ。
この時期、世間は春休みに突入したばかりで学生の旅行者がわんさか空港に来ておりメチャクチャ混んでる。当然この「吉野家サテライト店」も例外ではなく通常の「吉野家」では考えられない行列が出来て並んで全然進まないもんだから、注文もどれにしようか悩む時間が多くなるのだ。
注文悩みスパイラルが止まらない時間
散々待ってようやくレジ前に到達した瞬間にやっと決めた牛&チキン南蛮定食を注文しようとしたナオキーズ!に衝撃の事実が告げられた。
なんと定食類は「今から作ると15分ほどかかってしまいますがいかが致しますでしょうか?」のひと言である。
いや今日めっちゃ混んでるし、もう搭乗ゲート開く時間だし、航空券チェックインで並んで、出国審査で並んで、ここ吉野家で並んで、さらに15分も定食を待つだと・・・・!?
いくら「微笑みの国・タイランド」へ旅立つと言えど、まだゆる~いタイ時間に気持ちが順応してる訳でもなく、そもそも今回は旅程自体が短くって秒刻みのタイムスケジュールで行動する3日間となっておるのですぞ。。。
今すぐに出来るお食事を私は所望する!
なんか悔しい気分だったからいつもはあんまり注文しない牛丼(アタマ)520円。牛丼はカレーと同率な飲み物なので2分でどんぶりから中身を消して喉を潤した。時は金なり。
次回は絶対混まない時期を狙ってセレブなふかひれラーメンを喰ってやるぞ。
スワンナプーム国際空港がタイの玄関口として活躍している昨今、その昔はドンムアン空港が頑張っていた。今は国内空港として、国際便はLCC(格安航空会社)の就航がメインというマイナーな空港になってしまったが、そんなドンムアン空港に降り立ちたいがためLCCエア・アジアXに乗り込んだ。
あんまりLCCは乗ったことがなかったんで機内に入った瞬間色々と思い出した。
あぁ、そうだった。なんの機能も付いてないし食事やドリンクもないんだっけか。
約7時間のフライトは、充電も出来ないし、通路側で外も見れないし、小腹減るし、何よりもやることが無さ過ぎて永遠にヒマ。
静かに目を閉じ、睡眠という名の修行に没頭して過ごした・・・・
さて、なんでここドンムアン空港に降り立ったのかと言うと、タイランド国鉄のディーゼル列車に揺られてバンコクまでの乗り鉄旅情を体験したかったのである。
遅くても来年2020年にはバンコクの交通の要であった主要駅「国鉄フアランポーン駅」が100年続けたその役目を終え博物館へと姿を変えるとのことで、その前にラストランしたかったからだ。
ドンムアン空港から国鉄ドンムアン駅までの道のりを知っていれば10分もかからない距離なんだけど、知らないとビックリするほど分かりずらい。迷いに迷って迷子は必至だ。
入国ゲートを出て到着口を抜けるとそこは1階。
目の前に両替所とか案内カウンターとか色々並ぶ中で、まずは6番出口にある「AMARI」ホテルへの入り口を目指す。
ココから2階へ向かうが、右手のエレベーターに乗る場合、階表示が英国式なために2階へ行くボタンを押すと3階に到着するというイングリッシュトラップにハマり一手遅くなるので注意。
それを避けるためにはすぐ左手に位置する「出口」って書いてある「入口」を利用する。列車の駅こっちだよって案内表示もあるので「AMARI」ホテルに用の無いヤツは階段で登れってことだが、正直こっちのが早いし便利だった。
階段を上がったらすぐ左に空港の目の前の道路を横断する高架に出るのでそこからは「Railway Station」という案内表示を頼りにぐんぐん歩いて行く。
ぐんぐん歩きすぎると突き当りの「AMARI」ホテルのエントランスまで行ってしまうので、案内表示に目を凝らしながら、外側高架橋へ出るための右手にあるシルバーのドアを見つけ、開けて外へ出る。
このまま橋を渡り切ると道路を越えて向こう側へ行ってしまうが、国鉄ドンムアン駅は空港・道路上り・線路・道路下り・「AMARI」ホテル、といった道路の上下線のちょうど中間地点に位置するので、この高架橋を真ん中辺りで右へ曲がる。
曲がればあとは駅のホームまでのスロープになってるから着いたも同然だ。
奥が空港からの高架橋で降りてきたスロープも見える。高速道路の下に位置する小さな駅だけど上りホームは屋根の色も造りも可愛い。
ドンムアン駅からバンコク中央のフアランポーン駅(クルンテープ駅)までは約25kmで駅は5つ。切符は20バーツ(約70円)だったがどうやら値上がりした模様。
時間は1時間から1時間半かかるという驚異の遅さ。理由はディーゼル車でローカル線だからというだけのことじゃなくって、バンコク市内の交通事情で線路内停止信号の赤表示の多さでその停止時間の長さが最大の原因。
そのためこれまでナオキーズ!は長いことドンムアン空港からバンコク市内へのアクセスを、一番安く市内まで行ける手段であろうと時間のかかりすぎる列車は避け、バスかタクシーでちょちょいと行く手段しか使ってこなかったのだ。
列車の本数が極めて少ないために約1時間をこのホームで過ごすことに…
座席は満席だったけど小一時間なら立ってても問題ない。混んでる訳じゃないからね。どうやら近郊のアユタヤ観光からバンコクへ日帰りで帰ってくる旅行者が多いようで、西洋人に中国人に日本人とタイ人よりも観光客のが多かったよ。
バンコクまでの道のりは近いようで遠かった。
車社会のバンコクなもんだから、道路を遮断するための踏切が全然下りずに列車はずーっと待ちぼうけ。ひとつの踏切に10分くらいは待つことしばしば。。。
それが市内に近づけば近づくほど頻繁に待つもんだから時間かかってしょうがないし、効率悪いことこの上ない。
今、この国鉄線路のすぐ脇に高架鉄道の工事が着々と進んでるから、近い将来、新しい北部・東北部行きの路線はこんな踏切待ちの無駄は無くなりすんなりと地方へ出発していくことだろう。バンコクの進化は止まらない。
ナオキーズ!は今後「クルンテープ駅」と国鉄駅を呼ぶ(表記する)所存で御座います
待ち合い側の構内はいっつもこんな具合に混んでいる
こちらはMRTフアランポーン駅 地下鉄の入り口となる
すっかり久しぶりに訪れたクルンテープ駅だが、ゆっくりとしてるヒマがないのが今回の弾丸バンコク旅。
このあとMRT(地下鉄)で予約した宿まで出向きチェックイン。荷物を降ろしてすぐに観光に走り出さなければ今夜のお楽しみニューハーフショーに間に合わないんだよ。
MRT(地下鉄)からBTS(高架鉄道)に乗り換えてサバーン・タークシン駅で下車。バンコクの大動脈とも言うべきチャオプラヤー川の河岸からボートに乗り込み広大な敷地面積を持つナイト・マーケット「アジアティーク・ザ・リバーフロント」へと繰り出すのだ
あっという間に夜 バンコクの夜景付きボート
大観覧車がランドマーク だがしかし、ひとりで乗るのはさみしいから乗らない
こいつらみんな元男だが、遠目で見れば気が付かない美貌なプロポーションでショーをガンガン盛り上げてくる。
伝統芸能でもなく演劇とも違う。歌って踊って笑わせる、魅せるエンターテイナーショーが次から次へと繰り出され飽きることなく続いてく。めっちゃ楽しい!
しかも昨日のこの時間はまだ日本でいつもの生活をしていたはずなのに、24時間後の今はバンコクでほろ酔い気分でニューハーフショーで一喜一憂してるなんて実感したら旅ってサイコ-!バンコクに来た俺、エライ!!ってなもんでテンションがどんどん上がっていく
今回の弾丸バンコク旅のもう一つのテーマとして「目指せ!インスタ映え!!」ってのもあるからパイナップルチャーハンを注文してみたものの、酢豚やステーキにパインがいるだけでそりゃねーべって毎回思うナオキーズ!としては許せないほどパインが仕込まれてて意気消沈。
空芯菜炒めは絶品なのにっ
まぁ、頼んだからには美味しく完食しましたけどね。
そしてアジアティーク・ザ・リバーフロントのショッピング街で、ナオキーズ!のタイの大好物豆菓子『Koh-Kae』のオフィシャルショップを発見し、店ごと買い占めようかと思ったけどそんな大金持ってなくて泣く泣く諦めた。
バンコクの初日の楽しい夜は一瞬のうちに過ぎ去り、もう22時を回ってる。
初日の旅疲れもありこのまま宿まで帰ろうかとも思うが、バンコクと日本は2時間の時差があり今宵はいつもより2時間も多く夜遊びが出来るのでメチャクチャ得した気分。
ならばまだまだバンコクの夜を満喫しなければと思い直し、ナオキーズ!はそのまま夜のタイマッサージ店へと姿を消して行ったのであった。。。
Bangkok,Thailand 21/mar/2019 From Naokys!
あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』
2019年早春第一弾企画、ナオキーズ!俺旅の目的地は
「微笑みの国タイランド」の首都バンコク
『3日バンコク諸行無常』週末弾丸セルフツアーの旅日記に乞うご期待
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