「 済州石文化公園・三姓穴 」
9月16日
済州島最終日となり、最後の済州島観光のスタートが幕を切って落とされた。
島の中央に聳える漢拏山(ハルラサン)の大噴火によって造られた済州島はジオパークとしても有名で、もちろん世界自然遺産にも登録されている。そんな溶岩で出来たダイナミックな島だからこそ島民の生活には石造りという文化が息づいてきたのだ。
東アジアには珍しく遺構や遺跡に石材が多く使われており、その数ある遺物のコピー品がここ済州石文化公園に集まり、一気に見学出来てしまうお得な野外ミュージアムとなっている。
3つのエリアを無駄なく攻めたい
入場してすぐに石伝説の物語の象徴塔が建つ
打って変ってジャングルに迷い込む
済州石博物館へ辿り着いた
奇妙な石が静かに展示されていた
溶岩がチューブのように練り出されている
人頭石なのであって心霊写真の類ではない
ひそり佇む支石墓(ドルメン)
石ひとつ運ぶのもお祭り騒ぎ
力こそ正義なので筋トレも欠かさない
オンドル用の板石は昔から作られてたのね
地蔵だかトルハルバンだかの民間信仰各種
東資福と西資福 先祖神の弥勒さま
現代でも使われてる境界線のやつ
石化したツチノコを発見する
ドラゴンボールも見つけたが願いが叶った直後のようだ
森の民に見守られ(監視)ながらの散策だった
石臼墓場 豆を挽いて緑豆チヂミを食べたい
オルムを眺めながら野原を進むと…
済州伝統草村の集落(無人)へと導かれた
壺と瓦が道の脇に並べて置いてある見せ方
トルハルバン48基
済州のモアイと称される俺のお気に入り石像
いろんな表情がカワイイ済州のマスコットキャラだ
伝説の五百将軍の群像が見えてきた
こちらは五百将軍の象徴塔
五百人の子供たちの母・ビッグマムの部屋
子を抱くビッグマム 優しい巨人の家族の伝説
猿でも分かる「ソルムンデハルマンと五百将軍」の伝説解説コーナー
ソルムンデハルマンとは漢拏山(ハルラサン)を枕にして島外の島に両足をかけて昼寝をする巨大な女性の名前。
島中の池や湖が浅すぎてこの世に深い池はないのか探していると漢拏山(ハルラサン)の火口湖が深いと聞き鼻で笑いながら入ったら沈んで出て来れなくなったから、あの火山湖は底なしだと確定。
そんなソルムンデハルマンは五百人の息子と島で暮らしてたが毎日の食事作りがそりゃ大変。でも子供たちにがんばって料理を毎日作ってた。ある日、大釜でお粥を調理していたところ誤って足を滑らせたソルムンデハルマンは鍋に落ちてしまい、グツグツと煮えてしまった。
そんなこととは露知らず、帰って来た子供たちは母親が作ってくれたお粥に大満足の様子。
「今宵のお粥は格別に美味い!一体なんのお肉が入っているのか!!」
兄弟の五百人目の末弟が最後のお粥を大釜の底からさらってみたところ、母親の骨と服が見つかり激おこ。「母親を美味いとかありえん!兄弟の縁を切る、さよなら」と家を飛び出し漢拏山(ハルラサン)から身投げして石になる。
ショックと動揺を隠せない他の兄弟もみんな石になる。
だから済州島は巨石が多いのだとさ。
という伝説で済州島創造の成り立ち神話でもあるのだ。
ある意味お墓でもあるソルムンデハルマン家族の象徴塔
済州石文化公園、この広大な文化公園はソルムンデハルマンと五百将軍の逸話を基礎に、各地の石文化を集めた集大成ともいえるテーマパークだ。
来場者とほとんど会わなかったから空いてて気楽に周れたよ。人気が無いわけではと思いたい。
この後は一旦街へと戻り、今度は済州島に人が住むことになり、耽羅王国の発祥地となった伝説のある三姓穴の遺跡へと移動した。
トルハルバンが見守る国の文化史跡
済州島に三神人が降臨した
その時に出来た穴がこの三姓穴の史跡だ
三人の嫁を娶り狩猟生活から農耕生活へ
山から矢を射り刺さった場所がそれぞれの居住地となる
その矢が刺さった石
韓国4日目。
済州島のラストデー。韓国の三連休も終わり、長いようで短かった済州島滞在もこれで終わりだ。さみしい限りだが、17時のフェリーでいよいよ韓国本土を目指す。
オフシーズンの済州島だったけど遊べるとこがいっぱいあるから祝日だろうと問題なかった。強いて言うならばバス旅は使い勝手が悪く時間がかかるので、レンタカーで島中走り回れるといいな。
さらばチェジュ、さらばトルハルバン
Jeju-do,Korea 16/sep/2019 From Naokys!
2019年・ナオキーズ!旅日記第4弾!!
『 台湾韓国周遊見聞録 』
16日間もあれば、近場のお手軽海外旅行で台湾と韓国の2か国それぞれ1周できるんじゃあないの?ってな具合で計画したら思ったよりタイトなスケジュールに追われるハメに・・・・
怒涛の『台湾韓国周遊見聞録』の旅。
2ヶ国をぐるっと周った観光スポット巡りをどーぞお楽しみあれ!!
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