「 帰国の途 」
9月22日
雨が降っています。
韓国南部を襲っている大型の台風17号の影響かは分かりませんが、韓国北西部に位置するここ水原の街は、朝から小雨が降り続いているのです。
そんな朝ぼらけの中、水原華城の大広場へ向かいます。傘が必要なほどは雨が降っていて肌寒いばかりです。
華城行宮の新豊樓の前にて日曜の11時から宮廷に伝わる武芸を行っているとの情報でしたが、雨の為か誰もおらず閑散としているだけでした。
最後の観光となるかと期待していただけにとても残念な気持ちです。
このまま帰るのももったいない気がしたものですから、周辺を散策しながら朝昼兼用ご飯を食べようと歩きはじめました。
全然営業してません・・・・ 飛び出す龍もどことなく迫力が欠けます。
韓国のどこにでもあるトリックアートが最後の観光スポットとなったのは予想外の出来事でしたが、街歩きをしていたおかげで一軒の開いているお店を見つけご飯にありつけることが出来たのでした。
ビビンバは太古の昔から大好きな食べ物で、どこで食べても全てのビビンバが美味しいので今回もとても満足でした。お腹ももちろん満足ですが、テンションだだ下がりだった心も満たされたのでした。
小雨をかわしながら八達門まで歩いてるうちに空模様は曇り空に変わりました。
街のランドマークでもある八達門にはいくつものバス乗り場となっており、そこから水原駅までのバスに乗ったのです。
午前中の観光を終えたら本日の予定はお土産を買う事。
お土産はスーパーマーケットで買うのが常なのですが、大きな駅には立派な駅ビルがありショッピングモールもあるので大きな買い物は出来ませんがウィンドウショッピングがとても楽しみでもありました。
水原駅には「AKプラザ」というファッショナブルなモールがあり、龍山駅には「IPARK MALL」というお洒落なモールがあり、ソウル駅には「ロッテアウトレット」という巨大なモールが存在するようです。
ということなので、水原駅ビルを攻めたあとは地下鉄で1時間の龍山駅に向かい妄想ショッピングを楽しみ、2駅先のソウル駅で格安アウトレットのチェックを堪能したのです。
ところがです。。。
本来の目的であるスーパーマーケットでお土産を買うという行為になかなか辿り着けなかったのです。
水原駅にあった「eマート」はお休み。ソウル駅にある「ロッテマート」もお休みだったのです。どういうことか良く分からなかったのですが、韓国のスーパーマーケットというのは日曜日が定休日となるのでしょうか。不思議です。
お土産の本命はスーパーだ、と自負しているので情報を集めていますと、どうやら杏堂(ヘンダン)駅前の「ロッテマート」は本日営業しているとのことでした。
さっそく地下鉄に乗り込み、途中路線を乗り換えて、なんとか目的のスーパーマーケットまで辿り着けました。
スーパー巡りは本当に楽しいですね。韓国の人達の日常生活が垣間見れてとても親近感を抱くことができます。
もちろんお土産も手に入れて、本場韓国のロッテでエビバーガーも食べることができました。
そしてそろそろ帰ろうとお店の外へ一歩出ると、そこには綺麗なピンクに染まった夕暮れの空が待ち受けていたのでした。
お土産も手に入れたらソウルの街をあとにします。
帰国便のヒコーキはソウル発ではなく、釜山発成田行きなのです。ですので、これから夜の便のKTXという特急列車に乗り込み、一路、釜山駅へと向かいます。
ここで心配なのは台風です。台風17号が釜山付近に上陸しているらしいことはなんとなく分かったのですが、目にする映像はハングルや韓国語のために、なにがなにやらてんで理解不能なのでした。
釜山駅まであと残り3,40分というところで、場所は東海岸付近の蔚山(ウルサン)周辺だったでしょうか、突然車体に雨音が鳴り始めました。
思ったほどの大雨ではなかったのですが、台風とすれ違ったのかも知れません。
釜山駅に着いた頃には雨は上がっていましたから。
しかし、駅から外へ出ると台風の爪痕はまだ残っていて突風が吹き荒れている状態でしたが、なんとか無事に宿へチェックインをすることができ、5日ぶりの釜山に戻ってくることが出来ました。
9月23日
帰国の朝を迎えました。
釜山の地下鉄やモノレールをいくつか乗り換えると、50分ほで釜山金海国際空港に到着します。
空港内に入りまず驚いたのはその人の多さでした。おそらく昨日は台風の影響で欠便が多くでたとみられ、たくさんの旅行者がここで一晩を明かしたのでしょう。あまりの混雑ぶりに出国審査が遅れ乗り遅れやしないかとヒヤヒヤしましたが、人の多さの割りに出国審査に時間がかかることはなく、予定のヒコーキには間に合いました。
2019年9月の旅が終わりました。
台湾1周5日間 韓国1周11日間の16泊15日の2ヶ国各々ぐるり旅。
限られた時間の中で2ヶ国も周遊出来るのかと危ぶんでいましたが、終わってみればとても満足感があり充実した実のある面白い旅路となりました。
それぞれの国の良さがあるのでどっちが良かったとかは特に無くて、台湾の飯の美味さ、民族の歴史、おちんぽ先生との遭遇、韓国の飯の多彩さ、芸能の奥深さ、ひとりラブホの経験値とまた何度も訪れ経験したいことばかりでした。
身近な国でもこれだけ楽しむことが出来るので、ナオキーズ!は一生「旅」という呪縛から逃れられないことでしょう。
それではまた、地球のどこかの旅先で!
Busan,Korea 22~23/sep/2019 From Naokys!
2019年・ナオキーズ!旅日記第4弾!!
『 台湾韓国周遊見聞録 』
16日間もあれば、近場のお手軽海外旅行で台湾と韓国の2か国それぞれ1周できるんじゃあないの?ってな具合で計画したら思ったよりタイトなスケジュールに追われるハメに・・・・
怒涛の『台湾韓国周遊見聞録』の旅。
2ヶ国をぐるっと周った観光スポット巡りをどーぞお楽しみあれ!!
胸躍る最新放浪旅日記を配信中!
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