「 Go! Go! 砂漠ツアー 」


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 あぁ、憧れのサハラ砂漠。 あぁ、麗しのサハラ砂漠~~~!

 砂漠と言ってまず思い浮かべるのは誰もが「サハラ砂漠」であろうよ。

 おいらはこれまでインドのラジャスターン地方の砂漠に1泊2日でキャメルツアーに行ったり、エジプトの黒砂漠&白砂漠にジープで行ってみたり、夜の鳥取砂丘の横の国道を真っ暗な中通過したりと砂漠と呼ばれる場所には何度か行ったことはあるんだが、あたり一面ずーーーーっと砂丘ばっかな砂世界ってのは体験したことなくって、そんな場所であろうサハラ砂漠には熱い情念を抱いておったとですよ。

 そしてそこへ行くにはモロッコに行くべきだと思っとったとですよ。

 そして、ついに夢の国。 アラバスタ王国の実写版とも言えるモロッコはサハラ砂漠の起点となる村・メルズーガに到着したのだぁーーーー!!!!!

 
 ときは2016年9月17日土曜日、早朝5時半。 まだ薄暗いが空気は乾燥的砂の様相を醸し出しほとんど建物もない殺伐とした村でバスは停まった。

 メルズーガ到着ーーーーーー!なんて言ったけど、本当はメルズーガのちょっと手前の村、ハッシラビードという村で下車だ。 ここにワイルドネス・ロッジって日本人宿がありその宿を予約していたのである。 そして到着した日の夕方からサハラ砂漠ツアーにラクダに乗って出発なのである。
 パーティーは日本人5人。 内、大学生Y君とおいらは2泊3日のキャメルライド、あとの3人は1泊2日で途中でバイバイだ。


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             宿の屋上からすでにデカい砂丘のシルエットが!


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             西の方角には満月の次の日の月が煌々と…


 早くも砂丘の向こうから朝陽が昇ってくるのが期待できる。 充分過ぎる月明かりがあるけどまだ全貌はよく分からない。 

 そして時間が経つにつれてあらわになっていく砂漠と村の位置。 おいらのいる場所。


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             ラインジングサン 感動の夜明け


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              近い、砂の世界が手の届く距離に!


 この村・ハッシラビードから歩いて5分くらいでナツメヤシのオアシス農場に出る。 そこを抜けると、もうそこからは一面の砂世界、砂漠の入り口、サハラ砂漠の始まりの場所なのであった。 

 マジか・・・・ メチャクチャ近いじゃねーかよ。 でもだだっ広い巨大な砂場は距離感がいまいち分かりづらい。 目の前にある大砂丘も近くにありそうなのにちょっと歩くと、あれ?遠いの!?ってな具合。

 砂はさらっさらで、小動物の足跡とかトカゲの足跡とか砂が風で流れた跡とかなんかテレビでみる砂漠の景色。 小さな尾根みたいな稜線を歩くだけで斜面に小さな雪崩のごとく流砂がキレイに滑り落ちていく。

 かっちょいい! これぞ砂漠!!

 でも本格的な砂遊びは夕方からの本番にとっておこうと思った。


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             宿のロビーからしてカワイイ アラビアンな空間


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             ナツメヤシ・ファームを抜けていく


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             命の水 オアシス感に歓喜


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             あっという間にオアシス畑は終わる


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             砂が始まってるのか、砂の終わりなのかはあなた次第


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             村から歩いて10分かからん もうサハラ砂漠


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             いきなりのこんな景色はテンション上がるけどちと怖い


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                     小さいミニ砂丘にきれいな稜線


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              ちょいと踏むだけでさらさらと流れ落ちていく流砂


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              村はすぐそこ 悪党とかいそうだよな


 出発まで丸一日あるけどなんだかんだで時間を潰して夕方5時に待ち合わせ場所に赴く。 おいらの足となるラクダちゃんに会いに行くのだ。


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             待っててくれたのねん うい奴じゃ


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              かわいいけど鳴き声はチューバッカの叫び声


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             乗ってすぐテンションあがり よくあるシーンの撮影 まだ村の道


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             おいらのラクダの名前はみみちゃん たぶん右耳がひきちぎれてるから


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             いよいよ本格的に砂漠の世界に突入だ


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             砂漠の民・ベルベル人のコスプレは レンタルで500円


 砂の世界はアップダウンのある砂丘しかなくってトップに上がれば周りが見渡せるけど、下に降りると周りは砂の山に囲まれて視界は悪くなる。 が、これだけは言えるのだが、どっちにしろ砂しか見れない、砂しかない。

 ガイドはカルロスと言う名の49才のベルベル人で、あだ名はカルロスがなまってカレーライスと呼ばれていた。 のちのち判明したことだが下ネタしか言わないナイスガイだ。

 そしてこのサハラの砂の海をカレーライスはどこを通ってんだか迷いもなくぐんぐん進み、確実に夕陽スポット兼今夜の宿泊場所へ我がキャラバン隊を導いてくれる。 まあ、多少迷ってもおいらにはそれすら分からないのだろうけどね。

 みみちゃんの乗り心地は割と良くって乗りやすい。 砂地の下だりは太ももで挟み込んで力込めないとたまに振動で振り落とされそうになるけど、それさえ気を付けてれば問題はなかった。 お尻が擦れて痛くなるってこともなかったよ。
 あと、みみちゃん、歩きながらの歩きうんこと、ながら小便が頻繁だったね。 すぐ後ろのY君は目の当り生ライブだったろうな。

 あっという間に砂丘に囲まれてから2時間くらいは経ったのかな?突然砂丘の合間に点々とベルベルテントが現れ始めた。 そのうちのひとつに辿り着いたら、そこが我らのキャラバンの本日のお宿となった。

 そして待望のサンセットだの時間だよ。


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                      砂の流れのように


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              黄色というかオレンジというか黄土いろ


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             カレーライスとみみちゃんとサンセットサハラ


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              夕陽がなんとか観れました!


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                 感動の夕焼け空 サハラ砂漠の真ん中で


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               宿泊はこのベルベルテント 


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              夕食のチキンタジン鍋を作る カレーライス(カルロス)


 サハラ砂漠で一番見たかったのは、満天の星空。 砂漠の夜は当然明かりもなく真っ暗闇。 それに加えて恐ろしいほど音の無い無音の世界。 風の音が時折り聞こえるくらいで一切の「音」というものが聞こえない、というよりも無い。 そんな中で夜空を見上げれば無数の星達が・・・・ なんて期待してたけど。。。

 分かってたよ。 おとといが満月だったってことくらい・・・・ 満月から2日しか経ってない時の月の形くらい知ってるよ。 ちょこっとだけいびつな円形だってことくらい分かってたよ・・・・

 に、したってよ?

 ちょっくら明るすぎやしないかい!? テントがロの字型で真ん中の中庭みたいなとこの砂の上にマットレス敷いてみんなで寝るんだけど、もう煌々と月明かりが真上にきちゃってよ? あの蛍光灯誰か早く消せよ!電気のスイッチに一番近いやつってだれよ? もう寝るから消そうよ!?ってくらい明るい。

 当然、星なんて東京で見るのとなんら変わらないくらいしか瞬いてないのな。  Wはカシオペア、みたいな。

 ある意味、満月の灯りに照らされた砂漠を体験出来て、そりゃもう良かったよ!ってことにした。


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             砂の上の寝床 寒くも暑くもなかったが、眩しかった


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             一泊二日組は朝陽が昇る前に村へと戻る バイバイだ


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             昨晩、残飯を漁りに来た砂漠キツネ(フェネック)の足跡 


 ちなみにデザートフォックスと呼ばれるこのフェネックだが、もう、そりゃめっちゃくちゃ可愛くて、おいらの人生のパートナーに選びたいくらい愛らしくて、捕まえて密輸するのがダメなら、ぬいぐるみにして部屋中に置いときたいくらいキュートで、なんなら生まれ変わったらじゃあ次の転生は砂漠キツネで!って神様に申請したいほどアイドル顔負けの萌えキャラなのである。 マジで。


フェネック
             ネットからの拾い画フェネック 可愛さ120%を敢えて選んだ


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             サンライズは見事なほど残念な結果に・・・・


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 サハラのど真ん中でスマホでどこかへ通話するカレーライス 衛星からwi-fiも飛んでるって言ってた


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              昨日とは違うラクダ  ナ「 こいつの名は? 」 カ「 ボブ・マーリー 」 


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              2人編成でサハラ砂漠ツアー2日目 出発!!


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             追跡すんの簡単 いろんな生き物の足跡だらけ


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             砂丘は相変わらず どこまでもどこまでも・・・・


 サハラ砂漠ツアー2日目は、砂漠の中のオアシスまで行ったら目の前にある大砂丘の頂上から反対側に見える遠くの黒砂漠を見る事と、大きな木の下に出来る木陰で休むというもの。 それ以外の予定は無しだ。

 360℃どこを見回しても砂と砂丘と砂漠と、黄色と黄土色とオレンジしか目に付かない景色の中、少ないとはいえ突然現われる緑色の木々は異色。 思わず「 うわっ! オアシスだっ!! 」って本当に叫んじゃうくらい。

 目標のオアシスまではラクダから降りて歩くよ。 カレーライスはラクダ2頭を引き連れてノーマル?ルートを行くが、おいらとY君は砂丘を昇り降りしたり稜線沿いに歩いて行ったりと、各々が好き勝手にルートを選んで砂漠を横断する。
 どこへ行こうが緑色の方へ向かえば良いし、みんな見えなくなっても高い砂丘の上から探せばすぐにどこにいるかが一目瞭然だからへいちゃらだよ。 ただ終始砂に足を取られるから歩きは非常に疲れるんだけどね。


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             動いてるものは目立つ すぐ分かる


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             オアシス発見 目指せ緑色


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               突然の自撮り 一人だったら心細い事このうえない


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              目を離すと砂場以外なにもなくなる


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            いきなりバギーが走ってきた 1時間4千円もするらしいけど絶対楽しそう


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             見えてはいるけどなかなか辿り着けん・・・・


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              ここには2家族住んでるとのこと 住所どうなってんだろ?


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             ヤギの放牧をしている模様


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                  飼い犬がおった 自分が犬なら断固断る砂漠飼い


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             ソーラーパネルとパラボラアンテナ常備の最新型民家


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              到着してホッと一息 ミントティが振舞われた


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              オアシスのオアシスたる所以 生命線の井戸


 世の中には何年生きていようがこれまでの常識がまるで通用しない事柄にまれに遭遇することがある。 サハラ砂漠でもそれは例外ではなかった。

 木陰のマットレスで惰性を貪っていると突然Y君が叫んだ。

 「 えっっ!? 銀色のアリがいる!! 」

  と。。。

 何を言っているのだか理解するのに時間はかからなかった。 そいつが俺の目の前にもせかせか歩き回ってたから。

 「 なんだ?こいつは!? なんでこんな色してんの??? スパイロボットじゃね?」

 近くに座ってるカレーライスに銀色のアリがいるぞ!と驚き報告すると、

 「 あぁ? それはサハラ砂漠にいるありんこだよ 」 と、別段興味もない風な受け答え。 

 アリなんて黒だろ? たまに薄い茶色とか赤い色とかいるけど想像の範囲内の色だろ? なのにサハラ砂漠にいるこのアリは誰かに塗料をかけられたいたずらか、アルミ製のアリロボにしか思えないSFの世界の生き物だったぞ。

 世界にはまだ知らない未知なる出来事にあふれてんのな。


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            あとでググって知ったが、銀色の細毛が全身に生える進化を遂げたらしい


 だったらそんな進化する前に、こんな暑い砂しかない土地で無理して生きなきゃいいじゃん、他で住めば良かったじゃんって心底思った。

 そんな衝撃な出来事に心揺さぶられながらも、黒砂漠が見渡せる大砂丘の登頂を試みようと思った。 Y君は着いて早々、まだ午前中に踏破して頂き付近で景色を堪能してたけどおいらはめんどくさくって、後でいいやってなってた。 お昼ごはん喰ってからゆっくり登るよって。

 それが間違いだった。 おいらはまだまだ砂漠をなめきっていたようだ。

 その大砂丘は砂漠トリックでそれほど高くは見えないんだけど、低いところから稜線沿いに登って行って頂上付近まで2、30分はかかる高さ。 砂に足を取られて歩きにくいし実際に登ると割と高い。 その代わり、降りるときは砂の上を雪の斜面を滑り降りるように一直線に降りてくればよろしいので3分くらいで下山することが出来る。

 だがしかし、午後の1時を過ぎた砂漠の砂はまるでフライパンで炒った砂のようにチンチンで熱い。 太陽に晒された砂漠の砂はもう本当に勘弁してってなくらいの熱さに様変わりしてた・・・・

 おいらは裸足にTevaのサンダル履き。 平坦な砂地はともかく、低い稜線に登るとさらさらした熱い砂に足が埋まり拷問を受けてるような一歩一歩。 地獄に堕ちて火焔地獄を延々と歩かされてる罪人気分。 無理。

 とりあえず五歩くらい歩くと両足に限界を感じるから立ち止まって熱砂をはらう。 でも立ち止まって足を踏ん張ろうにも踏ん張ってる足が容赦なく砂に埋まってくから安息の一秒が皆無だよ?
 低い稜線に辿り着いてその高さでも黒砂漠が見えればいいやなんてがんばったのに、いざ登りきるとまだ全然向こう側が見えない・・・・ まだ高さが足りないの? もう後戻りもできず先に進む気力も削がれ四面楚歌。 もう少しあの中腹なら見えるかもとちょっとづつ、ちょっとづつ歩を進める。 足は熱いから痛いに変わってきてる

 中腹からは少しだけ向こう側も見えたけどなんだかよく分からない。 だからもうここまで来たし足がもげても上まで登りきろうと決意し、涙を流しながら我慢して熱いのに耐える。 心臓がドキドキしてきたし、他にまったく逃げ場がないしもうどうすることも出来なくなっちゃってる。 

 恐ろしく長い時間がかかった頂上から眺める向こう側には砂の海の終わりが見えてその先は黒っぽい平坦な荒野が広がってて、おぉ、砂漠の終わりだ!砂丘が途切れた!! なんて2秒くらい思ってあとは一刻も早く降りて木陰に帰りたい気持ちでいっぱい。

 でも・・・・

 この、砂丘の斜面を一気に走り降りるという行為はさらなる地獄の幕明けだった。 下りは一歩斜面に足を踏み入れるとなんと膝近くまで足が砂に埋まるのですよ。 なんでかってすんごい砂がサラサラしてるから! カンフー映画で焼いた砂に手刀を突き入れ力強い拳を作る修行があるけどそれの足バージョン。 でもおいらは別に修行中じゃないからこれはただのいじめ。 ダメ、絶対!

 稜線を戻るか?莫大な時間がかかるぞ?それまでこの足は持たないだろう・・・・ それならがんばって5分くらいで下まで駆け降りるか? そうだ、行くぞーーーーーー!!!!

 思い切って斜面に飛び込む。

 一歩! 二歩!! 三歩!!! 四歩!!!! 五歩!!!!!  ぎぃゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 たまらず両足を跳ね上げ熱砂地獄から引き抜きケツで着地。 両足をバタつかせ熱砂を振り落とす。 砂は落ち切ってるハズなのに両足が熱を持って痛い。 やばい。 オアシスを目の前にして動けなくて焼け死ぬ。 熱射病とか脱水症状とかじゃなくって全身大火傷で死ぬ。 日中のサハラ砂漠ハンパねぇ

 そうこうしてるうちからすぐにケツが熱い。 パンツとズボンのおかげで素足よりマシだけど。 意を決してさらに五歩進み両足を跳ね上げてケツで着地。 そうやってぎゃあぎゃあ叫びながら五歩進んではケツで着地を繰り返して降りてくんだけど相当な高さがあるんだね、この大砂丘。 下界で見守るY君が豆粒のように小さく見える。 さらに足の熱さと痛みが砂を振り払ってからなかなか取れなくなってきてる。

 これは現実じゃあないんだ。 下界の様子も見ちゃダメなんだ。 何も考えず何も恐れずただ五歩進んでケツで着地、を一生繰り返して生きていくしかないんだ。 両足の熱さと痛みから解放されるための自己防衛が悟りを開き、そして、、、 考えるのをやめた。


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             見た目より断然高い オアシス前の大砂丘


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          午前中に登って大正解のY君 オアシスから見ると人はこんなに小さい


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             まるで熱量が伝わってこないけど 鬼熱砂で溢れかえってる


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             ようやく中腹まで 涙は流したそばから枯れてゆく


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             なんかがんばったのにちょっとしか見えない絶望感


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             頂上付近に到着 人が空を飛べないことを呪った瞬間


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             余裕が無くて大した写真じゃないけど向こう側見えた どーでもいい


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             この高さから一気に駆け降りる オアシスが小さく見え気は遠くなる


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            オアシスと木陰がこの世で一番大切なものだと知った小一時間あまり


 限界に達した足を冷やすために井戸までダッシュした。 走ってるときの掛け声は「 あっちぃ あっちぃ 」だ。

 井戸水を両足にぶっかける。 何度も何度もぶっかける。 熱砂を取りきったおいらの両足はかわいそうに真っ赤っ赤じゃねーかよぉ。 水ぶくれまではならなかったけど軽度の低温火傷。 しばらく水かけて様子を見てた。 それを見たカレーライスは大笑い。 なんだその弱い足は、と。
 そういやこいつらサンダル持ってるけどいつも裸足で歩いてる。 熱くないのか?は愚問だった。

 「 熱いには熱いけど、そんなにはならないよ。 俺の足はラクダと一緒だ。 」


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             熱さ寒さも彼岸まで ラクダに揺られて帰途に着く


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             帰りはキャラバン女子3人増えた  会話はしてない 


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             オアシスが遠くなり 火焔山がただの砂山に見える・・・・


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          テントに帰り着きwi-fiの電波を探してるカレーライス youtubeが大好き 


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                       夕陽より 夕焼け空派


 この日は夕方からまた別のサハラ砂漠ツアーのツーリストが夕陽を眺めにやってきて合流してご飯を一緒に食べる。 そのツーリストはフェズの宿で一緒だった日本人旅行者のT君だ。 彼らも2泊3日のツアーで来ていた。

 夜はカレーライスと2人で砂丘にいた。月はまだ明るく星は見る気がしないけど、どこかのベルベルテントから聞こえる民族音楽の太鼓の音が夜の砂漠にこだましてなんともロマンチックな雰囲気。 それ以外の音はしないから。

 でもカレーライスはこの静寂と太鼓の音が日常だから飽きてるのか、それとも日本人旅行者のおいらに気を使ってるのか知らんが、やたらとyoutubeで日本の歌を検索して聞かせてくれる。
 それがwi-fiの繋がり悪いし遅いからイライラするほど途切れ途切れ。

 カルロス・・・・ 申し訳ないけど、、止めさせていただきます。。。


 この音の無い砂の世界がもったいないと思ったから。


 「PONPONPON」のサビを一緒に口ずさんでいたカレーライスは、きゃりーぱみゅぱみゅが好きだ、、、と静かに言った。



                         SaharaDesert,Morocco  17~18/sep/2016  From Naokys!



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 あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』 2016最新作 「モロッコを駆け抜けろ!」 2016/9/9から2016/9/25までの旅先はアフリカ北西部に位置するモロッコ王国。

 胸躍る最新blog配信中❗❗




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