「 カルチュラル・トライアングル① 」
朝8時にジャフナのセントラルバスターミナルを出発した国営ローカルバスは、だだっ広い渇いた低地をぐんぐんと南下する。車内にはガンガンうるさいくらいにヒンドゥーミュージックが終始流れており、退屈な車窓の景色もインド映画を観てるかのような錯覚を起こさせてくれる。今回、日本から音楽というものを持ってくるのを忘れた身にはうれしいサービスだ。
そして3時間45分の道程を経て、バスはスリランカ中部の遺跡都市・アヌラーダプラへと到着した。
コロンボ行きのバスに乗り、アヌラーダプラで途中下車
この街、アヌラーダプラで泊まった宿は、サルガド・ホテル&ベーカリーという老舗ゲストハウス。街のメインストリートに面した場所にあるが、歴史を感じさせるレトロな造りの安ホテルだ。
1階が昼間のみ営業してるパン屋さんで2階が客室となっている。客は自分一人しか泊まっていないようだった。古いが味のあるロビーの小物は骨董品さながら。部屋の造りも昔のまんまなのだろう。
昼飯はさっそく1階のパン屋でフィッシュバーガーとホットドック 味はそこそこだ
スリランカの仏教遺跡は世界遺産に登録されている所が多く、観光客が必ず訪れる名所がいくつも存在するが、なかでもカルチュラル・トライアングル(文化三角地帯)と呼ばれる場所がスリランカ中部にあってこの辺りの世界遺産を数日かけて網羅してやろうというのが、世界文化遺産マニア・ナオキーズ!のスリランカ旅でのひとつのお楽しみでもあった。
その先駆けがここ聖地アヌラーダプラなのである。
2500年以上前に都として発展し、タミルに侵略される10世紀までの間、シンハラ王朝が栄えてきた土地。スリランカでは一番古い都だが、遺跡群はいま現在もスリランカ人たちのお祈りが絶えない信仰の対象として成立している。まさに聖地である。
トゥクトゥクをチャーターして広大な遺跡群を巡ったが、いかんせん午後1時からのスタート。遺跡を近くで見るには靴を脱ぎ、裸足で境内を見学しなければならない。直射日光が地面を焼き、石造りの遺跡を焼き、石畳を焼く。そしてその上を歩いて見学しなければならないナオキーズ!のか弱い足の裏を焼いた。
通常、世界文化遺産マニアのナオキーズ!は遺跡見学となると普通の人の倍以上の時間をかけてくまなく見て周り、古人に思いを馳せ、歴史のロマンに浸るのだが、あまりの足の裏の熱さに今回ばかりはそうも言っていられない。ひとつひとつを速攻でぐるぐる周り、遺跡地区の主要な遺跡十数ヶ所を3時間ほどで周ってやった。
こうして聖地アヌラーダプラの遺跡巡りは終了した。
ここは世界遺産と言っても現役で信仰の場となっているため、どうしても遺跡感が足りない気がしてならない。綺麗に修復されてるのは良いことだと思うが、どっちかと言うと寺院巡りをしているような感覚だった。
夕方、街に戻ってもまだ時間があったので今度は街散策を始めた。明日のバスの時間や乗り場も調べたかったからだ。
サルガドホテルの前のメインロードを時計塔方面へと歩き、市場の裏手のバスターミナルへ。遺跡地区とはかけ離れた様相の街並みは普通の地方都市だった。
今回はフライドライスを注文したが、スリランカご飯の基本食、ライス&カリーならどこででも食べられる。他にもメニューはたくさんあるんだけど普通に出てくるご飯の量が異常に多い。ピリ辛なおかずだらけで、それでいて割と単調で量だけがとにかく多いもんだから、日本では大喰いのナオキーズ!ですら食べきれなくて残したり、お持ち帰りにしてもらっているくらいだ。
今夜もフライドライスがあとちょっとで食べきれず、備え付けのダルカレーと共にお持ち帰りにしてもらったよ。
明日の朝食にしよっと。お腹いっぱい。
Anuradhapura,Sri Lanka 12/sep/2018 From Naokys!
あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』
2018年早秋、ナオキーズ!俺旅の目的地は激辛と噂の仏教アイランド・スリランカ。
『スリランカピリ辛仏教巡り』の旅に乞うご期待!!
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