「 想像以上に色んなことあるから楽しかったよメヒコ、また来る 」


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 2017/9/20 現地時間8:00 Mexicocity,Mexico

 昨日(9/19)起こったメキシコ大地震の影響は一夜明けた本日(9/20)、いったいこのメキシコシティにどんな被害をもたらしているのだろうか。TVや新聞では倒壊した建物からの救助の様子が映るが死者の数も時間を追うごとに確実に増えている。一番大きな被害があった街はメキシコシティではなく、そこから東へ120km離れた世界遺産も有するプエブラという街で今回の地震は「プエブラ地震」と呼ばれるほどだ。

 ひとまず明日の朝帰国するためのヒコーキはなんとか通常通り運行するようでこちらはひと安心。今日の観光予定である国立人類学博物館は現地まで行ってみないことには開いてるんだか閉まってるんだか分からんためにさっそく出向いて確認だ。


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 日本人宿サンフェルナンド館の前 静かだ


 街の様子はパッとみいつもと変わらんが、地震の影響で地下鉄は今日もタダ。全線フリーでどこまでも行けるようになってる。メキシコシティ内の学校は全部休校になってるからか、電車内にはヘルメットを持った学生のような若者がボランティアに行くのだろう、けっこう乗り込んできた。メキシコ人の行動力もすごいな。ただ、あとから聞いた話だとボランティアの数が多すぎて救助活動が上手く機能してないところもあるってことだった。

  国立人類学博物館はチャプルテペック公園にあるAudetorio駅で降りる。天災など起きた実感が湧かないほど空は晴れ渡り気持ちの良い風が吹いていた。しばらく公園内を歩き国立人類学博物館の手前まで行くがあまりの人の少なさに嫌な予感。観光客の姿はどこにも見当たらないじゃあないの。入口付近には警備員が数人たむろしてて100%閉館の雰囲気。ダメもとで行って聞いてみるがやっぱりやっとらん・・・・ 今日も明日も閉館とのことだよ。こればっかりはしょうがないのであきらめるが、ここにはアステカ、マヤなどの貴重な遺物がわんさかあるし、一番見たかった太陽の石アステカ・カレンダーが見れなかったのはだいぶショックだな。

 またメキシコに来なきゃならない理由が出来たよね。

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 誰もいない 今日の予定を立て直しながら入口へ向かう



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 閉まっとるがな・・・・ うすうす感づいちゃいたけどよ


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 ちょうどこの時期マヤ展やってたようだ あと一歩だったよな、あと一歩…


 気を取り直して予定を変更。メキシコの旅も今日がラストデーなもんでお土産でも探そうと一度宿に戻り仕切り直し。街散策しながらでっかいスーパー、ウォールマートを目指す。

 メキシコシティで一番古くからあるアメラダ公園を通り旧市街へ行ってみるが、古い建物、崩れた壁のある場所とか危険個所には立ち入り禁止テープが張り巡らされてる。それもけっこうな個所にあり通れない歩道がたくさんだ。ヘルメットをかぶりシャベルやツルハシを持ったボランティアの人達が大勢いるがなぜかみんな休憩中?なのかなんなのか並んで座ってる。もっと行くべきところがあるんじゃねえの?って思ったが気持ちだけが先走ってるのだろう。何もしないよりはマシだけどねぇ。。。

 メキシコシティの市役所の前に行くと大勢の人が列になり救援物資を待っている。何台もの車が救援物資を持って到着すると歓声があがり荷物が降ろされる。それを列になったところへ運ぶとバケツリレーの要領で車道から市役所までみんなで声を掛け合い次から次へと運び込まれる。ボランティアの人達が列をなしていたのだ。一致団結した市民の心に、いままで「修羅の国」だとか「強盗多発の危険な国」というイメージは払拭されて思いやりの心情は世界共通で、たいていは良い人ばかり。、悪いイメージってのは少数の行いのせいなんだよねってあらためて思ったよ。


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 警察に誘導され到着した車から救援物資が届くとビバメヒコ!と歓声があがる


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 バケツリレーで庁舎へ荷物を運ぶボランティアのみなさま


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 市役所前の広場はボランティアがたくさん来てた


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 立ち入り禁止テープはこんな感じで軽く壁の剥がれた建物は無数にある


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 次に大きな地震来たら倒壊決定な建物だらけのメキシコシティ


 個人商店やらお休みが多い中、大型スーパーであるウォールマートは開店してたけど土日でもないのに買い物客の数が尋常じゃねえ!あんだけの地震があった次の日だからみんなが食糧調達とかに来るのは分かるけどこんなに混むもんなのか。レジ並びたくねえなぁと思いつつ店内には物資がいっぱいあるし、それこそお土産でもなんでも種類も豊富なもんだからついつい被災も忘れて買い物を楽しんじゃったよ。


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 人込みを掻き分けて進む俺のカート(盗撮風)


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 混雑感が出てないけど混雑してたレジ回り


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 今回の旅で大好物になったハバネロのチリソースたち

 
 たいして何もしないままメキシコでの最終日が過ぎて行ったが、リアルさには欠けながらも大地震を経験したというのもあって精神的興奮は続いてたんだと思う。あっという間の1日だった。夕方からは宿のみんなと最後の晩餐して明日朝4時半起きだってのに日が変わる12時くらいまで盛り上がって荷物のパッキングもまだだったよ。


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 前日、辛い物入れまくり完食出来なかったスープのリベンジランチタイム


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 鶏肉とひよこ豆と米の入ったボリューミーなスープ 美味すぎた


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 最後晩餐メキシコ料理 アステカスープは豚の皮を揚げたのが入ってる


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 ラザニアみたいな肉料理 スペイン語のカタカナ表記で名前は覚えきれなかった


 2017/9/21 現地時間8:00 BenitoJuarez International Airport,Mexico

 眠たい目をこすりながら早朝4時半に起床。シャワー浴びて帰国するぞと勢い込んだがこの宿特有の断水でちょろっとしかお湯が出ないもんだからかろうじて頭だけ洗いチェックアウトだ。まだ暗い5時半にタクシーで空港へ向かう。空港は街中からも近いんだけど早朝だから20分ほどで到着だ。短い滞在期間の割りにたくさん思い出が出来たけど終わりはあっけないもんだった。


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 早朝の宿の憩いの場 さみしすぎる光景じゃねーか


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 旅の思いに耽る間もなく空港に着いちゃった


 ヒコーキは遅れもなく定刻通りに飛び立ち乗り継ぎ地の米国ダラスへ。ダラスから成田空港行のヒコーキも問題なく飛んでくれた。行きと一緒で長い移動時間と時差の魔法に翻弄されて湿気多い蒸し暑い日本に到着したころにはすでに24時間くらい寝れてない状態。到着時刻は夕方4時半だったが、今寝たら狂った体内時計が元に戻らないと23時まで眠気と戦い、結局31時間起きっぱなして無理やり時差ボケを解消してやったよ。


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 さらばメキシコ とにかく予定通りに帰国出来たのは御の字


 2017年ナオキーズ!「ぶらっと、旅る。」は、キューバ行きの予定がハリケーン・イルマ直撃のおかげで中止という波乱万丈なスタートを切り、急遽、メキシコ旅へと切り替えるも日程の半分以上をいとこ宅のお世話になるというお気楽な滞在を楽しみ、残りたった3日間のメキシコシティが一人旅という余裕っぷりでこれじゃあブログのネタもなにもありゃしない、と思ってた矢先、その3日間しかいないメキシコシティで大地震に見舞われる、それもテオティワカンの太陽のピラミッドの上でというハプニング。

 出国に続き帰国も予定通りにいかないのか!?と危ぶまれたがそこはイタズラ好きの旅神様に愛されてる旅人・ナオキーズ! 万事がうまくいき終わり良ければすべて良しとなった結果、かなり強烈に心に刻まれた旅路となりました。

 そしていつかキューバはもちろん、メキシコも絶対に再訪する。(あわよくば南北アメリカ大陸縦断も視野に入れた旅をしたい)

 いつか必ず!!


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  MexicoCity,Mexico 20~21/sep/2017  From Naokys!


 あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』2017最新作 『 突然のメキシコ旅 』

 2017/9/13から2017/9/22までの旅先は急遽決定のメヒコ!修羅の国と形容されるメキシコ合衆国でナオキーズ!にハプニングあれ。

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