ぶらっと、旅る。 

   人生の半分を夏休みに捧げたいアラフォーバックパッカー、The naokys!  過去に辿った一人旅を焼き増ししたり、これから行くであろう冒険浪漫な旅路をドドドッと書き綴る狂い咲き旅日記

          ~  The naokys! presents  俺旅  ~

モロッコ旅行記

 『 モロッコを駆け抜けろ! 』零の巻



 「 いざ、尋常に旅立ちの心得 」

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 モロッコ。

 正式名称、キングダム オブ モロッコことモロッコ王国。


 かつて、暗黒大陸と呼ばれた大地。現代ではアフリカ大陸と名前を変えた彼の地の北西部に位置し、北は地中海、西は大西洋、東と南はサハラ砂漠に囲まれたアラブ人・ベルベル人のイスラム教国家。

 40年前は性転換手術のメッカとされ、モロッコハシシという名の麻薬の発信地でもあり、パリ・ダカールラリーのコースにも組み込まれ、歴史的にも交易の重要な起点となっていた地域だ。

 21世紀の現代ではサハラ砂漠の入り口、世界文化遺産を9か所持つ観光国家。タジン鍋こそはモロッコの伝統料理である。

 街並みは新市街と旧市街に別れ、メディナと呼ばれる旧市街は千年の歴史を持ちレンガ造りの城壁に囲まれている。

 
 今回、旅人ナオキーズ!の放浪先となったのは、日本の1.9倍の面積のこのモロッコを15日間でだいたい1周しちまおうぜ、疲れるとかとりあえず後回しにしようぜっ、てな移動に次ぐ移動三昧な観たいもの全部観るよ計画。せっかく来たんだからなって貧乏性のなせる業だよ。

 はてさて、この先一体どうなることやら?

 アラビア語かフランス語がメインで英語はあまり通じない国だそうだけど、どっちみち俺が英語喋れねーしその辺はあんまり問題視してない。

 女子旅に大人気で危険度も低い(アフリカの中では…)、雑貨の色味がカワイイ、大道芸人がたくさんいる、交通機関や道路とかインフラ整備がしっかりしている等々、おおよそ2年のブランクがある旅人にもきっと優しいだろう…と願う。

 旅魂燃えたぎらせてモロッコ王国を蹂躙してくるぜ

 いってきます👋

               From Naokys! in ito japan  2016.9.8
 

忘れられた名作・ナオキーズ!旅ブログ 『 ぶらっと、旅る。 』2016最新作「モロッコを駆け抜けろ!」 2016/9/9~2016/9/25 今度の旅路はアフリカ北西部に位置するモロッコ王国。期待しててけろ。最新blog配信中❗❗

 
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 『 モロッコを駆け抜けろ! 』壱の巻

「 アメージング・迷子 」

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            出動!長年の俺の相棒バックパック 通称・蒼い彗星

 
 まるで日本とは真逆の位置に位置するモロッコ王国。 そこに辿り着くには長い長いヒコーキの旅。

 俺は「全日本飛行機乗ったら窓際オーダーする会」会長なので、当然チェックイン時に窓際の席にして下さいと言う。

 今回の空の旅は、羽田国際空港―ハマド国際空港(カタール・ドーハ)、ここで乗り継ぎハマド国際空港(カタール・ドーハ)―ムハンマド5世国際空港(モロッコ・カサブランカ)で、両機ともにカタール航空だ。

 日本とモロッコの時差は9時間なんだけど、この季節はサマータイム導入中のために8時間の時差がある。日本が朝8時なら、モロッコはそれより8時間前のちょうど日付けが変わった夜中の0時なのだ。

 ようするにモロッコに辿り着いたら俺は8時間もうけ。 過去は決して取り戻せないなんて言うが、時間なら取り戻すことが可能なのである。 その日だけ俺の1日は32時間となる、地球を東から西へ高速移動した結果の不思議現象。


 
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              今のヒコーキってUSB付いてて充電もOK

 まあでも、いくら1日の時間が増えて時間を取り戻してもヒコーキ乗ってる時間が長いように感じる苦行でしかないんだけどね( ̄ロ ̄|||) 救いは飛べば飛ぶだけ時間の表示が戻ってくってことだけ。


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             カタール・ドーハは砂上の大都会 震度1で間違いなく全壊

 ドーハでは2時間弱で乗り継ぎ、いよいよモロッコへ。

 ドーハのあるアラビア半島からシナイ半島上空を飛び、エジプトから地中海抜けて北西アフリカのモロッコへ行くルート。


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           カイロ上空からギザの大ピラミッドを発見 視力5.0を駆使したよ


 モロッコのムハンマド5世国際空港には13時30分(モロッコタイム)に到着。 夜中の0時40分(日本時間)に羽田を離陸したから時計だけ見るとだいたい13時間。 実際は日本時間で21時30分に着いたってことだから・・・・ いや、もうやめよう。

 今何時とか何時間かかったとか、これから始まるストレスフリーな旅路にはいらない。 太陽が昇ったら朝で、お腹が減ったらメシ喰って、陽が沈んだら夜が来て、眠たくなったら寝る、俺タイム発動。 脳みそはカラにしなきゃなんねーよ。

 出国手続きを経て空港から外に出る時はいつだって緊張する。 老若男女悪者に見えるし初めての国ってならなおさらだ。

 でも、ここムハンマド5世国際空港は電車の駅と直結しててそのまま街まで電車で行けるから楽。 

 空港からカサブランカの街で一度電車を乗り継いで本日の目的地・首都ラバトまで約2時間半ほど。 

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             首都・ラバトの駅 この国、インフラ整備は整ってる


 モロッコって国はひとつの街に新市街と旧市街が隣り合わせで成り立っている。

 新市街にはお洒落なお店やカフェが並び、見慣れたマクドナルドも。 メディナ前の新市街の道路には最新型路面電車のトラムが走ってて、便利な事この上ない。

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             街並みのとの協調性はまったくないけど近未来感はある

 だけども長い歴史がありその複雑な歴史事情から城壁に囲まれた旧市街=メディナに行くのがもう絶対面白いに決まってる。 城塞都市ここにあり、だ。
 DQやFFみたいなメディナの入り口門から中に入っていけばコスプレしてたって違和感ねーね。

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             観光スポットだけに門番とかは残念ながらいない 


 ラバトは街自体が世界遺産にも登録されててメディナの中にも見どころはいくつかあるけども、とりあえずは安宿探しからの、明日次の街へ移動するためのバスチケットを入手せねばならぬ。

 が、もうメディナに一歩入った瞬間から脳内アドレナリンがどっぴゅんどっぴゅん放出されて一刻も早くメディナをくまなく彷徨い歩きたい衝動に駆られた。

 土曜日だからかスーク(市場)の軒先のお店は閉店しているものの、そこかしこに雑多な物売り達が屋台を出しての大賑わい。 巨大なフリーマーケットさながらだ。

 はやる気持ちを抑えて安宿にチェックインを済ませ、バスのチケットをさっそく探しに出掛けた。 何気にもう19時近かったが西方は陽が沈むのも遅いようでまだ全然明るく、バスチケットが売っている長距離バスターミナルまでは市バスで20分くらいで着いた。

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              バスの荷物スペースに羊を積む荒技

 さっそく次の街、シャウエン行きのバスチケットを探すが、窓口で景気の良い老人が明日のバスなら明日来いと言った。 出発時刻は10時・12時・17時だ、どれに乗る?と。

 ちなみにモロッコは独立するまでフランス領だったため、現地のアラビア語とフランス語が公用語となっており英語はあまり通じない。 もちろん俺くらいの英語力だと単語羅列なので通じないこともないがこの老人には通じず、少し英語が話せるおっちゃんを介しての会話だ。 そしてこのおっちゃんが言うにはこの老人はこのバスターミナルのパパンだ、お前は明日乗りたい時間に来れば大丈夫! パパンな老人も笑顔で、俺がお前をバスに乗せてやるぞ、フレンドみたいなことを言っていた。 じゃあ、俺は10時のバスに乗るからよろしくパパン!と固い握手を交わしバスターミナルをあとにした。

 本日のやらなきゃいけないことも終わり心が解放されてウキウキした気分がとまらない。 自然に笑顔になるしそりゃもうテンションもマックスだ。 このままバスで帰るのはもったいないとバスで通ったであろう道を歩きながら帰ることに。

 坂の上にあるバスターミナルを背に沈む太陽に向かってぐんぐん歩く。 どこかで曲がらなきゃいけなかったけど長い下り坂の終わりに大西洋が広がってるのが見えて海に沈む夕陽が俺を呼んでいる。 方向感覚には自信があり迷うとはいえ必ずスタート地点に戻れる才能を俺は持っている。


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             この景色を見て直進しないなんて旅人失格


 そしてもう陽が大西洋に落ちようとしたタイミングでwi-fiが繋がるお洒落なカフェを発見。 モロッコ男児はどこでも誰でも日がな一日カフェでエスプレッソやカプチーノ、ミントティーなどを飲みながらゆっくりしている。 この光景はこの先のモロッコ旅の中で幾度となく目にする日常の光景、モロッコでは常識の光景だった。


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             ちなみに20時ちょい前が夕陽の時間

 ミントティーすすりながら夕陽を眺めてるだけで勝ち組な気分。 陽が沈んで暗くなろうが、いま自分が街のいったいどの辺りにいるのか皆目見当もつかなかろうが、はるばる西の果てまでやって来た今日を振り返ってやっと旅に出てきたんだって思い、旅人・ナオキーズ!ここに完全復活。 
 
 あぁ、これ、この気持ち。 こんなにやさしく平穏な気持ちになったのはいつ以来だろうか。


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           強烈すぎるほど生ミントがぶち込まれてるクソ甘い紅茶 ほぼ毎日飲んでた

 さて、陽も沈み一瞬で暗くなったので宿へと戻る。 たぶんこっちの方だろうと歩きはじめ、30分、40分とただひたすらに歩く。 この時間でもモロッコ人はたくさん歩いてて屋台も道沿いにけっこう出てた。 しかし、全然メディナの城壁らしきものすら出てこない。 さすがにもう無理じゃね?と思い妥協してタクシーに声をかけるがメディナへは行かないと数台に乗車拒否されたぞ。 人に尋ねてもこの道をまっすぐだ、との返答。 もしかしてもうメディナが近いからわざわざタクシーなんかに乗らなくても行けるよって事での乗車拒否だったのか? ならばと思い直しまたひたすら歩く。

 いや、もう無理でしょ・・・・ 俺ってばいまどこ歩いてんの? もう夜の9時半なんですけど・・・・

 お腹も空いたし異国の夜に迷子だし心細いしで、メディナはどこなの?ってまた人に尋ねると、メディナ?歩いていくの!? トラムがすぐそこから出てるからそれに乗って帰ったほうが早いよっ、だって。

 見るとすぐ目の前の交差点の先にトラムの駅が! 暗くて気がつかなかったが今歩いてた道路の路面には線路が続いてた。


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              希望の光 近未来的トラムでやっと家路に・・・・

 なんかよく分からないけどだいぶ遠くまで行ってたみたいでここから5駅先の駅がメディナ前のトラム駅だった。 知ってて道歩いて帰ってもあと1時間くらいはかかってたよ。

 やっとメディナへ帰り着き、屋台もやってるし腹ごしらえにいそしもうとまずは生還記念にアイスだろ。


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             みんな大好きヌテラのアイスver. 味はそのままでアイスになってた


 そしてフランスの郷土料理エスカルゴの屋台を発見。 モロッコ版のそいつはその中身よりだし汁が美味いと評判の屋台食。 「雑食集団 JUNK・FOOD」代表を務める俺はこういったゲテモノ系には目が無いのである。

 
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             お椀1杯で50円くらい 喰った殻から屋台の上に捨てる


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             エスカルゴという名のかたつむり ツノもあるしヤリもあるしメダマもある

 爪楊枝を使ってサザエのようにクルクルって奥のワタまで出してちゅるっと喰う。 だし汁はハーブなんかが複雑に絡み合って漢方っぽいけどクセになるお味。 最後、喰い終わったお椀にだし汁を一杯すくってくれる。 他の街でも何度か喰ったんだけど、ラバトのこのかたつむりが一番美味しかったよ。


 まだ旅の1日目が終わったとこだけど、すっかり旅人モードになった。

 異国の文化に触れて異国の情緒に紛れて1分1秒が楽しすぎて苦しいくらいだ。

 寝るのももったいないし朝起きるのが待ち遠しい。

 そしてやっぱり、、、 旅は楽しい。


                      rabat,Morocco 10,sep,2016   From Naokys!


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『 モロッコを駆け抜けろ! 』弐の巻

                   
                     「 悩み過ぎないでがんばるよん 」


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 朝の5時半、まだ暗い街中に随所にあるモスクからアザーンが流れるのが聞こえる。 

 アザーンとは、イスラム教のお祈りの時間になると「今からお祈り始めますよ~」的なセリフをそれこそ随所にあるモスクからマイクを通しそれぞれが唄うように流す生ライブ。 この朝の眠りを妨げ響き渡る音量に辟易することもあったが、何年振りかに聴いたアザーンは俺にはとても心地良いものだった。 

 あぁ、懐かしい。 これ聴くとイスラム国家に来た実感が沸くんだよなぁ。。。

 それからたいして眠れず午前中にはこの街・ラバトを離れるもんで早々と朝の街歩きでもしようと飛び起きた。


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             日曜日の朝だからかどこも開いてない

 ラバトのメディナには世界遺産登録された建物などがいくつかあるので時間の許す限り観て周ろうと張り切った。 閉まりまくってるスークの町を北に上り抜けると城壁が見えてくる。 坂の上まで行くと眼下には大西洋が広がって、斜面にはイスラム墓地も広がる景色。

 Tシャツでちょうど良い気候は吹き抜ける海風が全身を包み込み散歩し甲斐のある朝。 始まりかけの秋の朝のような程よい暑さが一日中続くこの季節のモロッコに来れて良かった。

 この国は言わずもがな乾燥しきってるのでどんなに歩いてもどんなに晴れてても汗なんかかかない。 ついでに言うと洗濯物も即効で乾く。 皮膚から汗が出る間もなくどんどん蒸発していくのだ。 最高気温が27~28℃でも湿気なんて言葉はこの国の辞書にはないし、ググっても出てこないだろう。 


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             気持ち良すぎるほど快適な気候に移住したくなった

 ウダイヤ博物館やウダイヤ庭園、ウダイヤのカスバなどが見所だがこの時間はまだ外から外観を眺めることしか出来なかった。 が、それもまた良し。 18世紀の当時を偲びながらゆっくりと城壁沿いに坂を下って行った。


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                   博物館の入り口からして世界遺産


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            当時、この時期この時間帯に敵が攻めて来てもスルーしそうなゆるい朝


 ラバトは川を挟んで対岸にサレというもう一つ、双子のような街がある。 そのサレの街を横目に見ながらメディナを抜けてしばらく歩くと、とても大きな未完成のミナレット(モスクの尖塔)・ハッサンの塔というこれまた世界遺産な物件があり、まだ観光客がいないその敷地を独り占めだ。 ここにはちゃんと門番がいて朝からお勤めご苦労さんだ。


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              この人達の勤務時間が気になる 馬の上にも三年


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            こういう時間を独占できるのが身勝手な一人旅のイイところ


 という事で、朝の散歩を終えた俺は10時のバスの時間も迫り、いよいよここからが本番だ。

 さーて、モロッコの北東の山あいの町・シャウエンに向けて移動するぞ。


 時間ぎりぎりで長距離バスターミナルに着いた俺はさっそく昨日固い握手を交わし10時のバスに乗せてくれるという窓口へと急ぐ。 しかし、昨日の景気の良いパパンの姿がどこにも見当たらない。 まあそんなこともあるよとバスのチケットを買おうとすると、窓口の兄ちゃんが衝撃的な一言を発した。

 「 10時のバス? 今日はないよ、シャウエン行くなら17時に来て。」

 おい、ちょっと待て。 なんだそりゃ? 10時、12時、17時って昨日パパンが言ってたぞ。 何のために俺は今10時にココにいると思ってんだ? 
 昨日のパパンとの固い約束が、軽い小芝居に思えてきたぞ。 めちゃくちゃ調子良いパパンだったのか!?

 ・・・・しばし呆然とする。

 え? どうすんの俺。 あと7時間もここにはいられないぞ? またメディナに戻ったって荷物はあるし大方見尽くした感もあるし、もうこの街お腹いっぱいよ?

 こうやって思い描いていた計画が藻屑のように消え去るのはまぁ、こんな旅してればよくあることだし、あーだこーだ言っても何も変わらないのは経験上心得てるし、すぐに気持ちを切り替えて次どうするかを考えなければ先にはいつまでたっても進めないのだ。

 考えろ頭、振り絞れ脳みそ!!!


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                 とりあえず猫に癒されてみた

 
 バスターミナル前のカフェで一服しながらルート変更の行程を考えた。 とにかく少しでも先に進みたい。 各地でバスを乗り継いでシャウエンまで行けないかしらん? 
 チケット売り場でシャウエンに近い街まで行くバスを探すとタンジェという港街に行くバスが11時に出るという。 迷わずチケットを買ってそいつに乗り込んだ。 

 タンジェはモロッコの一番北にあり、ジブラルタル海峡を挟んでスペインから船でモロッコに入国する最初の街である。 シャウエンよりも北側だが、ここラバトよりは断然に近い。 到着時刻にもよるがそのまま乗り継いで行けるかも知れないし、ダメならタンジェに1泊してもいいだろう。

 バスは大西洋に沿って北上し当初6時間ほどかかると言われたが、高速道路を使いノンストップで走ったからかわずか3時間半、15時前にタンジェに着いた。 まだ先へ行けるか?と思いバスターミナルを降りてすぐに次のバスを探す。 タンジェとシャウエンのちょうど半分くらいの距離のところに「白い町」ティトゥアンという町がある。 そこへ行くバスが、今すぐ出るぞ、乗るなら早くしろ!と俺を待っていたかのようなナイスなタイミングでエンジンを吹かしていた。 

 こういう時、旅の神様って本当にいるなって思う。 けっこういじわるだけど頑張って先へ進もうとしてるとちょっとだけうまい具合にコトを運んでくれる。 スムーズに計画通りいくより回り道したほうが面白いだろ?ってな具合に。


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             てな訳で、ティトゥアンの立派なバスターミナルに到着

 まだ16時半だったが、疲れたしこの町で1泊しようと決めた。 それでも明日シャウエンに向けて出発しようと思ってるからバスの時間を調べた。 朝の7時半から2時間おきにバスは出ている模様。 これならいつ来ても大丈夫だな、と安心してたら周りにいたモロッコ人は言う。

 「 明日はフェスタだからバス会社は休みだよ! フェスタだからバスでないよ~! 」 と。。。

 こいつら、、、昨日からバスが出るとか出ねえとか、いい加減な事ばっかり言いやがって、、、

 そんなもん明日ココに戻って来てから俺が決める。 だいたい旅行前にモロッコの休日ちゃんと調べてこの時期に国民の休日なんか無いのは知ってんだぞ?
 でも、なんかこいつらものすごい笑顔でうれしそうにフェスタ、フェスタって言ってんなぁ。 

 なるようになれ、と宿探しを開始するがなんだか違和感を覚える。 日曜日だからってそんなに?ってくらい人が多い。 しかも地元民もいるが現地の観光客っぽいのが多い。


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             観光客たくさんいるが外国人は見当たらない… 

 宿に至ってはいくつか周ってもFULLだと言う。 大した部屋でもないのにちょっと割高も目立つ。 そして・・・・ 明日はフェスタだから満室だよ、と何軒かの宿のオーナーに言われた。 マジ!?

 なんとか手頃な安宿にチェックインが出来たので英語が話せるオーナーにどうなってるのか事情を尋ねた。

 「 この町だけのフェスタでもモロッコの休日っていう訳でもなくって、俺たちイスラム教の祭りだよ。 明日から2、3日はフェスタだよ。 バス? 運行休止。 」

 バスも休みってどんなフェスティバルが行われるんだろう。 予想外でいまだに信じられないがそんな大きなお祭りって案外ラッキーじゃん!    

 それで前祝いってな感じでこんなに大勢の人達で賑わってるんだな。 明日シャウエンに行けるかどうか皆目見当つかんけど、こりゃ楽しみだ、とお楽しみのメディナ散策へと繰り出した。


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             路上の物売りに人だかる 年末のアメ横状態で前に進めん


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             王宮の前の広場は閉鎖されてる ポリスと軍人の数が異常だった


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              ここが王宮 メディナのド真ん中


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             旧市街のスーク(市場) ここはキッチン用品通り


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              こちらは色鮮やかなフルーツ横丁 

 このティトゥアンという町は小さいながらも山の斜面に沿って拡がってるので坂道と階段が縦の路地になっている。 横移動の路地には果物屋なら果物屋スーク、革製品スークや陶器のスーク、衣類のスークに木工のスーク、とそれぞれ職人達のスークがひとかたまりなって延びている。 そしてこのひとだかりが活気を生み市場全体に熱気を持たせていた。
 
 世界遺産にも登録されているこのメディナのトップの城壁まで昇ると、大きなカスバが出てきた。 カスバとはメディナには必ずあるレンガ造りの砦のことで、司令官の滞在場所だった所だ。
 ここからは「白い町」の全貌が見下ろせるのだが中に入っていくと軍隊が野営の準備をしていた。 で、ここは立ち入り禁止だぞ?なにやってんだ、早く出ていけ!と追い出されてしまった。

 
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            カスバの芝生斜面は子供達の絶好の遊び場 


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             色白い町を見下す だいぶ高い


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            モロッコの代表食 タジン鍋を売る陶器のスーク街

 ぐるぐると適当にメディナの中を上に行ったり下に行ったりしながら散策を終え、下界の新市街へ戻ってきた。 

 夕飯にチキンタジン鍋をいただいたあと、数少ないwi-fiが通じる宿に戻りイスラム教のお祭り事情を調べると、なんとメッカ(イスラム教の聖地)巡礼に行ったムスリム達の無事の帰りを祝う一大イベント・犠牲祭だと言うではないか! これはイスラム歴に基づく日取りで決まる為、毎年行われる時期が違う。 今年は9月12日からなんだと。 犠牲祭では各家庭で羊をささげる。

 どうりでバスターミナルとか道路を走るトラックの荷台とかに羊が大量輸送されてるなって思ったんだよ・・・・ 羊の品評会でもあんのかと思ってたら犠牲祭かぁ。。。


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 翌日。 犠牲祭当日。

 いまだにバスの運休も半信半疑でタクシーでなら移動できるかも知れないし、とりあえず町の様子を見に行こうと朝から外に出やると、、、 まったくと言って良いほど町が稼働してなかった・・・・


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            宿の前の通り 昨日の人だかりはどこへ・・・・?


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            まるで日本の元旦のように人気は無い


 誰もいない町をすたこら歩くが、さわやかな朝の静けさの中で各家庭から聞こえてくるのは羊達の、「メェ~~、メェ~~、、」という無力な断末魔だけ。 道の排水溝に伸びる大量の血痕。 そして、レストランや雑貨屋など飯を喰う場所も全然開いてない。 みんな羊喰うだろうから良いけど俺なんか朝ごはんからしてどうすればいいの?

 町の一角ごとになにやら数人が木組みをセットしてBBQの用意をしている。 中にはもう焼き始めているところも。 そう、何故か羊の頭と前足2本を1セットとしてそれだけをみんなで焼いているのだ。 焼きあがっているのはともかくこれから投入される生首は新鮮で、火中にくべられても目玉は宙を見据えたままだ。 

 う~ん、グロい。

 町は徹底的にお正月モードに変貌しており、バスどころかタクシー乗り場も無意味だった。


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            戒厳令でも発せられたのかと思う有り様


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            この「白い町」も今日だけ中身は「赤い町」


 今日はもう完全に、移動どころか見るもの全てこの閉店な新市街と閑散としたメディナのスーク、街角BBQしか見れない1日になってしまった。 デカい祭りでパレードとかあるのかな?なんて期待してた俺はメシ喰う場所も見いだせず、あやうく当人が生贄に捧げられてしまうところだよ。


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          昼前に唯一見つけた食糧 フルーツとして売ってるサボテンの実だ 5個喰った


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            昨日の活気ある熱気 アレは夢だったのだろうか… みんなドコ・゚・(ノД`;)・゚・


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            こんなのが街角BBQのかたわらに無造作にある光景 

 陽も暮れて街灯の明かりが灯る頃、ようやく人々が町に姿を現した。 新市街に一件だけ食べ物を売ってるところを発見するが、ものすごい繁盛してる! なにそれ?みんな腹減ってんじゃん! こんな時に店開ければ大儲け間違いなしじゃん!?って日本人の俺は思ったけど、敬虔なイスラム教徒のこと。 犠牲祭当日に商売するなんて言語道断に違いない。 もしかしたらあのお店の経営者はムスリムじゃないのかもね。


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            涙が出るほど美味かったファラフェル サボテンより元気出た


 そういえば宿のオーナーが2、3日フェスタは続くよって言ってたけど明日からどーなんの?俺のモロッコ放浪は。

 明日は明日の風が吹く。

 どーせ涼しい風だから、気楽に考えていこうかね。


                      Tetouan,Morocco  12/sep/2016  From Naokys!


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『 モロッコを駆け抜けろ! 』参の巻

                       
                        「 妄想は青い夢の中で 」

 
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 犠牲祭の影響を受け、まだ本格的スークの賑わいはない。

 しかし辿り着いた山の斜面に広がる小さなメディナ、そこは歴史を感じるキュートな青い町だった。

 シャフシャウエン。 通り名はシャウエン。

 四十を越えた、俺の様なむさくるしいおっさんでさえも胸がきゅんきゅんするようなカワイイ町並み。

 白塗りの土壁に青色を施した家々が連なり見た目にも涼しさを感じ取れる。

 その壁には小柄な植木鉢が吊るされ、色とりどりの花を咲かせている。

 日陰ではちょこまかと遊んでいる小猫たちを親猫がのんびりと幸せそうに見つめている。

 青い空と明るい陽光の陽射しがより一層この青い町・シャウエンを際立たせていた。


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             城壁で囲まれた青い町のメディナへの入り口 アイン門



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             泊まった安宿の前からしてこんな青くてテンションはアガります


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             スークは軒並み閉店中 だけども歩きやすくて◎


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             もうテーマパークでもいいよってくらいずっと続く青


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             山の斜面にある町だから坂ばっか


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             青を求めて歩いてると、たまに人ん家にドン詰まる


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             住人もブルーコーデで意識高いのな


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             シャウエンのコンビニ 色的にはロー〇ン


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             ツーリスト向けの店は休日と言えど ちゃんとオープン 


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            モロッコ女性は美人系で目力あっておっぱいはダイナマイト


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            ここが単なる住宅地ってんだから 世界は広い


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             モロッコ王国は国ごと猫カフェ どこまでもいる


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             お土産地帯 地雷原のように財布の口が爆発するよ


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             休日感を湧き立たせる木漏れ日 ゆるい、ゆるみすぎる


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            インターホンはこの「ファティマの手」をトントンってする


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             このコ絶対パンツも青よね



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             こんなに町は青いのに宿の部屋の中は紫という矛盾


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             本当は金曜日に食べるらしい「クスクス」 今日は火曜日


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             ネコも絵になる そして人懐っこい


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             もうちょっとした家でも愛おしさがとまらない 


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             カスバから望む町の周りはメルヘンチック牧歌的


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             シャウエンの町を一望したらそんなに青い町でもねーのね


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             顔料各種 取り揃えてあり〼


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            またもや行き止まり(フリダシにもどる←)


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           青色には蚊よけ効果もあるとの噂(乾燥国モロッコに蚊はほぼいないけど)


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             モスク近くの身を清める公共の水場


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            天然アートギャラリー プロの仕業であろう


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             おぉ、普通の格好って思ったら靴が青かった・・・・


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                     絶対、ホビットの家だと思う


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           青パンツ「 あばよ 」        青ジャージ「じゃあな」


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             ひなたぼっこ  ほ、ほっこりするぅ~~~


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             ちょうどベビーラッシュでバカ可愛い


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             1か月くらい住みたい 1か月でいい


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             600年前からずーーーっと青い町なのです


 暑くもなく寒くもなく、穏やかな陽射しに身体が包まれて涼しい風が吹き抜けた。

 メディナ(旧市街)と言っても小さな町なので迷子になるようなことはなく、ウロウロしててもただただ気持ちが良い散歩町。

 青い風景は飽きることなんかなく、心と思考が溶け出して俺は今ここにいるんだってだけで目的なんてどーでもいい。 ただ気持ちがわくわくするから、夢遊病者のごとくゆっくりと歩き続ける。

 長い間イスラム教の聖域として保たれてきただけあって隠れ家的な雰囲気を残す青い町・シャウエン。

 俺はまた日常に戻った時、心が折れて死にたいと思った時、この青い町に戻ってくるだろう。 

 そして、世界中でそんな町を見出すために俺はまた旅に出るだろう。

 記憶に刻み込まれたかけがえのない宝物が、またひとつ増えた。


                Chefchaouen,Morocco  13~14/sep/2016  From Naokys!


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 あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』 2016最新作 「モロッコを駆け抜けろ!」 2016/9/9から2016/9/25までの旅先はアフリカ北西部に位置するモロッコ王国。
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『 モロッコを駆け抜けろ! 』 肆の巻


                                   「 スクリーミング・フェズ・エル・バリ 」



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 そのバスは、どこまでも続くびっくりするほどなだらかな丘陵地帯をただひたすらに走り抜ける。 丘には細々と低木が生えてはいるがその地表は目に余り土色の景観。 乾燥した広大な荒地は人の手によって耕され、こんな土地にも作物が育つのかと感心するくらいだ。 

 モロッコは国自体がマッドマックスの舞台のような黄茶けた大地が途方もなく広がっており、街と街はそれぞれ独立して建設され、日本のようにどこに行く途中でも常に人が住んでいる、家が建ち並ぶという景色は見られない。 

 ひとつの街を離れると都市間をつなぐ幹線道路1本のみとなり、周りの景色は何もない大地の海だ。 遠くかすかに土壁レンガ造りの住居がひしめいて現れてきたと思ったら、そこにはその集落の規模によって村だったり町だったり、街だったりが出現する。 
 おそらくそこには「水」というキーワードの元に人が住み始め、その「水」が許容する範囲で住民の数や街の規模が確定するのだろう。

 それこそが、いわゆる「オアシス」というものなのだと実感する。


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            女に馬乗り、、、いや、馬に女乗り


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             途切れる事ない大地のゆるいアップダウン


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             こんなに耕した人 がんばったね


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             干上がった川のあとは大小いくつも存在


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            耕すのも一苦労なら 収穫するのも一苦労そう


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             街は荒野の中から突然現われる


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             時折り河が干上がり残ったとこが湖みたいになっとる


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            行き交う車も ぽつぽつだ


 まだ低木も生えそろっていた丘陵地帯も徐々に土や岩が多くなってきて、車窓の風景は地中海性気候から乾燥した高原へと変化してきた。 

 シャウエンを出発してからおよそ4時間ほどバスに揺られていると、乾いた丘陵の向こう側にこれまで見たことないくらいな規模の住居群が大きな一つの街として目の前に出現した。

 そしてその街はぐんぐんと近づき飲み込まれるように街中へ侵入すると、それまでの大自然の静の世界から人の息づく熱気ある動の世界へと変化していった。 それこそ文字通り空気が一変したのだ。


 この街こそが、モロッコ最初のイスラム王朝の都であり1000年以上も前に建設されたキング・オブ・古都、大迷宮都市フェズであった。

 
 バスターミナルに到着した俺はタクシーでメディナへ行こうと何台かに声を掛けるが、どいつもこいつも乗せてくれない。 皆、一様に「歩け」の1点張り。 なるほど、バスターミナルから目と鼻の先には巨大な城壁が端が見えないほど左右に続いており、その城壁の中こそが目指すメディナなのである。

 歩くとすぐに大きな門が城壁の間に出てきてさっそく城内へ侵入すると、なんというかもうそれはどこぞのテーマパークの様な雰囲気でチケット買わないで入っちゃったけど大丈夫なのかな?って勘ぐってしまうほどの異世界感。
 メディナにすぐ辿り着いたはいいけど、目指す安宿はさらにそこから2、30分は歩かなきゃならないほどの距離があった。

 青空市が開かれているだだっ広い大きな広場を抜け、オアシスを謳歌しただだっ広いブー・ジュルード庭園の脇を抜け、一つの門をくぐると立派な建物が見えたらそれは王宮だ。 知らずに王宮の写真を撮ると即座にアーミーとガードマンに呼び止められ、「今撮った写真は消しなさい」とたしなめられたので、データを見せながら消去した。
 その後は女性ものの衣類が並ぶ屋台のスークを抜けようやく宿に到着。 しかし、シングルは夜の7時にならないと空かないと言われたのでロビーに荷物を預けフェズのメディナ巡りへとそっそく繰り出した。


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                 新市街に多いラウンドアバウト


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             城壁への入場ゲート 塀が高くてやる気を感じる


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             1歩入るとそこは夢の国のような気分


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             乗るのには勇気がいるアトラクション 


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             無駄に広すぎる広場 歩くのしんどい


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             安宿はあくまで 安い宿だ


 身軽になればどこまでも歩ける。

 今やって来た道をさかのぼりメディナの入り口ともいえるブー・ジュルード門までわくわくしながら進む。 その門はただの城壁の門とは一線を画し、可愛らしい青系のタイルで幾何学模様に装飾され、門の間から旧市街を除くと目の前にはスークが、その奥には2塔のモスクのミナレットがそびえるのだ。 あぁ、早く突入して迷子に浸りたい。。。

 これまでのモロッコ探訪とは違いお店がたくさん開いている! これはやっと市場の活気って奴を体感できるのでは?とひやかしながらのスーク巡りだ。 
 
 しかし、売り物は観光客用のお土産関係が多数でキッチュでポップなモロッコ雑貨が有り余る。 それはそれでテンションも上がっていたのだが、奥へ進むにつれて段々とお店の数は減り、まだ犠牲祭の影響ガッツリな休日状態だった。 

 それでも外国人観光客は多くいるので閑散としている訳ではなかった。 1本道を突き進んで帰りは並行している隣の道で帰ろうと思っていたのに、気がついたらまるで自分の歩いている位置が分からない。 帰り道どころか方向感覚も狂っているので今、この道はどこへ向かっているのか全く想像がつかず、案の定、その辺にいる現地人に聞いてもあっちだとかこっちだとか言われさらによく分からなくなっていた。 

 めちゃくちゃ楽しいじゃないか。 この迷路のようなメディナの街の作りは敵が入り込んでも迷うように設計されていると言うが、地元の子供なんか絶対に迷子になって泣いたことのあるやつは大勢いるだろう。 

 それでもなんとかスタート地点のブー・ジュルード門まで帰ってこれたが、いきなり見たことある景色に出くわしたので、あぁ、ここかぁ。てな具合だった。


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             ブー・ジョルード門 定番の撮影スポット


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             あとあと気付いたツーリスティックなスーク入口付近


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                        アートも路上販売してる


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              革製品も有名でなめして色付けた小物が多数


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             日本でミントティー飲むならこれ買って使いたい


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              壁が崩れないように支えてるけど ほんと頼りない… 


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             気が付けばまだ休日だった・・・・ 歩きやすいってことで納得。。。


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             たまに開いてる店も なんかいいやって思った


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             タンネリと呼ばれるなめし革職人の仕事場


 宿に戻り無事にチェックインを済ませる。 ここで2人の日本人旅行者と出会い夜飯を喰いに行こうとなるが、言わずもがな犠牲祭の休日の影響か、元々この辺りにご飯屋さんが無いのかは分からないが全然メシ喰えるところが見つからない。 
 このままメディナの方まで行くか?でも遠いし帰りかったるいよな、などと話しながらとりあえず歩き続けると庭園の端のあたりに1軒のカフェ発見。 そこでなんとかパニーニとオレンジジュースの食事を摂ることができた。 あぁ、よかった。。。


 次の日は朝から大学生のY君と夜行便のバスチケットを買いに新市街にあるフェズ駅の近くまで出向いた。 スープラトゥールという大手のバス会社がありそこの営業所が駅の近くにあるのだ。

 ユダヤ人街を通り、王宮の正門前に出た。 さすが王宮の前ともなると貴重であろう水をふんだんに使用する噴水なるものがピューピュー出ていた。 日本じゃなんてことないが、モロッコに来て7日目、乾燥が当たり前になってきた身としては、王様の権力すごい・・・・ と、平伏せざるを得なかった。

 フェズの次に向かう場所はいよいよサハラ砂漠のベースキャンプとも言えるメルズーガ。 無事にメルズーガ行きの夜行便も入手し宿に戻る。 ここの宿のオーナーはとても親切で英語の通じにくいモロッコにおいても希少な英語の達者な人なので、俺のようなブロークンイングリッシュも理解してくれる。 そして、メルズーガの宿を電話予約してくれるとのことなのだ。 これはとてもありがたいことだった。

 さて、夜の7時くらいまで今日はまたフェズ探索をするのだが、宿の前のカフェでミントティを頂きながら一服していると、見た目日本人で日本語も流暢な韓国人・ロッキーと出会った。 彼としばし歓談をしているとどうやら夜まで宿のシングル部屋が空かないから待っているとのこと。 おっ?どっかで聞いたことのあるシチュエーションじゃあないかと思ったが、昨日俺がこの宿に来た時と同じ状況ではないか。

 実は昨日俺が夜の7時までシングルの部屋が空くのを待っていたのは、泊まっていた旅行者が夜行便のバスで砂漠へ行くのでそれまで部屋を借りていたからなのだ。 そして今日は俺が夜行便のバスで砂漠へと旅立つので部屋を夜まで借りていた。 要するに俺の出発待ちだったのである。 
 
 それじゃあ時間までフェズ探索を一緒にしようという事になり、フェズの街を一望できるという小高い丘の上のマリーン朝の墓地の遺跡まで2人で行った。

 そこは最高のビューポイントで吹く風は心地良く、大きくて広くて雑多なフェズのメディナをワイドで眺めることが出来た。 遠くから見てもこの街を、旧市街の中を迷うことなく歩き回るのなんて不可能でしかないと悟れたよ。
 
 メディナまで戻った2人はスークを歩き、迷い、疲れ、堪能し、迷った。 本当にこの旧市街迷子ツアーはどこの街でも楽しめるが、ここフェズにおいては上級者コースとも言えるものだった。 もし犠牲祭の休日が無く全店開業中の活気さながらなメディナを歩くことが出来たなら、それはもの凄いエネルギーを消費しそうだが、その分、倍の活力を得ることが出来るだろう。


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             王宮正門前にツアー客が来たら撮影のチャンス ここでは怒られない 


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             後にも先にもこんな大量の水の無駄使いを見ることはなかった


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             ユダヤ人街も御多分に漏れず休日だ 開いてるのはカフェだけ


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                    実は世界遺産だった丘の上の墓地遺跡


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             この街をこの城壁が取り囲んでる 千年の歴史はきっと濃い


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             正面にみて左側(旧市街 フェズ・エル・バリ)

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             正面にみて真ん中(旧市街 フェズ・エル・バリ)

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             正面にみて右側(旧市街 フェズ・エル・バリ)


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                これでもお店は開いてきた方と思う


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             果物と野菜のスーク 新鮮かどうかは運次第


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                       ミックスナッツにハズレなし


 午後7時になり、大学生のY君とバックパックを背負いスープラトゥーンのバス乗り場まで歩く。

 このバス会社のバスは最新鋭の車体で快適なので夜行バスだろうとなにも心配はいらない。 クーラーが寒いかどうかの心配くらいだ。 これまでモロッコで乗ってきたバスとは一味違うのだ。 
 

 フェズのメディナ探訪も終え、この旅のメインと位置付けてたサハラ砂漠へ向けて暗くなった荒野へ走り出し、歴史ある古都をあとにした。


                                      Fes,Morocco  15~16/sep/2016  From Naokys!



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 あの忘れられた名旅ブログ ナオキーズ! 『 ぶらっと、旅る。 』 2016最新作 「モロッコを駆け抜けろ!」 2016/9/9から2016/9/25までの旅先はアフリカ北西部に位置するモロッコ王国。

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はじめまして!             
 旅好き、アジア好き、遺跡好き、神社仏閣好き、大道芸好き、パフォーマンス好き、民族音楽好き、倍音好き。

 人生どうにかなりそう!アジア人を見てそう思い、楽観的・わがままになってゆる~い人生、テンションあげて生きてます。

 あぁ、もう残り半分。 旅に出ねば。 

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