「 台湾原住民族文化園區 」
9月10日
台東駅を出発した旧い型式の特急莒光號は、台湾の東海岸から台湾南部をぐるりと回り込み、南西部の屏東駅へと2時間半で到達した。
屏東駅から市バスに乗り込み向かう先はと言うと、パイワン族とルカイ族が多数居住している三地門郷という峡谷の集落だ。
三地門郷の水門村でバスを降り、車道になっている山道をひたすら登る。20分くらいかけてひたすら登ると眼下にさっきバスを降りた水門村が広がり、あっという間に険しい峡谷の上にいた。
そこから広大な山間に拡がる民俗テーマパークこそが、台湾原住民族文化園區だった。
すでに歩き疲れたけどこっからが本番
園内の規模が把握出来ずどうやって周ったら効率良いのか分からずとりあえず歩く
無料のシャトルバスがあるようだがとりあえず歩く
最初に出迎えてくれたのはおちんぽ先生だった
山道をショートカットするためにはこの吊り橋が近道
台湾最大の山川瑠璃吊り橋も下の方に見えてる
少し歩いて気が付いたが、この台湾原住民族文化園區の敷地は歩けるレベルじゃないくらいハンパなく広大だった。ていうか、広さもさることながら普通に山の斜面に各民族の家屋とか移築してて、それがあの山、この山と広大な範囲に広がってるからくまなく全部歩くと開園から閉園まで使っても3日は確実に費やす広さと山登りだ。
さすがに民族研究室室長・ナオキーズ!もそこまでして全部は見たくないのである。
ビックリするくらい登ってく 歩くとか無理だった
一番上のプクバヴァンエリア(上) 文化園区は全部で5つのエリアに分かれてる
山の斜面のコースを歩き各部族の家屋を見学する
ブヌン族の石造り集落 カッコイイ
ツォウ族の男子集会所 見た目も良く立派
同じくツォウ族の集落だけど自然の中だしここまで来るの面倒くさいしこうなっちゃうよね
首狩りしたら入れておく棚 家の前にある
ルカイ族とパイワン族の女の子のトラディショナルオシャレタトゥー
家屋の中は展示品とかアート展示とかちょっとしたギャラリーとしても使ってる
エリア分けされた場所に16部族の伝統家屋が移築されててそれぞれ興味はあるんだけどいかんせん山の斜面に広がってるもんでひとつひとつ見学してくのがけっこうしんどいんでもうやめた。
14時半からナルワンエリアの歌舞劇場で民族音楽と民族舞踏のショーが始まるからまたシャトルバスに乗り込んでナルワンエリアまでひとっ走りだ。
現代アートの展示もたくさんあったよ
これ好き 民族バアちゃんだってマックくらい喰うよなw
さて、ここから台湾16部族のご紹介をしていきたいのですが、2000年もの長きに渡って台湾に住んでいる彼らは住む地域も明確に分かれそれぞれ独自の文化を継承し(時には交わり交易してます)、独自の言語を持っています。
少数民族って収集癖のある人にはたまらなく魅力的ですよね~
パイワン(排湾)族 彫刻装飾工芸のスペシャリスト集団
ヤミ(雅美)族 蘭嶼島のフィッシングトライブ 女の髪が命
タイヤル(泰雅)族 フェイスタトゥーの首狩り族
プユマ(卑南)族 階級社会のカゴ編み一族
他にも三語群を持つセディック(賽徳克)族、上四社の農耕民族サアロア(拉阿魯哇)族、父系氏族社会のカナカナブ(卡那卡那富)族で全16部族となる。
フィギアあったら集めたい。
敢えてこういった使い方をするのはとても良いと思う
歴史好きも美術好きも民族好きもみんな見に来るようになるからね
さて14時半からの演目は・・・・
ブヌン族に伝わる伝統芸能のようですな
2000人収容劇場に50人くらいしかいなくてラッキー
しかし、演者は別にブヌン族の人達を呼んで演目をする訳ではなく、ナルワン楽舞劇団というプロの劇団員が行うため写真、動画の撮影が禁止となっとった。
16部族の伝統衣装を身に纏った演者たちがそれぞれの民族の歌や踊り、習慣を披露しての民族紹介から始まり、前半はオリジナル要素たっぷりの演奏があり後半から民族の舞踏が繰り広げられる。
世界中の民族に根本的に共通してると思われるんだけど、男が狩りに出て女が酒作って待ってて、男が獲物持って帰って女が料理して宴が始まり、酔いが回ると合コンのノリになってきて歌やリズムに合わせて一気飲み。騒いで踊ってカップル成立でしけこんでいなくなる。
大学生とかパリピとかリア充のやってることと民族が集落でやってる日常は全く一緒なんだなっていう新しい発見があったよ。
だいぶ遠くまで来てた さあ帰ろう
台湾原住民族文化園區、あまりにも広くて全然観て周れなかったけど、16部族の性格的なものは知れたし民族音楽研究家ナオキーズ!としては台湾では3部族が口琴使ってるって分かったし、口琴4重奏なんてレアな音まで聞けちゃったもんでホクホクでしたな。
次回来る機会があれば3日間かけてじっくり周りたいもんですな!
今夜の宿泊は高雄市までこれから行くんだけども、ちょうど夕方だし屏東の街で夕食をとろうと歩いてたら夜市の鼻が利いたのか屏東観光夜市に出くわしたので腹ごしらえを開始した。
みんなバイク横づけで屋台飯を喰らってやがる
とろみがかっててめっちゃ美味そう
台湾1周の旅も3日目。毎日歩いたり移動が続いたりでお腹が空くけど何食べても美味しいから台湾は俺の専属コックになってもらいたい。
決めてる事がひとつあって「同じメニューは絶対に食べない」ってこと。いっぱい美味しいもんあるのに同じのばっかじゃもったいねえもんね。
あっ、でもコンビニで売ってるお茶で煮たゆで卵は毎日喰ってるかも・・・・
Pingtung,Sandimen,SouthWestern Taiwan 10/sep/2019 From Naokys!
2019年・ナオキーズ!旅日記第4弾!!
『 台湾韓国周遊見聞録 』
16日間もあれば、近場のお手軽海外旅行で台湾と韓国の2か国それぞれ1周できるんじゃあないの?ってな具合で計画したら思ったよりタイトなスケジュールに追われるハメに・・・・
怒涛の『台湾韓国周遊見聞録』の旅。
2ヶ国をぐるっと周った観光スポット巡りをどーぞお楽しみあれ!!
胸躍る最新放浪旅日記を配信中!
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