ぶらっと、旅る。 

   人生の半分を夏休みに捧げたいアラフォーバックパッカー、The naokys!  過去に辿った一人旅を焼き増ししたり、これから行くであろう冒険浪漫な旅路をドドドッと書き綴る狂い咲き旅日記

          ~  The naokys! presents  俺旅  ~

2014年12月

 バック・トゥ・ザ・ニッポン!!

 
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  ナメてた。  

 バンコクを出立し乗り換え地点のベトナムまで飛ぶ飛行機の離陸時間は19:35。   2時間前にはチェックインが始まるからその頃に空港に着いてればよろし。

 だが今ちょうど2時間前の17:30で、空港行きの電車の中だ。

 2時間も余裕があるから気にもせず車窓から夕暮れるバンコクを眺めてた。  大都会バンコクに沈んでいく夕陽は旅の最後を締めくくるのに充分な餞別だ。  


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              メリクリ&ハピニュー スワンナプーム国際空港


 空港のチェックインカウンターへは18時過ぎに着いたが乗客は一人もいない、すでにみんなチェックインを済ませイミグレへと向かったのだろう。

 チケットには搭乗が始まる時刻が記載されててその時間は18:45、まだ30分は時間があるじゃんと最後のタイ料理を喰いに行く。

 
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            グリーンカレー&フローズンマンゴージュース  


 お腹もいっぱいになり時間もちょうど良く、出国口へ向かうと泣く泣くタイを出国だ。  

 出国スタンプを貰いにイミグレーションへの階段を下りて行くと・・・・  


   な、な、なんだこの人種のるつぼは!

   な、な、なんだこの人の多さは!!  

 フロアーを埋め尽くす人数がそれぞれイミグレの前に列をなし大行列を作ってる。

 
 しまった、これは予想外の展開だな。 

 見た感じ100%間に合いそうにないぞ。

 余裕ぶっこいてグリーンカレーに舌鼓み打ったりフローズンマンゴーで頭キーンとさせてる場合じゃなかったぞ。  

 でもとにかく並ばない事には進まないんだから並ばなきゃ。  


 5分、10分、15分・・・・


 あれ~? なかなか進まんね、税関職員ちゃんと仕事してんのかい?  このペースだとスタンプ貰うまであと1時間はかかるんじゃないかしらん?  

 現在19:05。 

 あと30分で俺の乗るヒコーキが飛ぶんだが? ムムッ!


 前に並んでるインド人カップルと話をしながら、もう時間ぎりぎりなんだよね、俺。なんてチケット見せたらびっくりされて、

「 うわっ、全然ダメじゃん!今すぐ窓口まで行って入れてもらいな!! 」

「 え?やっぱどう考えても無理だよね、このままこの人込み掻き分けて一番前に食い込めるかなぁ。 」

「 大丈夫だよ、そのチケットなら。早く行った方がいいよ! 」  


 イミグレのカウンターまで行きチケットを見せて、もう時間無いから先に入れてくんない?と言うと無言で出国スタンプを押してくれた。 

 もちろん次は自分の順番だった中華のおばちゃんがうしろでギャーギャー言ってたが。

 ゴメンね、カレー喰ってたら遅くなっちゃったんだよ!  


 しかしこれまた搭乗口のゲートまでがここからえらい遠かった。

 本当に空港の一番端っこで、歩いてそこまで6~7分もかかる距離だったからやっと着いた時には19:15を過ぎてるし、ゲートにはもう係員しかいなくて俺が最後の乗客かも知れなかった。

 なんとか乗り遅れずに済んでヒコーキは予定通りにバンコクのスワンナプーム空港を飛び立つと、あっという間、本当にあっという間のたったの1時間半でベトナムは、ホーチミン・タンソンニャット国際空港へ着陸した。

 
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           タラップから降りてバスで空港内へと向かう


  旅の始まりにベトナムで同じようにヒコーキを乗り換えた時は、荷物の受け取りもあり一度ベトナム入国を果たした。

  今回は荷物の受け取りは無いものの、どうしようかなって考える。  

 タバコでも吸いながら考えようとしたら、ここに喫煙所は無いから外に出て吸えと言う答えが返ってきた。

 いやいやいくら綺麗な空港とはいえ喫煙所くらいはあるだろうと思ったが、出た方が早そうだと、タバコを吸いにベトナムに入国した。  


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            空港前の駐車場で一服

 
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            入国口の前はお見送りの人だかり  

 せっかくだし何か喰おうかとも思ったが、グリーンカレーも喰ったし機内で軽食も食べちゃったから腹なんか減っとらん。 

 結局カフェでコーヒー飲んでタバコ吸ってもうやることもなく、わずか2時間でベトナムを出国だ。 

 23時を過ぎた頃から外の店も閉まり始め、空港内へも立ち入りが制限されてきたから中で待つ事に決めたよ。

 朝一番のヒコーキを待つ人影は全くなくってどこでも好きなとこで寝放題。 

 しかもあるじゃん、喫煙所・・・・  


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              夜の空港は俺が守ろう  

 
  明け方5時。

  そろそろ人が集まり出したので目が覚めた。

 
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                さらばちょっと寄り道タンソンニャット国際空港


  離陸時間は6:40で、いよいよ日本に戻るヒコーキは時間通りに離陸を果たし、5時間半をひとっ飛びした。

 
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              この景色を見る為に俺はいつも窓側の席を選ぶ

 
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              天から雲を見下ろす グレートだぜ  

 さすが年末の成田空港第1ターミナル。 さっきまで26~8℃の快適な気候の中にいたのに、外に出てみると6℃。

  この寒さっていつまで続くんだっけ・・・・

  
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                       とにかくジロジロ見られて注目の的

 
  1ヶ月の長くて短い旅が終った。


  温泉行きてーな、よいお年を!!

 
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                                2014/12/28 From naokys! in LAO

       
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 カムバック・バンコック

 

 このたび私めは中華街に宿を取り、ラオス旅の疲れを癒しつつ日本への布石としたいと思います。


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                   中華大門のある風景


 バンコク滞在は2泊3日、さあ、何して遊びましよ!


 まず初日は中華街を探索しつつ、カオサンロードの変化を見に行こうと思う。

 ついでに買い物も忘れずに。

 
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                ひとめで分かるチャイナタウン


 問屋街がところ狭しと並び、狭い路地に人間がひしめきあう中をぶらりぶらりとさまよい歩いているうちに、バンコクの血脈・チャオプラヤー川に辿り着いた。

 移動手段のひとつである定期船に乗り込んで、カオサンロードへと波を切る。

 
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                 何隻もの船が往来する古の道   


 ずいぶんとこざっぱりしちゃってんじゃないの、カオサンロード。

 建物も新しく大型で小綺麗なのが増えてるし、レストラン、カフェ、バー、屋体もなんだかすっきりして見える。

 
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              チープなイメージが消えたな


 しかし相変わらずツーリストの為の通りには違いがなく、あらゆる物や情報が手に入る。

 どこの店も同じTシャツなんかを売ってるけれどもどこの店も値段がまちまちなのも変わらずだ。  


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                そういやこの日はクリスマスイブ

 
 たくさん歩いていい運動になって、懐かしいのに新しいっていう不思議な感覚も得て初日は終了し、タイ古式マッサージでシメた。


 2日目は中華街を喰い道楽して泥棒市場、オールドサイアム、リトルインディアを探索しようぜな。  

 燕の巣とフカヒレの専門店があったので高級食材を喰ったり、お腹一杯になるラーメン屋体を訪ねたりして、昔ながらの変わらぬ街並みを抜けたら・・・・  イイもん見っけ!  


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             赤燕の巣 甘くて温かい銀杏入りの甘露スイーツ  


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                 ラーメン屋体の大黒柱  



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        バーミナム 細玉子麺で何より麺が美味い 本場チャーシューも抜群 


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               布地が多いリトルインディア  


 イイもん見っけ!とは・・・・

 なんと、オールドサイアムの脇でハヌマーンの仮面劇を見せるチャルームクルン劇場を発見しちまったです。

 
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           主人公は孫悟空のモデルとなった猿 タイでは人気者  


 無形伝統芸能研究家として名高いナオキーズ!が縁を呼び、毎週木金しかやらない公演の木曜日に見つけたのでさっそくチケット購入。

 「ラーマキエン」という題名のコーン仮面舞踏劇で、タイの宮廷舞踏。

 東南アジアお得意のラーマヤナの話だが、タイのコーン仮面劇はハヌマーン目線で主人公のラーマ王子を完全に食って裏主役になっているのが他では見られない特徴だ。

 そりゃコミカルであんだけ強けりゃ人気も高いわな。

 優雅な動きだが身体の軸が絶対にブレない、あの指先が手の甲に奇形かと思うほど反り返る、伝統音楽に乗せて踊って魅せる仮面舞踏劇だよ。

 写真は撮れなかったけど、その分真剣に観る事が出来た。

 7人の音楽隊が様々なシーンを音で表現し舞台に溶け込ます。

 ハヌマーンや猿軍団達の細かいコミカルな動きや、会話や感情表現を手だけの動きで言葉として成立させる技、ラーマやトッサカン、シータなども舞踏はもちろんのこと身に付けている衣装が豪華絢爛きらびやかで、それはそれは素晴らしい時間を過ごせた2日目、赤帽白ヒゲからのプレゼントになっちゃった。


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     公演後の撮影会 ハヌマーンだけで6人が演技


 最終日は、夕方にはスワンナプーム国際空港に行なければならない為に、交通の便が良い地下鉄( MRT )とモノレール( BTS )を乗り継いでサイアムにある水族館へ行ってきたよ。

 
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               まずはファランポーン駅で小人をてなづける俺  


 サイアム駅前にあるショッピングモールのひとつ、サイアムパラゴンの地下にあるのが、サイアムオーシャンワールド、アジア最大級を誇る水族館だ。  


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             とってもかわゆいアマゾンの毒カエル  


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               恐怖のサメもウヨウヨ泳ぐ  


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           巨大なエイを捕まえようとする巨大なタイ人  


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             ミステリックジェリーフィッシュ

 いくつかのアトラクションが込みのパーフェクトチケットを購入して散々遊んでたらもう時間がなくなってきたので、急いでラスト、タイ古式マッサージを受け空港に向かった。  


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               必ずやってくる旅の終わりの刻  



 バンコクは金さえ尽きなければいくらでも楽しめる場所がある貧乏旅行には向かない街だけど、年に一度くらいやって来てはしゃぐには最適な街だな。


 今度は、10年もあけないでたまに来ようっと。  


                2014/12/27 From naokys! in LAO



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 メコンを越えてどこへいく 後編


  「 爆走ボーダーバス 」

 
 ラオス最後の朝を迎えた。

 泣いても笑ってもこれでラオスとはしばらくお別れだなぁ、さみし~~!!

 バスに乗ったら次はどこで飯喰えるか分かんねえから朝メシはちゃんと喰っておこう。

 
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    宿の隣の麺屋台


 ここパクセーから、国境を越えてタイのウボンラチャターニーまで走る国際バスのチャンカイVIPバスの乗り場までは、トゥクトゥクが宿に迎えに来て乗せてってくれるのだ。
 
 う~ん楽チン楽チン。

 韓国人の女二人組と同乗だったが、その二人は途中のサワンナケート行きのバスに乗るために下りたな。

 よし、トゥクトゥク独り占め、車窓からの景色をパチリと。
 
 スマホは本当に写りがいいねぇ、デジカメもうちょっと頑張ってくれよな!

 バス出発時刻の8:30、時間ギリギリだったけど間に合った。

 ウボンラチャターニー行きのチケットを受け取り、荷物をバスに積み込んでっと。
 そうそう、俺をタイまで連れてってくれるこのバスの勇姿を1枚撮っておかねーとな。


 と。


 え~と。


 確かここに、と。


 ん~? 確かズボンのポケットに、と。


 あ、あら? 


 どこにある?   俺様のスマートなフォンは・・・・


 バッグの中に入れてたりして、な~んて。

 ねーぞ。 

 無ぇーぞ、おい、ねえぞ?

 どこにもスマホが見当たらねえ・・・・


 よし、考えろ。 考えろよ、ナオキーズ!
 今起きてる現実とこれから起こる直近の未来を5秒でまとめるんだ。


 はい、スタート。


 さっきトゥクトゥク乗ってる時にスマホで1枚撮っただろ。 で、そのままズボンのポッケに入れたよな、いつも入れてるようにな?

 でもって今どこにも無いって事はだよ、まさかトゥクトゥクに落っことしてきたのか!?

 もうトゥクトゥクいねーぞ。


 無くした。 完全に落っことしてんのな。 

 今から国境越えてタイに向かうのにスマホ落っことしてんのな。


 こういう時どうすんだっけか。

 保険で携行品の保証はあるよな、そん時は警察に紛失証明書貰わなきゃならねんだったな。


 えっ? 今からタイに行くじゃなかったっけ?

 いやいや、ちょっと待て。

 そんな場合じゃねーだろ! スマホがねえんだぞ!?


 最近使い慣れてきてブログもスマホだよりになってるし、撮り貯めた写真とかあるよ? なんか思い出とかもいっぱい詰まってるよ?



   ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ



 5秒経過。

 無意識にバスから己のバックパックを引き抜き、バス会社の受付に走る。

 スマホを無くした事情を説明するも、あまり言葉が通じないせいか面倒くさいのかしっかり取り合ってくれん。

「 いや、だから。宿主と俺の乗ってきたトゥクトゥクのドライバーは知り合いなんだってばよ。朝ケータイで連絡取ってるからあのドライバーに車内にスマホが落っこちてないか見て貰いたいんだよ。 」

 と、歩き方に載ってた宿の電話番号を差し示し受付の姉ちゃんに電話してもらうと、

「 今確認するから5分待っててだって。 」


 5分後

「 部屋にはなかったってよ。 」

「 ・・・・部屋じゃねぇつーの。トゥクトゥクの座席のとこだよ、トゥクトゥクの! 」


 再度電話する嬢。

「 確認するからまた5分待っててだって。 」


 8時半になり、俺を乗せて出発するはずだったバスが無情にも走り出してった。

 これからやるべき事を考えると、今日タイに行くのはほぼ無理な気がする。


 5分後

「 やっぱり無いって。 」

「 あぁ、さようですか… どうもありがとさんでした…」


 バンコクでの滞在は1日減るが、帰国日までなんとかあと1日くらいはラオスにいられる。 

 それよりも、もうスマホは見つからないだろうなぁ。

 頭ん中がぶっ飛びそうなほどの憂鬱感が襲って来るけど今はそんな感傷に浸ってる場合じゃないぞ。


 さっさと次の行動に移らねば。


 その辺の道端に落っこちてないか道々歩いて戻りつつ、残骸でもいいから探しながら歩く。 
 が、街中までそうやって行くには遠すぎる距離だよ。

 トゥクトゥクを捕まえてとりあえず警察へ行き、紛失証明書を書いてもらう。

 どういう経緯で無くしたのか調書を取られるが、ミス警察の英語が堪能過ぎてこっちが理解出来ん。
 相手がうんざりするほど何回も聞き返し、調書を完成させたと思ったら、

「 じゃあ、今から上司にこれを見せてちゃんとした証明書を発行するから2時くらいに私に電話して。はい、これケータイの番号。 」

「 えっ?2時?俺なんとか今日中にタイに行きたいんだけどもうちょい早くならねっすか? 」

「 う~ん、無理ね。上司も忙しいからそのくらいの時間になっちゃうけど大丈夫よ、間に合うわよ。 」


 午後のウボンラチャターニー行きのバスの出発時刻は3:30。
 昨日のバス探しの様子を見るにこの時間がタイムリミットだろうな。

 なんだかんだで時間喰ってもう10時過ぎた。
 残り時間5時間半。

 証明書がうまいこと発行されるのが4時間後。

 それまで居ても立ってもいられず街中まで歩き一旦宿に戻って荷物を置かせてもらう。
 宿主はとても心配してくれてるが、さりげなくもう一泊すれば?と商売っ気も忘れない。

 とりあえずauに電話してスマホを止めなければなんねえと電話出来る所を探すがどこにもない。 
 電話ボックスもないし、ネット屋にも置いてない。

 この国は確かにこの10年で激変したけどよ、一般の電話が全国に普及する前にいきなり国民総スマホ時代に突入したもんだから、今さら電話を借りたり外で電話する事なんか必要としてねーもんだからよ、どこにも見当たらないですよ、俺が電話出来る所が!!

 それでも三ツ星のホテルを訪ねてみたら1分1ドルで国際電話をかけさせてくれた。
 

 何かしてないと気が滅入るから、俺はレンタルバイクを借りて朝通ったであろう道を隅々まで何度も何度もくまなく捜す。

 たった半日しかいないこの街を長年住んでるかのように熟知してくる。


 バイクで只ひたすら地面ばかりを見て走る。

 埃だらけになりながら俺のスマホの影を捜す。

 やっぱり無くしたもんは易々と出てこねーな。

 ラオス最高に楽しかったのに何で最後にこの有り様か・・・・

 しかも国境を越えようとした矢先の自らの失態、どこにもぶつけられない失望感に何度もやられそうになるが過ぎたことを考えるより、今日何としてでもタイに行く事を目標に設定して気持ちを高ぶらせる。


 そんで気分転換にもなりゃしないだろうけど、とりあえず博物館でも見学しますか。と行って見たら、只今の時間は昼休みにつき閉館中。

 な、なんじゃそりゃ! 駄目な時は何やったって駄目ね。


 ・・・・また、デルタコーヒーにてコーヒーをすする俺。 もう、味なんか分かんないよ。


 2時になったので宿に戻ってミス警察に電話してもらおうとすると、宿主の奥さんが言う。

「 いま旦那がトゥクトゥクの会社に行ってもう一度確認してるとこだから。すぐ帰って来るからちょっと待っててね。 」

「 えっ、また確認してくれてるんだ。ありがとう、助かるよ。 」


 しばらくすると宿主登場。


「 悪いね、どうだった?俺レンタルバイク借りちゃってさ、そりゃもう街中捜し回ったよ。」

「 バイクで捜しに行ったのか!無茶なことするなあ。それよりトゥクトゥクの会社からドライバーに確認してもらったら見つけたってよ、スマホ。 」

「 いやぁ、何かしてないと気が気じゃなくってさぁ、えっと、ん?何つった今? 」

「 ごめんね、部屋に置き忘れたのかと思ってて無いって言ったんだよね。今からドライバーが来るから自分のかどうか確認してよ! 」

 なんだと?じゃあトゥクトゥクにも無いし朝から無くしたとばかり思ってた俺のスマホ、トゥクトゥクの座席は確認してなかったってーのか・・・・


 数分後、トゥクトゥクのドライバー登場。


「 スマホ見つけたのって本当? 」

「 ああ。これか? 」


 よく見慣れた赤い俺様のスマートなフォン、トルク。

 
 あ、逢いたかったよ。

 ラオスくんだりなんかでスマホ落としてそれが見つかるなんてある?

 もう逢えないと思ってたのに、、、ホントに今俺の手の中にあるのは俺のスマホかい?

 あ、逢いたかったよォォォォォォ。


 なんつーの、コレって奇跡?ミラクル?どっち?
 
 なんか戻ってきたのに無くしたショックがドデカ過ぎて全然実感が湧かねえ、夢オチなら一生醒めんなよ。


 この数時間頑張ったよ、俺。 
 出来る事からひとつずつやって、出来る事は全てやったよ、俺。


 奇跡なんて待ってたって起きやしねぇもん、諦めないで努力し続けたからこそ俺が奇跡を呼び込んだんだ。

 この俺様がミラクルを巻き起こしてやったんだぜぇーーー!!!



 グワッハッハッハッハ  完全復活。



 こうなるともう上がり調子。


 ミス警察に、

「 無くしたものが見つかったなんて初めて見たわ。でも証明書は作っちゃったから料金は支払ってね。」

 と、路上で領収証も何もなく多額の請求されても気にならない。


 すでに3時過ぎてだけど、その足でキャンカイのVIPバス会社に行ったら3時半のバス間に合ってなんとか今日中にウボンラチャターニーまで行ける事に。


 
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    今度は撮らえた国際バスの勇姿


 ラオスの出国口に行くと、デット島でずっと一緒だったオージーのヒッピー家族とバッタリ再会してお互いびっくりして喜びあったり。

 長男( 16 )・次男( 15 )・双子の女の子( 12 )のうちのお姉ちゃんが言う。

「 何でまだここに居るの!?あなたにはもう 会えないもんだと思ってた!」

「 実は今朝スマホ無くしちゃってさ~、でも今は見つかって皆にも会えてハッピーなのさ~! 」


 
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    ラオスよさらば


 
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    地下道の途中が国境 地面の中の国越えは初めて


 無事にタイに入国してウボンラチャターニーのバスターミナルに到着。

 ここから12㎞離れた駅まで行って果たして切符が買えるかどうか、現在の時間は夕方6時20分、バンコク行きの列車は7時半に出発だ。


 しかしまだ旅神様は俺の味方。


 バスターミナルのインフォメーションセンターの姉ちゃんが話しかけてきた。

「 じゃあこれから駅に行って切符を買うのね?私の友達が駅で働いてるから買っといて貰おうか? それともう時間無いしけっこう駅まで遠いし。今から彼氏と車で帰るから一緒に乗せて行ってあげる。」


 ラオスでの最後のみんなの親切、タイに入ったばっかだってのにこの姉ちゃんの無償の親切。


 1ヶ月間ずっとひとりで旅を続けてきたと思ってたけど、それは決してひとりなんかじゃなかったのな。
 たったの一言でも言葉を交わせばそれは一期一会の人との関わり、出会いな訳で。

 一人旅なんてもんはこの世の中には存在しねえよ。
 誰かと関わらないで生きてくのが無理なようにな。

 旅は人生の縮図とはよく言ったな、物事の流れには良いこと悪いことがバランスよく成り立ってるし、人との出会いも不思議なもので1度しか会ってなくてもその後にずっと関わっていたり、無駄な事なんかひとつもねーね。
 
 人の一生の人生の短期集中verが旅の醍醐味なんだっていまさらながらに気が付いたよ。


 
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 そして夜は明け、バンコクの朝は晴れ渡ってる。


 なんだかまだ夢のような感じでいるけどさ、朝何事もなくそのまま出発してた時の計画と何ひとつ変わらないで今バンコクにいる。

 
 
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 結果オーライ。


 ラオス旅は最後に色んな事を考えさせてくれた。

 当たり前だと思ってたものが突然なくなった時の心の処理、諸行無常。
 形あるものはいつか必ず無くなってしまう物へのこだわり方。
 人との出会いの大きさと誰かと出会ったその意味。

 自分が傷つかないようにすべては流れに任せて受け流してきたが、諦めるんじゃなくってボロくそになりながらもしっかりと受け止める事が大事なんだってラオスは言ってたよ。
 


 そんなラオスの全部にありがとうだ。


 
  ウチに帰ろう。


                   2014/12/27 From naokys! in LAO

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 メコンを越えてどこへいく 前編


      「 迷走パクセー 」

 造りかけの道路からは砂煙が舞い上がり3~4階建ての植民地時代の名残ビルが建ち並ぶ閑散とした雰囲気の中、目の中に砂埃が入ったまま立ち尽くしている。

 なんでここにいるんだろう。

 ラオスを出る一歩が踏み出せないでいるのだろうか、それとも・・・・


 
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 この街、パクセーに着いたのはシーパンドンをバスで出発してから4時間半後の事だった。
 ここはタイへと抜ける国境の街だ。

 バスを乗り換えてこのまま国境まで向かい、タイに入国してウボンラチャターニーまで行ったらあとは列車のチケットを買ってバンコクに戻るだけだ。

 明日の朝にはバンコクだろう。


 しかし、それをしなかった。

 このままラオスを出国すればもうラオスでお土産を買うことが出来ないからだ。
 買い物をしてる余裕もないくらいタイトなスケジュールをこなさないと明日の朝バンコクに着くは出来ない。

 しかし、頑張ればなんとか間に合うのではないかと早速パクセーでお土産を探し始めたのだが、まず自分が街のどこで下ろされたのかを確認だ。

 幸い歩いて行ける場所にデルタコーヒーというカフェがありそこで計画を練り直していると、タイのウボンラチャターニーまで行くVIPバスが出ているバス会社が割と近くにあるようなのでそこへ歩いて向かう事にした。

 間違えた・・・・

 30分歩いても着かないのでおかしいと感じ始めていたら、歩く方向を間違えだいぶ離れたタラートダオファンという市場に出てしまった。


 
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 せっかくなのでお土産でも見ようかと市場を除いてみると、バンコクのウィークエンドマーケットをこじんまりさせたくらいの広さがあり、さらに夕刻ということもあって軒並み閉店準備中ではないか。
 
 ここは諦めてVIPバスの会社までトゥクトゥクを走らせた。

 バス会社に着くといきなり、ウチはビエンチャン行きのバスしか取り扱ってないと言う。
 ウボンラチャターニー行きのバスはチャンカイというバス会社しか扱ってないそうだが、さっき街中へバスが着く前に一度立ち寄ってたバス会社ではないか。
 
 今いる場所から街中は近いので一度中心地まで行き、そこからまたデルタコーヒーへと戻る事にした。

 ちょうど三角形を逆さまにしたルートで、街中の中心地が左上にあたりデルタコーヒーが右上に位置して、下の頂点がタラートダオファンとその周辺となる形なのだが、ちょうど一周した形だ。

 デルタコーヒーへ着き一息着いたので、再度トゥクトゥクを捕まえチャンカイのVIPバス会社まで行ってもらうが、そこには誰もおらず窓口に貼ってある時刻表には1日朝夕2本のバスしか出ていないという事が判明した。

 どうやら、さっきこの街に着いたバスが街中に停まる前に一度このチャンカイVIPバス会社に寄って何人か下りたのだが、その人達が乗り換えたバスが今日の最終便だったようだ。

 そこでローカルバスを駆使して国境まで行けるか調べるために、タラートダオファンまでそのままトゥクトゥクを走らせる。
 あの広い市場から国境の町ワンタオまで行く乗り合いバスがあるはずだったからだ。

 しかし何を思ったのかトゥクトゥクのドライバーが連れてきた場所は、街中の中心地にある新しいショッピングセンターの前だった。
 
 ここはさっき歩いて来た場所で逆三角形の左上に相当する中心地となる場所だ。

 もう陽が暮れそうな時間帯。

 さすがに国境も24時間開いている訳はないだろうと今日中にタイへ抜けるのはやめにして、近場に宿を取った。

 宿主に国境越え情報を訪ねると、明日の朝8:30分発のVIPバスが例のチャンカイから出発するそうなのでチケットを買っておく。

 ラオス最後の晩餐は美味しいと評判のラーメン屋にしようと思い調べたら、何とデルタコーヒーの2件隣の店ではないか。


 
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 この街は道路や鉄橋、建物など工事中ばかりでどこへ行っても埃だらけ。
 歩いている人は少なく、車やバイクが走っているだけだが、その様は西部開拓時代と見紛う様相を呈している。

 茶色く映る古い建物、車が馬車でバイクが馬ならば、あの建物の2階の窓が突然開いてガンマンの撃ち合いが始まってもおかしくない気がしてくるのだ。


 
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 アヒル肉の拉麺は肉に弾力がありそれでいて柔らかく抜群に美味しかったが、またこの道を歩くのには気が滅入る。

 いったいこの街に着いてから同じようなルートを何周したのだろうか。


 造りかけの道路からは砂煙が舞い上がり3~4階建ての植民地時代の名残ビルが建ち並ぶ閑散とした雰囲気の中、目の中に砂埃が入ったまま立ち尽くしている。

 なんでここにいるんだろう。


 きっと本当のところはまだラオスを離れたくなかったのだろうと思う。

 
 そしてまたこの街を迷走するために、前へ一歩踏み出した。


 
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  2014/12/26 From naokys!in LAO


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 4000の島となないろの空

 
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            竹ハンモック

 とうとうラオスの南の端までやって来たぜ。

 宿から見える対岸の山々はもうカンボジアだ。

 メコンの大河に4000もの小島が浮かぶここはシーパンドン。

 その中にあるドン・デット( デット島 )という小さな島に俺はいる。


 チャムパーサックを出た俺は、ボートとマイクロバスを乗り継いでナーカサンって港村までやって来た。
 カンボジアから国境を越えてやってきた旅人や、これからデット島に渡る旅行者やらで、ナーカサンの一本道はツーリストとバスと乗り合いの車に埋め尽くされてる。

 西洋人に人気のツーリスティックな島と化しているドンデットやドンコーンは、国境越えの疲れた身体や、南まで遥々やってきた疲労感をぬぐうにはうってつけの場所なのだ。

 ここから渡し舟に乗ってドンデットなどの島に渡るのだが、俺は別の場所をひとつ観光しておきたかったから、みんなが向かう港とは逆方面に歩を進める。


 川幅が広がりいくつもの島々を形成し、地盤の石灰岩を削り取り落差を生むと、その落差が濁流のように激しく流れる荒々しい滝となる。
 いくつかある滝スポットがここシーパンドンの観光名所になっているのだ。  その中でも、メコン最大の水量を誇ると呼び名も高いコーン・パペンの滝へと繰り出した!

 
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           はしゃぐほど激流だ  


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           全景 とにかく迫力だった


 ここもワット・プーみたいに観光施設リゾートとして整備されて、滝を眺めるのに最適な展望台まで電気カートで送り迎えしてくれる
 もちろん併設のカフェでのWi-Fiも利用可だぜ。

 滝と言ったら何10mもの落差を落ちる一本の滝スジを思い浮かべてたけど、こういう濁流プラス激流が河を叩き落ちながら流れていく様を見るのも迫力があって面白い。
  視界も開けてるし、いろんな岩の裂け目から落下する物凄い量の勢水には圧巻される以外にない。


 1時間後、再びナーカサンへ戻るとあれほどいた旅行者が人っ子一人いなくなってんよ。
 さっき着いた時間は、ちょうどバスなんかが到着する時間帯だったのか。

 それじゃ、ひとりで悠々とボートに乗っていざデット島ですな!  

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          先客は犬だけ


 
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             小島を抜けメコンを駆けて出発だ


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            島村のメインストリート  昼間は閑散としとるわい


 デット島は日の出が見える川沿いと日が沈む川沿いにバンガロータイプの安宿が密集しどこまでも続いてるが、何の迷いもなく夕焼けマニアの俺はサンセット・サイドを選んだ。
 みな同じような造りで値段も大差はなく、どこもバンガロー内にベットがひとつ、電器とファンだけ。 
 なので、ここでの宿探しはとにかく眺望にこだわった。 


 メコン川を望み、島々を眺め、カンボジアを見やり、夕焼けを愛でる。


 これだけあれば何もいらない。  


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                バンガローから見下ろす眺め  


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                   4000景


    そして初日からいきなりシーパンドンの一番の目玉商品、クソきれいな夕焼け空   
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 島内は小さく、一歩メインから道を外れるとのどかな島暮らしが目に飛び込んできた。

 朝の散歩は少し肌寒いくらいだが、歩き回るにはちょうど良い気候、気が付くとどこまでも歩いてた。


 
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           ちょうど朝食の時間


 image     一日の始まりは牛乳から




















 image 子ブタの可愛さに胸を撃ち抜かれ、もう豚肉しか愛せなくなった



















 デット島のすぐ南にコーン島がある。

 フランス植民地時代に唯一造られた鉄道路線がこのふたつの島を繋げていた。


 
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            ○×ゲームのバツの方に飛び込んだ気がした


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            あいつがかつての鉄道橋


 二つの滝を持ち、川イルカウォッチングも出来るコーン島観光が人気で、気軽にレンタサイクルを借りて島内を巡れる。
 カヤックやチュービング、ビーチパーティー、BBQとアクティビティも豊富だ。

 ソンパミットの滝も、コーンパペンに負けず劣らず濁流感が半端ない。

 しかもここはあらゆるところから滝水が流れ落ちてくるので、どこの角度から見ても違った顔を見せる魅惑の激流で、壮大さに圧倒されるだけだ。  


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          雪崩落ちる水量がスゲェ 頑張れ未来のグランドキャニオン


 コーン島の南端にあるのがバーンハーンコーンって船着き場。

 目の前に広がるメコン途中からカンボジア領、この水域に川イルカが生息してるらしい。

 心踊る俺は早速ボートを貸し切って、イルカウォッチングをウキウキウォッチングしに河へと踊り出た。  

 5分も進むと、この界隈からもうカンボジア領内だと言う。  

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                     この辺りがカンボジア領内  


ボートに乗る際にカンボジア入国料として2$を支払っているので、奇しくもまたここに来ての、4カ国目・カンボジア入国。を果たす。

 
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               イルカ発見! シャッターが追いつかねぇつーの


 ボートの上から観察してるといるいる、遠目だがあちこちで背中や尻尾が見え隠れしてるよ。
 ジャンプしたり顔だして近づいてきたりとかはなかったけど、何頭も観れたし興奮したしでエキサイティングなボートトリップだった。

 帰りしなボートがメコンのど真ん中で岩にぶち当たって座礁した時はびっくりした。

 興奮冷めやらぬまま優雅なメコンを船上から眺めてたら突然、ガツンッて衝撃が加わりボートがいきなりストップして身体ごと前につんのめって跳ぶ、危ねぇぞ?おい。
 ライフジャケットなんか必要か?と常々思い、こういう時に着せらては流れで着てたけど、やっと今着ておくものなんだな、って実感したよ。


 シーパンドンでは日々ゆっくりと過ごした。

 眺めも良いし、寒くもないし、天気はイイし、居心地も悪くないし、何もない。  

 ひと昔前は電気も無い島だったらしいが、今はWi-Fiだって贅沢言わなけりゃ使えるくらいは便利だ。


            本物の夕焼け空    
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 バンビエンも絶景には違いないが、シーパンドンの方が180℃拡がる視界全部に絶景が飛び込んでくるので、俺はここのが好きになったな。

 
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            2色に分かれたスカイキャンパス  



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             よるのとばり


 ラオス旅、最後の滞在先、シーパンドン・デット島。

 ラオスは移動するたびに居心地の良い場所ばかりでうれしい限りだが、ラストに最高の場所を提供してくれるとは恐れいっだぜ。
 

   ここはまた絶対に来るな、俺。


 
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              ラブミカン


                      2014/12/22 From naokys! in Don Det


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naokys!

はじめまして!             
 旅好き、アジア好き、遺跡好き、神社仏閣好き、大道芸好き、パフォーマンス好き、民族音楽好き、倍音好き。

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