竹ハンモック
とうとうラオスの南の端までやって来たぜ。
宿から見える対岸の山々はもうカンボジアだ。
メコンの大河に4000もの小島が浮かぶここはシーパンドン。
その中にあるドン・デット( デット島 )という小さな島に俺はいる。
チャムパーサックを出た俺は、ボートとマイクロバスを乗り継いでナーカサンって港村までやって来た。
カンボジアから国境を越えてやってきた旅人や、これからデット島に渡る旅行者やらで、ナーカサンの一本道はツーリストとバスと乗り合いの車に埋め尽くされてる。
西洋人に人気のツーリスティックな島と化しているドンデットやドンコーンは、国境越えの疲れた身体や、南まで遥々やってきた疲労感をぬぐうにはうってつけの場所なのだ。
ここから渡し舟に乗ってドンデットなどの島に渡るのだが、俺は別の場所をひとつ観光しておきたかったから、みんなが向かう港とは逆方面に歩を進める。
川幅が広がりいくつもの島々を形成し、地盤の石灰岩を削り取り落差を生むと、その落差が濁流のように激しく流れる荒々しい滝となる。
いくつかある滝スポットがここシーパンドンの観光名所になっているのだ。 その中でも、メコン最大の水量を誇ると呼び名も高いコーン・パペンの滝へと繰り出した!
はしゃぐほど激流だ
全景 とにかく迫力だった
ここもワット・プーみたいに観光施設リゾートとして整備されて、滝を眺めるのに最適な展望台まで電気カートで送り迎えしてくれる
もちろん併設のカフェでのWi-Fiも利用可だぜ。
滝と言ったら何10mもの落差を落ちる一本の滝スジを思い浮かべてたけど、こういう濁流プラス激流が河を叩き落ちながら流れていく様を見るのも迫力があって面白い。
視界も開けてるし、いろんな岩の裂け目から落下する物凄い量の勢水には圧巻される以外にない。
1時間後、再びナーカサンへ戻るとあれほどいた旅行者が人っ子一人いなくなってんよ。
さっき着いた時間は、ちょうどバスなんかが到着する時間帯だったのか。
それじゃ、ひとりで悠々とボートに乗っていざデット島ですな!
先客は犬だけ
小島を抜けメコンを駆けて出発だ
島村のメインストリート 昼間は閑散としとるわい
デット島は日の出が見える川沿いと日が沈む川沿いにバンガロータイプの安宿が密集しどこまでも続いてるが、何の迷いもなく夕焼けマニアの俺はサンセット・サイドを選んだ。
みな同じような造りで値段も大差はなく、どこもバンガロー内にベットがひとつ、電器とファンだけ。
なので、ここでの宿探しはとにかく眺望にこだわった。
メコン川を望み、島々を眺め、カンボジアを見やり、夕焼けを愛でる。
これだけあれば何もいらない。
バンガローから見下ろす眺め
4000景
そして初日からいきなりシーパンドンの一番の目玉商品、クソきれいな夕焼け空
島内は小さく、一歩メインから道を外れるとのどかな島暮らしが目に飛び込んできた。
朝の散歩は少し肌寒いくらいだが、歩き回るにはちょうど良い気候、気が付くとどこまでも歩いてた。
ちょうど朝食の時間
一日の始まりは牛乳から
子ブタの可愛さに胸を撃ち抜かれ、もう豚肉しか愛せなくなった
デット島のすぐ南にコーン島がある。
フランス植民地時代に唯一造られた鉄道路線がこのふたつの島を繋げていた。
○×ゲームのバツの方に飛び込んだ気がした
あいつがかつての鉄道橋
二つの滝を持ち、川イルカウォッチングも出来るコーン島観光が人気で、気軽にレンタサイクルを借りて島内を巡れる。
カヤックやチュービング、ビーチパーティー、BBQとアクティビティも豊富だ。
ソンパミットの滝も、コーンパペンに負けず劣らず濁流感が半端ない。
しかもここはあらゆるところから滝水が流れ落ちてくるので、どこの角度から見ても違った顔を見せる魅惑の激流で、壮大さに圧倒されるだけだ。
雪崩落ちる水量がスゲェ 頑張れ未来のグランドキャニオン
コーン島の南端にあるのがバーンハーンコーンって船着き場。
目の前に広がるメコン途中からカンボジア領、この水域に川イルカが生息してるらしい。
心踊る俺は早速ボートを貸し切って、イルカウォッチングをウキウキウォッチングしに河へと踊り出た。
5分も進むと、この界隈からもうカンボジア領内だと言う。
この辺りがカンボジア領内
ボートに乗る際にカンボジア入国料として2$を支払っているので、奇しくもまたここに来ての、4カ国目・カンボジア入国。を果たす。
イルカ発見! シャッターが追いつかねぇつーの
ボートの上から観察してるといるいる、遠目だがあちこちで背中や尻尾が見え隠れしてるよ。
ジャンプしたり顔だして近づいてきたりとかはなかったけど、何頭も観れたし興奮したしでエキサイティングなボートトリップだった。
帰りしなボートがメコンのど真ん中で岩にぶち当たって座礁した時はびっくりした。
興奮冷めやらぬまま優雅なメコンを船上から眺めてたら突然、ガツンッて衝撃が加わりボートがいきなりストップして身体ごと前につんのめって跳ぶ、危ねぇぞ?おい。
ライフジャケットなんか必要か?と常々思い、こういう時に着せらては流れで着てたけど、やっと今着ておくものなんだな、って実感したよ。
シーパンドンでは日々ゆっくりと過ごした。
眺めも良いし、寒くもないし、天気はイイし、居心地も悪くないし、何もない。
ひと昔前は電気も無い島だったらしいが、今はWi-Fiだって贅沢言わなけりゃ使えるくらいは便利だ。
本物の夕焼け空
バンビエンも絶景には違いないが、シーパンドンの方が180℃拡がる視界全部に絶景が飛び込んでくるので、俺はここのが好きになったな。
2色に分かれたスカイキャンパス
よるのとばり
ラオス旅、最後の滞在先、シーパンドン・デット島。
ラオスは移動するたびに居心地の良い場所ばかりでうれしい限りだが、ラストに最高の場所を提供してくれるとは恐れいっだぜ。
ここはまた絶対に来るな、俺。
ラブミカン
2014/12/22 From naokys! in Don Det
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とうとうラオスの南の端までやって来たぜ。
宿から見える対岸の山々はもうカンボジアだ。
メコンの大河に4000もの小島が浮かぶここはシーパンドン。
その中にあるドン・デット( デット島 )という小さな島に俺はいる。
チャムパーサックを出た俺は、ボートとマイクロバスを乗り継いでナーカサンって港村までやって来た。
カンボジアから国境を越えてやってきた旅人や、これからデット島に渡る旅行者やらで、ナーカサンの一本道はツーリストとバスと乗り合いの車に埋め尽くされてる。
西洋人に人気のツーリスティックな島と化しているドンデットやドンコーンは、国境越えの疲れた身体や、南まで遥々やってきた疲労感をぬぐうにはうってつけの場所なのだ。
ここから渡し舟に乗ってドンデットなどの島に渡るのだが、俺は別の場所をひとつ観光しておきたかったから、みんなが向かう港とは逆方面に歩を進める。
川幅が広がりいくつもの島々を形成し、地盤の石灰岩を削り取り落差を生むと、その落差が濁流のように激しく流れる荒々しい滝となる。
いくつかある滝スポットがここシーパンドンの観光名所になっているのだ。 その中でも、メコン最大の水量を誇ると呼び名も高いコーン・パペンの滝へと繰り出した!
はしゃぐほど激流だ
全景 とにかく迫力だった
ここもワット・プーみたいに観光施設リゾートとして整備されて、滝を眺めるのに最適な展望台まで電気カートで送り迎えしてくれる
もちろん併設のカフェでのWi-Fiも利用可だぜ。
滝と言ったら何10mもの落差を落ちる一本の滝スジを思い浮かべてたけど、こういう濁流プラス激流が河を叩き落ちながら流れていく様を見るのも迫力があって面白い。
視界も開けてるし、いろんな岩の裂け目から落下する物凄い量の勢水には圧巻される以外にない。
1時間後、再びナーカサンへ戻るとあれほどいた旅行者が人っ子一人いなくなってんよ。
さっき着いた時間は、ちょうどバスなんかが到着する時間帯だったのか。
それじゃ、ひとりで悠々とボートに乗っていざデット島ですな!
先客は犬だけ
小島を抜けメコンを駆けて出発だ
島村のメインストリート 昼間は閑散としとるわい
デット島は日の出が見える川沿いと日が沈む川沿いにバンガロータイプの安宿が密集しどこまでも続いてるが、何の迷いもなく夕焼けマニアの俺はサンセット・サイドを選んだ。
みな同じような造りで値段も大差はなく、どこもバンガロー内にベットがひとつ、電器とファンだけ。
なので、ここでの宿探しはとにかく眺望にこだわった。
メコン川を望み、島々を眺め、カンボジアを見やり、夕焼けを愛でる。
これだけあれば何もいらない。
バンガローから見下ろす眺め
4000景
そして初日からいきなりシーパンドンの一番の目玉商品、クソきれいな夕焼け空
島内は小さく、一歩メインから道を外れるとのどかな島暮らしが目に飛び込んできた。
朝の散歩は少し肌寒いくらいだが、歩き回るにはちょうど良い気候、気が付くとどこまでも歩いてた。
ちょうど朝食の時間
一日の始まりは牛乳から
子ブタの可愛さに胸を撃ち抜かれ、もう豚肉しか愛せなくなった
デット島のすぐ南にコーン島がある。
フランス植民地時代に唯一造られた鉄道路線がこのふたつの島を繋げていた。
○×ゲームのバツの方に飛び込んだ気がした
あいつがかつての鉄道橋
二つの滝を持ち、川イルカウォッチングも出来るコーン島観光が人気で、気軽にレンタサイクルを借りて島内を巡れる。
カヤックやチュービング、ビーチパーティー、BBQとアクティビティも豊富だ。
ソンパミットの滝も、コーンパペンに負けず劣らず濁流感が半端ない。
しかもここはあらゆるところから滝水が流れ落ちてくるので、どこの角度から見ても違った顔を見せる魅惑の激流で、壮大さに圧倒されるだけだ。
雪崩落ちる水量がスゲェ 頑張れ未来のグランドキャニオン
コーン島の南端にあるのがバーンハーンコーンって船着き場。
目の前に広がるメコン途中からカンボジア領、この水域に川イルカが生息してるらしい。
心踊る俺は早速ボートを貸し切って、イルカウォッチングをウキウキウォッチングしに河へと踊り出た。
5分も進むと、この界隈からもうカンボジア領内だと言う。
この辺りがカンボジア領内
ボートに乗る際にカンボジア入国料として2$を支払っているので、奇しくもまたここに来ての、4カ国目・カンボジア入国。を果たす。
イルカ発見! シャッターが追いつかねぇつーの
ボートの上から観察してるといるいる、遠目だがあちこちで背中や尻尾が見え隠れしてるよ。
ジャンプしたり顔だして近づいてきたりとかはなかったけど、何頭も観れたし興奮したしでエキサイティングなボートトリップだった。
帰りしなボートがメコンのど真ん中で岩にぶち当たって座礁した時はびっくりした。
興奮冷めやらぬまま優雅なメコンを船上から眺めてたら突然、ガツンッて衝撃が加わりボートがいきなりストップして身体ごと前につんのめって跳ぶ、危ねぇぞ?おい。
ライフジャケットなんか必要か?と常々思い、こういう時に着せらては流れで着てたけど、やっと今着ておくものなんだな、って実感したよ。
シーパンドンでは日々ゆっくりと過ごした。
眺めも良いし、寒くもないし、天気はイイし、居心地も悪くないし、何もない。
ひと昔前は電気も無い島だったらしいが、今はWi-Fiだって贅沢言わなけりゃ使えるくらいは便利だ。
本物の夕焼け空
バンビエンも絶景には違いないが、シーパンドンの方が180℃拡がる視界全部に絶景が飛び込んでくるので、俺はここのが好きになったな。
2色に分かれたスカイキャンパス
よるのとばり
ラオス旅、最後の滞在先、シーパンドン・デット島。
ラオスは移動するたびに居心地の良い場所ばかりでうれしい限りだが、ラストに最高の場所を提供してくれるとは恐れいっだぜ。
ここはまた絶対に来るな、俺。
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